火山研究解説集:薩摩硫黄島 (産総研・地質調査総合センター作成)

平家城にみられる後カルデラ期のテフラ層

後カルデラ火山の活動に伴う降下テフラは,薩摩硫黄島で厚く,竹島で薄く,分布しています.薩摩硫黄島の後カルデラ期降下テフラは,ほぼ中央部を占める稲村岳から噴出した玄武岩質テフラで大きく3つのグループに区分できます.Kawanabe and Saito(2002)はこれらを下位からK-Sk-l,K-In,K-Sk-uと命名し,さらに腐食土壌層により,K-Sk-lを2つ(K-Sk-l-1とK-Sk-l-2),K-Inを2つ(K-In-1とK-In-2),K-Sk-uを4つ(K-Sk-u-1からK-Sk-u-4)に区分しました.

2006年10月に斎藤元治が撮影.

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