用語の解説

五十音順

五十音順に並べた用語の解説です。

ら行

リニアメント

地表に現れた直線的な地形をリニアメントと呼びます。リニアメントの原因は、例えば断層による変位であったり、性質の異なる地層の境界であったりします。

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隆起礁成堆積物

もともとは浅海で形成された礁成堆積物が、海水面の低下あるいは形成された基盤の上昇のために、離水した(常に空気中にさらされるようになった)ものをいいます。完新世の離水したサンゴ礁をとくに離水サンゴ礁と呼びます。

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流紋岩

マグマが急速に冷えてできた岩石のうち、白っぽい石またはガラス質の石。シリカを多く含み、鉄やマグネシウムは少ないという特徴があります。しばしば流理と呼ばれる縞模様が見られます。

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流理

火成岩に見られる縞模様で、マグマの噴出時に結晶が配列したり、気泡が流動中に引き延ばされたり、温度の違うマグマが混合しててできると考えられています。

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緑色岩

緑色岩は苦鉄質火成岩を起源とする弱変成岩で、特に付加体の中に多く見られます。これらの多くは海底火山から噴出した玄武岩類で、熱水変質作用を受けてもとの鉱物が変成鉱物にかわったものです。

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緑色片岩

主に玄武岩などの苦鉄質火成岩を起源とする結晶片岩で、広域変成作用を受けてできる岩石です。片理が発達し、縞模様がきれいなため、しばしば庭石として利用されています。

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礫岩

堆積岩の一種で、礫(粒径2mm以上の砕屑物)を多く含む岩石。礫の隙間は通常、砂や泥で充填されています。特に角ばった礫ばかりを含むときは、角礫岩といいます。

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礫質

変成岩の接頭辞の場合、もともと堆積岩の礫岩であったものが、熱や圧力を受けることによって変成したことを意味します。

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漣痕,リップル

堆積物の表面にできる波状の凹凸模様を漣痕またはリップルといいます。一方向に流れる水流によってできるものをカレントリップル、波のように往復する流れによってできるものをウェーブリップルと呼びます。

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ローム

火山から噴出した火山砕屑物を主体とした風成堆積物をさし、風化火山灰層とも呼ばれます。日本では偏西風の影響のため、火山の東側にあたる地域で厚く発達しています。本来ロームは、粒度組成によって分類した土壌1区分のひとつで、砂、シルト、粘土がほどよく混じり合った堆積物をさしました。シルトと粘土を合わせた割合が25%〜40%程度で、粘性が高いのが特徴です。東京近郊の火山砕屑物起源の風成堆積物は、物理的性質がロームに似ているので関東ロームと呼ばれ、それから転じて、地質学では、火山砕屑物が風化したものをロームと呼ぶようになりました。

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