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地質用語
分類:[堆積岩]
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用語解説@id
崖錘堆積物崖や急斜面から崩落した岩屑類が、その斜面の下部に堆積したもの。半円錐状を呈した地形を形成します。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/talus
珪質シルト岩陸から離れた海では、例えば珪藻や放散虫などのプランクトンの殻だけが堆積しており、長い年月をかけて珪藻または放散虫軟泥がつくられます。これが続成作用を受けると、珪藻質シルト岩、珪質シルト岩、チャートと次第に硬い石に変わっていきます。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/siliceous_siltstone
頁岩シルトや粘土を主体とする泥岩のうち、特に薄く剥離しやすい性質の岩石。剥離面はふつう堆積面と一致しています。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/shale
互層性質の異なる地層が、交互に繰り返し堆積している地層を互層といいます。砂岩と泥岩の繰り返しならば砂岩泥岩互層と呼び、どちらか一方が卓越する場合は"砂岩優勢"砂岩泥岩互層などと呼びます。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/alternation
砕屑岩脈通常の岩脈が火成岩からできているのに対し、砕屑物からなる岩脈を砕屑岩脈と呼びます。地層面に対して調和的な場合は砕屑岩床と呼びます。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/clastic_dike
砂岩堆積岩の一種で、砂(粒径が1/16~2mmの砕屑物)が集まって固結した岩石。肉眼でも粒子の区別がつきます。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/sandstone
砂岩層砂が堆積してできた地層のこと。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/sandstone_bed
砂岩優勢砂岩泥岩互層砂と泥が繰り返し堆積する地層(砂岩泥岩互層)のうち、砂岩層の占める割合が泥岩層のそれより高いものを指します。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/alternating_beds_of_predominant_sandstone_and_mudstone
砂岩優勢層堆積岩のうち、全体に占める砂岩層の割合が高いものを指します。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/predominant_sandstone_bed
石灰岩堆積岩の一種で、方解石、あられ石など、炭酸カルシウム (CaCO3) を50重量%以上含むもの。サンゴや貝殻など生物遺骸が集積したり、蒸発などによって炭酸カルシウムが無機的に沈殿することによって形成されます。鉱業資源としては石灰石と呼ばれています。熱帯~亜熱帯の浅い海で形成されることが多いです。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/limestone
タービダイト混濁流から形成される堆積物を、一般にタービダイトと呼びます。タービダイトは、流れの種類、流れた距離などによって、形成される堆積物が変化するため、堆積実験などでよく研究されています。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/turbidite
堆積岩類堆積物が続成作用を受け固結した岩石。地球表層を広く覆い、多くの場合、地層を形成します。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/sedimentary_rock
堆積物岩石片や鉱物、生物遺骸、火山噴出物などが水、風、氷河などによって運搬され、特定の場所に積み重なったものをいいます。通常、未固結のものを指し、固結した堆積岩と区別します。未固結の堆積物とそれらが固結した堆積岩の総称としても使われます。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/deposit
段丘礫層段丘を構成している礫層。特に大きな河川の流域に見られる河成段丘では、堆積物の大部分を段丘礫層が占めています。一般に、礫の大きさや形は場所によって変化します。表層部では風化して軟らかくなっていることがあり、クサリ礫とよばれています。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/terrace_deposit
チャート堆積岩の一種で、二酸化珪素(SiO2)を90%以上含むもの。緻密で非常に硬く、割れ目は鋭いです。層状、塊状、ノジュール状のものがありますが、日本の付加コンプレックスでは層状のものがよく見られます。層状チャートは、放散虫など微生物の遺骸が大陸から遠く離れた深海底で堆積した遠洋性堆積物と考えられています。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/chert
泥岩堆積岩の一種、泥(粒径が1/16mm以下の砕屑物)が集まって固結した岩石。肉眼では粒子の区別がつかないほど細粒です。粒子の大きさによりシルト岩(粒径が1/256mm~1/16mmの粒子からなる)、粘土岩(粒径が1/256mm以下の粒子からなる)に区分することもあります。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/mudstone
泥岩優勢砂岩泥岩互層砂と泥が繰り返し堆積する地層(砂岩泥岩互層)のうち、泥岩層の占める割合が砂岩層のそれより高いものを指します。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/alternating_beds_of_predominant_mudstone_and_sandstone
泥岩優勢層堆積岩のうち、全体に占める泥岩層の割合が高いものを指します。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/predominant_mudstone_bed
泥炭層植物の遺骸が腐敗や分解せずに残ったものを泥炭といい、常に水の滞留する湿地にできます。泥炭は例えば釧路湿原や尾瀬湿原のような沼沢地にできるものと、河川の後背湿地にできるものがあります。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/peat_layer
等量砂岩泥岩互層砂と泥が繰り返し堆積する地層(砂岩泥岩互層)のうち、砂岩層と泥岩層の割合が同程度のものを指します。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/alternating_beds_of_equal_amount_of_sandstone_and_mudstone
氷河堆積物氷河が重力や圧力によってゆっくりと流動する際、氷河の下部や側面の岩盤が侵食・運搬されることによってできた堆積物が氷河堆積物です。氷河とは、複数年にわたって氷や雪が堆積し、万年雪が圧縮することでできた巨大な氷の塊をいいます。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/glacier_deposits
付加体大陸プレートと海洋プレートの接する場所にできる、くさび形の断面をもつ地質体を付加体といいます。海洋プレートが沈み込む際に、その表層部が大陸プレート側にはぎ取られてできると考えられています。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/accretionary_prism
隆起礁成堆積物もともとは浅海で形成された礁成堆積物が、海水面の低下あるいは形成された基盤の上昇のために、離水した(常に空気中にさらされるようになった)ものをいいます。完新世の離水したサンゴ礁をとくに離水サンゴ礁と呼びます。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/raised_reefal_deposits
流紋岩マグマが急速に冷えてできた岩石のうち、白っぽい石またはガラス質の石。シリカを多く含み、鉄やマグネシウムは少ないという特徴があります。しばしば流理と呼ばれる縞模様が見られます。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/rhyolite
礫岩堆積岩の一種で、礫(粒径2mm以上の砕屑物)を多く含む岩石。礫の隙間は通常、砂や泥で充填されています。特に角ばった礫ばかりを含むときは、角礫岩といいます。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/conglomerate
ローム火山から噴出した火山砕屑物を主体とした風成堆積物をさし、風化火山灰層とも呼ばれます。日本では偏西風の影響のため、火山の東側にあたる地域で厚く発達しています。本来ロームは、粒度組成によって分類した土壌1区分のひとつで、砂、シルト、粘土がほどよく混じり合った堆積物をさしました。シルトと粘土を合わせた割合が25%~40%程度で、粘性が高いのが特徴です。東京近郊の火山砕屑物起源の風成堆積物は、物理的性質がロームに似ているので関東ロームと呼ばれ、それから転じて、地質学では、火山砕屑物が風化したものをロームと呼ぶようになりました。https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/loam