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地質用語
付加体(ふかたい) / accretionary prism
項目内容
用語付加体
wordaccretionary prism
解説大陸プレートと海洋プレートの接する場所にできる、くさび形の断面をもつ地質体を付加体といいます。海洋プレートが沈み込む際に、その表層部が大陸プレート側にはぎ取られてできると考えられています。
@idhttps://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/accretionary_prism
分類
項目@id
堆積岩https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/category/sedimentary
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項目内容
タイトル付加体
画像
解説海洋プレートは海洋地殻とその下のマントルの一部からなります。海洋地殻は、海嶺で噴出した玄武岩溶岩の上に、深海堆積物や海山を載せています。これらの一部は海洋プレートが沈み込むときに、海溝にたまった土砂とともに大陸側に押しつけられ、はぎ取られてしまいます。これを付加作用といい、はぎ取られた地質体を「付加体」といいます。
ウェブサイトhttps://gbank.gsj.jp/geowords/picture/illust/accretionary_prism.html
@idhttps://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/image/88
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項目内容
タイトル付加体の成長
画像
解説付加体と呼ばれる地層は、海洋プレートの上に堆積した地層が、海溝から沈み込むときに引きはがされてできます。そのときに逆断層が形成されるため、付加体には多数の逆断層が存在します。海洋プレートは付加体の下位を沈み込むため、付加体は下部ほど最近引きはがされたもの、すなわち下ほど新しくなります。地表に露出した古い時代の付加体の地質図には、多数の逆断層が描かれています。
ウェブサイトhttps://gbank.gsj.jp/geowords/picture/illust/growth_of_accretionary_complex.html
@idhttps://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/image/98