火山研究解説集:薩摩硫黄島 (産総研・地質調査総合センター作成)


土壌CO2高放出量地点

矢筈岳山麓の土壌CO2の放出量の多い場所(図:土壌ガス経由での火山性CO2放出量の分布のAで示されている地域) .中央の人物の左側の一体の草が枯れており,その中央部は灰色の変質帯が分布します.写真では判りにくいですが,周囲は草が生い茂っており,枯れている場所はCO2が放出されている場所に限られています.変質帯は粘土状に変質しており,地中温度は80度を超える部分があり,高CO2の放出が熱放出に伴われていることを示しています.

撮影:2002年11月,篠原宏志.

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