桜島火山地質図 解説目次
1:まえがき - 桜島周辺の地質 - 桜島火山の概観
2:歴史時代の噴火
3:火山活動と地形
4:山体の侵蝕 - 一回の噴火と大噴火の繰り返し
5:桜島火山の岩石 - 活動の監視観測 - 将来の活動の予測
6:謝辞 - 文献
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6:謝辞 - 文献
謝辞
本図の作成にあたり,京都大学防災研究所桜島火山観測所加茂幸介教授から種々の御教示を項いた.また故山口鎌次博士の地質図原図を参考とするため,同博士の御遺族にお世話になった.記して深く感謝する.
文献
この火山地質図は福山(1978)の地質図を空中写真判読の結果と山口鎌次(1975)とを参考として一部修正したものである.南東隅の大隅半島の部分については小林ほか(1977)中の地質図を一部簡略化して引用した.桜島火山の活動及び観測・予知についての現況については加茂(1978)にまとめられている.また桜島火山に関する研究報文のリストも福山(1978)にのせられているので,それらを参照して頂きたい.ここには学術誌中の文献は以下のみを示し,ほかに一般書店で入手できる参考書をあげておく.
学術誌
福山博之(1978) 桜島火山の地質.地質学雑誌, vol. 84, p. 309-316.
加茂幸介(1978) 桜島における噴火の前駆現象と予測.火山,2集,vol. 23, p. 53-64.
小林哲夫・岩松暉・露木利貞(1977) 姶良カルデラ壁の火山地質と山くずれ災害.鹿児島大学理学部紀要(地学・生物学),no. 10, p. 53-73.
西 潔(1981)桜島火山に発生するやゝ深い地震の発生機構.京都大学防災研究所年報,no. 21, B-1, p. 145-152.
山口鎌次(1975)桜島火山の研究,鹿児島湾周縁地城及び桜島火山の地質学並びに岩石学的研究.日本地学教育学会,東京,128p.
一般的参考書
市坪 弘(1978)火山灰に生きる,桜島の人間記録.中公新書,中央公論社,東京,213p.
町田 洋(1977)火山灰は語る,火山と平野の自然史.蒼樹書房,東京,324p.
村山 磐(1977)日本の火山災害,記録による性格調べ.ブルーバックス,講談社,東京,206p.