用語の解説

カテゴリ別

カテゴリで抽出した用語の解説です。

テクトニクス

液状化

地下水を豊富に含んだ地層が、地震の揺れによって液体のように流れやすくなる現象。特に粒の揃った砂の層で起こりやすいと言われています。

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海溝型地震

海溝やトラフなどのプレートの沈み込み境界で発生する地震。地震の規模が大きく、広域的に強い地震動と、ときに大きな津波を発生させます。発生間隔が内陸地震より短いという特徴もあります。

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活断層

過去に繰り返し活動し、今後も活動する可能性のある断層を活断層と呼びます。過去の活動の発生間隔を調べることが重要になります。

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クリッペ

ナップが侵食されると、山の頂部だけ全く別の地層が残ることがあります。これをクリッペといいます。ドイツ語で崖を表します。

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広域応力場

3次元的に見て、地層にどのような力が加わっているかを示すもので、水平方向を基準にして押されていれば圧縮応力場、引っ張られていれば引張応力場といいます。

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沈み込み帯

地球表面を構成するプレートのうち、大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込んでいる場所を沈み込み帯といいます。沈み込み帯では活発な火山活動や地震が起こることが知られています。日本列島はユーラシアプレートと太平洋・フィリピン海プレートとの間の沈み込み帯に位置しています。

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褶曲

地層が波打つように変形していることを褶曲といいます。

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地震断層

過去に地震を起こしたことのある断層のうち、地表を変位させたことが分かっている断層。地下で動いて地震を起こしても、地表に達しなかった断層は震源断層と呼びます。

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条線

地層面や断層面に見られる線構造で、運動方向を示すと考えられています。

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断層

地層や岩体がある面で割れてそれに沿って動いたとき,この面を断層といいます.断層では地層や岩体が食い違って見えます.

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撓曲

断面形状がS字型をなす褶曲のこと。断層活動が起きたときに、地表付近の軟らかい地層の場合は断ち切られずに変形し、撓曲を形成することがよくあります。

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内陸型地震

陸域や沿岸海域の断層活動が原因で発生する地震。約20 kmまでの深さで発生します。地震の規模は海溝型地震より小さいことが一般的ですが、震源近くでは強い揺れを伴うことから、都市域で発生すると大きな被害を生じます。

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ナップ

低角度の逆断層運動により、遠く離れた地域の地層が、別の地域の地層の上に重なるようになった構造をナップといいます。ナップはフランス語でテーブルクロスを表します。ドイツ語でデッケと呼ぶこともあります。

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フェンスター

ナップが侵食されると、ナップの下にある地層が谷の一部分だけに顔を出すことがあります。これをフェンスターと呼びます。ドイツ語で窓を表します。

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モーメントマグニチュード

マグニチュードとは地震の規模を示す基準で、いくつかの種類があります。気象庁の通常発表するマグニチュードは、地震計のデータから素早く計算できるメリットがありますが、巨大地震になると規模を小さく見積もりがちになる傾向があります。このため、巨大地震には計算に時間はかかりますが、より実態を表せるモーメントマグニチュードを用いることがあります。

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リニアメント

地表に現れた直線的な地形をリニアメントと呼びます。リニアメントの原因は、例えば断層による変位であったり、性質の異なる地層の境界であったりします。

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