火山研究解説集:薩摩硫黄島 (産総研・地質調査総合センター作成)
薩摩硫黄島火山
硫黄島を東側から撮影.手前の大きな山体が硫黄岳(703m)で,その山頂火口から火山ガスが放出されています.硫黄岳の左の緑色の小さな円錐形の山体が約3000年前の噴火で形成された稲村岳(236m)で,両方とも後カルデラ火山です.稲村岳の奥に,先カルデラ期の火山活動で形成された長浜溶岩流と矢筈岳火山(348m)がみえます.海岸近くの海域では,海に流出した温泉が海水と混合し,白色や茶褐色の変色海水が生じています.
写真撮影:川辺禎久.
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