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地質用語
ローム(ろーむ) / loam
項目内容
用語ローム
wordloam
解説火山から噴出した火山砕屑物を主体とした風成堆積物をさし、風化火山灰層とも呼ばれます。日本では偏西風の影響のため、火山の東側にあたる地域で厚く発達しています。本来ロームは、粒度組成によって分類した土壌1区分のひとつで、砂、シルト、粘土がほどよく混じり合った堆積物をさしました。シルトと粘土を合わせた割合が25%~40%程度で、粘性が高いのが特徴です。東京近郊の火山砕屑物起源の風成堆積物は、物理的性質がロームに似ているので関東ロームと呼ばれ、それから転じて、地質学では、火山砕屑物が風化したものをロームと呼ぶようになりました。
@idhttps://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/loam
分類
項目@id
堆積岩https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/category/sedimentary
関連画像
項目内容
タイトルローム
画像
解説関東地方には「関東ローム層」と呼ばれる風成層が厚く堆積しています。ロームは火山灰や大陸起源の風成塵(例えば黄砂など)、腐植(植物の遺骸)などからできています。この場所では見られませんが、多くの場所で上を覆っている黒ボク土の黒色に対して、一般に赤褐色を呈するので「赤土」とも呼ばれています。
撮影場所栃木県那須烏山市曲畑
ウェブサイトhttps://gbank.gsj.jp/geowords/picture/photo/loam.html
@idhttps://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/image/53