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 産業技術総合研究所 地質調査総合センター 活断層・火山研究部門
解 説 資 料
地下水総合観測ネットワーク【概要】

地下水等総合観測-地震直前予知を目指して-
地下水観測-東海地震予知を目指して-
南海〜東南海地震のための地下水観測

紀伊半島〜四国周辺の地下水等観測施設の整備

「日本沈没」から生まれた研究者!?地下水は地震の情報屋!?

地下水等総合観測 −地震直前予知を目指して−

 地震直前予知を目指して
産総研( 産業技術総合研究所 )では、地震予知を目的とした地下水観測・研究を続けています。
下図(図1)
図1


産総研ではこれまで30年以上にわたり、想定東海地震の震源域周辺で深さ100〜1,000mの深井戸の地下水位の変化を観測してきました。
右図(図2)
図2

図3

東海地震の直前には、前兆すべり(震源域の周辺で発生するゆっくりすべり)に伴う地盤の歪が進行し、それが地下水位の変化を引き起こすと期待されています。
左図(図3)


こうした地下水位の変動観測から東海地震の前兆現象を捉えることを目指しています。産総研の地下水観測データは、東海地震の地震予知体制の一部として組み込まれており、リアルタイムで気象庁に転送され常時監視されています。産総研では、前兆すべりモデルに基づいたシミュレーションによって「東海地震直前に、数mm〜数十cm地下水位が変化する可能性がある」と予測しています。 上図(図2)
これまでいくつかの小規模な地震では地震活動に関連する地下水位の変化を捉えることに成功しました。
右図(図4)
図4


また近い将来の発生が危惧されている東南海・南海地震でも、過去の同タイプの地震において,地震の直前に周辺で地下水や温泉に異常が見られたことが知られています。そこで、産総研では平成18年度以降、四国〜紀伊半島周辺に新規観測井を順次展開し、地下水観測や地殻歪観測等による東南海・南海地震予測のための研究を進めています。下図(図5)

図5