姶良カルデラ入戸火砕流堆積物分布図 解説目次
1:はじめに
2:姶良カルデラと姶良入戸噴火の概要
3:入戸火砕流堆積物
4:入戸火砕流堆積物及び姶良Tn火山灰の復元分布と噴出量推定
5:謝辞・協力・出典 / 引用文献
6:Abstract
付図
前を読む
次を読む
付図 - 入戸火砕流堆積物及び関連する噴出物の代表的な露頭写真 - 11

付図11 遠方に分布する姶良Tn火山灰
(a) 鹿児島県南種子町島間横峯(しままよこみね)遺跡(30°26′39′′N, 130°52′24′′E)
層厚約20 cm.姶良カルデラから約135 km地点. 下位に細粒軽石と遊離結晶から構成される大隅降下軽石を伴う.
2020年撮影.
(b) 鹿児島県徳之島町手々(てて)(27°52′57.6′′N, 128°54′58.3′′E)
層厚約10 cm.姶良カルデラから約450 km地点. 上位に硫黄鳥島由来のテフラが認められる.
2018年撮影.
(c) 東京都八丈町末吉(すえよし)(33°05′48.5′′N, 139°51′9.7′′E)
層厚約5 cm.姶良カルデラから約875 km地点. 八丈島西白雲山火山から噴出した末吉テフラ群に挟在される.
2005年撮影.
(d) 群馬県高崎市下里見町(36°21′17.9′′N, 138°54′38.9′′E)
層厚約4 cm.姶良カルデラから約920 km地点. 上位は浅間山由来の噴出物である浅間室田軽石(As-MP)と板鼻(いたばな)褐色軽石群(As-Bps)に覆われる.
2007年撮影.