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 産業技術総合研究所 地質調査総合センター 活断層・火山研究部門
解 説 資 料
地下水総合観測ネットワーク【概要】

地下水等総合観測-地震直前予知を目指して-

地下水観測-東海地震予知を目指して-
南海〜東南海地震のための地下水観測
紀伊半島〜四国周辺の地下水等観測施設の整備

「日本沈没」から生まれた研究者!?地下水は地震の情報屋!?

南海〜東南海地震のための地下水観測
南海地震と東南海地震
南海・東南海地震については、約1300年間で9回の地震の記録が残っています。 最も古い記録は684年の白鳳南海地震のもので、日本最古の正史・日本書紀の中にみられます。 最近4 回の発生間隔は約90〜150年です。政府の地震調査委員会により、今後30年間の地震の発生確率が公表されており、南海地震で50%程度、東南海地震で60%程度となっています。

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南海・東南海地震前後の地下水変化

南海地震や東南海地震が発生した後に、道後温泉と湯峯温泉の湧出が止まったり、減ったという記述が古文書などにみられます。9回の南海・東南海地震のうち、道後温泉では4回、湯峯温泉では5回、湧出が止まるか、減ったという報告がなされています。
また、海上保安庁から出版された南海大地震調査報告(1948)のなかで、1946年南海地震の前に、地下水位の低下、温泉湯量の減少や地下水が濁った井戸が合計15か所あったことが示されています。 さらに、その中で「地震前の地下水位低下が古来から言い伝えられており、古老などにより避難準備のなされたところもあった」といった記述が見られます。 古文書にも1854年南海地震の前にも井戸が枯れたという記述があることから、私たちは、南海地震前の地下水位低下という現象は再現性があると考えています。

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新規観測井の設置

産業技術総合研究所ではこれまで、地下水観測による東海地震の予知研究を30年余り継続し、成果を挙げてきました。この成果を南海・東南海地震の予測研究に生かすために、2007 年度は和歌山県田辺市本宮町および三重県熊野市に観測井を設置し、地下水・地殻歪の観測を開始しました。 今後、南海・東南海地震の想定震源域の周辺で観測点を順次設置する計画を進めていきます。


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2009年3月現在、以下の12か所で地下水位、地下水温、歪などの観測を開始しました。
各観測点の説明資料最新データのグラフを見ていただくことが可能です。
               
No. 観測井 観測項目 観測資料 観測データ
N1 豊田神殿
(旧:豊田下山)
地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計  PDF説明資料 最新データ
N2 松坂飯高
(旧:飯高赤桶)
地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計  PDF説明資料 最新データ
N3 紀北海山
(旧:海山)
地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計、GPS  PDF説明資料 最新データ
N4 熊野磯崎
(旧:井内浦)
地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計、GPS PDF説明資料 最新データ
N5 田辺本宮
(旧:本宮三越)
地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計、GPS PDF説明資料 最新データ
N6 串本津荷 地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計  PDF説明資料 最新データ
N7 阿南桑野 地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計、GPS PDF説明資料 最新データ
N8 室戸岬
(旧:室戸)
地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計 PDF説明資料 最新データ
N9 高知五台山
(旧:高知市)
地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計  PDF説明資料 最新データ
N10   松山南江戸
(旧:松山)
地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計、GPS PDF説明資料 最新データ
N11 西予宇和
(旧:宇和)
地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計  PDF説明資料 最新データ
N12  土佐清水松尾
(旧:土佐清水)
地下水位、水温、歪、地震計、傾斜計、GPS PDF説明資料 最新データ