火山研究解説集:有珠火山
火山研究解説集:有珠火山 by 産業技術総合研究所・地質調査総合センター
- 有珠山からみた昭和新山の様子
- まえがき
火山解説集:有珠火山では,地質・地球物理・地球化学の各分野で,主に産総研の職員が取り組んできた課題が整理されています.どのような問題意識で取り組み,何が明らかになったかを記述することによって,産総研で行っている研究の位置づけを明確にすることを目的にしています.その過程で,これまで得られた地質・地球物理・地球化学データをまとめるとともに,それらのデータをどう読めばどのような情報が得られるかを解説しています.
火山活動の将来予測のためには,火山現象のモデル化が必須です.火山現象を理解するためには,様々な手法を用いて観測データを取得し,それから現象の理解に役立つ情報を抽出しなければなりません(そのため火山学は様々な学問分野によって成り立っています).火山研究解説集の狙いのひとつは,様々な学問分野の手法を駆使して得られた成果を統合することによって,火山現象のモデル化を進め,火山という研究対象に対する理解をさらに深めることにあります.
編集体制等
著者: 東宮昭彦・松島喜雄・篠原宏志・宮城磯治・浦井 稔・佐藤 努
引用例: 東宮昭彦・松島喜雄・篠原宏志・宮城磯治・浦井 稔・佐藤 努(2012)火山研究解説集:有珠火山.産総研地質調査総合センター,URL:https://gbank.gsj.jp/volcano/Act_Vol/usu/vr/index.html
システム設計・データ編集: 宮城磯治
Debian GNU/LinuxとMediawikiを用いて,ウィキペディアとほぼ同じ執筆環境を,産業技術総合研究所内に設置されたサーバーに整え,パスワードによりこのウィキの編集を著者と管理人のみに制限しました.このウィキの中に,目次と空のページ群を作成しました.著者らは,数回の打ち合わせを経て互いの情報を組み合わせた上で,担当するページを執筆しました.執筆後の原稿は地質調査総合センター内で回覧され,様々な不具合の修正が行われました.最後に,Mediawiki 1.6.10が出力したデータをPerlスクリプトを用いてハイパーテキストに変換しました.なお,ご覧のページにはメディアウィキのスタイルシートとジャバスクリプトが使われておりますので,GPLにもとづきそれらのソースを公開します→ [1], [2], [3], (スタイルシートのみ,宮城が一部改変).
動作環境:
ハイパーテキストの動作試験を行った環境は以下のとおり Windows XP ---> Internet Explorer 6, FireFox 2 Macintosh OSX ---> Safari 2, Safari 3, FireFox 2, Camino 2, OmniWeb 5, Shiira 2 Linux (Debian/GNU) ---> Epiphany 2, FireFox 2, w3m 0.5
内容修正に協力していただいた方(敬称略):
石戸恒雄・及川輝樹・大石雅之・風早康平・川辺禎久・菊地恒夫・北川有一・下司信夫・斎藤元治・佐藤 功・高田 亮 ・宝田晋治・當舎利行・西 祐司・星住英夫・松岡昌志・山元孝広