火山研究解説集:薩摩硫黄島 (産総研・地質調査総合センター作成)


1996年山頂火口底全景

火口底の広い範囲が高温変質により灰色の砂状〜灰状に変化しています.灰色に見える範囲では地中温度は500℃を超えています.中央部に擂り鉢状の火孔が存在し,その左側には3個の直径1m程度の白い岩塊が見えます.火山ガスは火口底の広い範囲から放出されています.

撮影は篠原宏志,1996年10月.