火山研究解説集:薩摩硫黄島 (産総研・地質調査総合センター作成)


山頂高温噴気孔分布図

高温噴気地帯は山頂火口の縁(灰色の破線)に沿って分布しています.竪穴状火孔は1997年に生じ,1997年(青色の線),2001年(緑色の線),2003年(黄色の線),2006年(赤色の線)のように拡大しました.竪穴状火孔の成長により南西部の釜の口および中央部の大鉢奥噴気地帯は崩落し消滅しました.火口縁南部の赤い線は1996年に生じた地表の割れ目の分布を示しています.