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高松岳 ________ Takamatsu Dake
火山番号 | D42 |
火 山 名 | 高松岳 |
読 み | たかまつだけ |
地 域 | 本州(東北) |
旧番号(第四紀火山DB)* | 134 |
火山番号 ** | D42 |
凡例記号 ** | Q2a |
主な活動期 | 中期更新世(チバニアン期) |
活動年代・最新活動年 *** | 約30万~20万年前 |
火山の型式・構造 | 複成火山 |
卓越する岩質 | 珪長質 |
主な岩石 **** | デイサイト |
所 在 地(都道府県) | 秋田: 地理院地図(GSI Maps) |
1/20万地勢図(国土地理院) | 新庄 |
1/5万地形図(国土地理院) | 秋ノ宮 |
1/2.5万地形図(国土地理院) | 秋ノ宮 |
標 高 | 1348 m(高松岳) |
北 緯(世界測地系) | 38° 58′ 03″ |
東 経(世界測地系) | 140° 36′ 22″ |
気象庁による活火山名 | - |
災害・噴火記録 † | なし |
火山の概要・補足事項 | 高松岳からは0.28±0.02~0.33±0.01Ma(K-Ar:土志田ほか、1999)、0.211±0.05、0.253±0.059Ma(TL:高島ほか、1999、岩鉱)、0.26±0.14、0.27±0.04Ma(K-Ar:梅田ほか、1999)などの年代値が報告されている。また、北側に分布する木地山火砕流からは0.30±0.01Maが得られており(Kondo et al., 2004, Island Arc)、これも高松岳火山の一部とする。 高松岳北麓の川原毛地獄では噴気活動が活発である。川原毛地獄には4つの馬蹄形の凹地が認められるが、かつての硫黄採掘によって地形が改変されているものの、いずれの凹地も水蒸気爆発で生じた爆裂火口である(鹿野ほか、2020、火山)。 なお、高松岳は鮮新世前半、6 Maに形成された径20×10 kmの三途川カルデラの内部にある。このカルデラ内には2 Ma 前後に活動した奥宮山や1.0-1.3 Maの兜山火砕流堆積物(給源不明)も分布している(年代は高島ほか(1999)による)。従って、1.2M aに軽石流を噴出して三途川カルデラが形成されたという大木(2016、地球惑星科学連合要旨)の主張は受け入れがたい。 |
Volcano No. | D42 |
Volcano name | Takamatsu Dake |
Volcano No. ** | D42 |
Geologic code ** | Q2a |
Main activity period | Chibanian (Middle Pleistocene) |
Activity period / recent activity *** | 0.3-0.2 Ma |
Volcano type | Composite (compound) volcano |
Representative rock type | Felsic |
Main rock type **** | Dacite |
Height above sea level | 1348 m |
Location (Prefecture) | AKITA |
1:200,000 map (GSI) | SHINJO |
1:50,000 map (GSI) | AKINOMIYA |
1:25,000 map (GSI) | AKINOMIYA |
N. Latitude (WGS84) | 38.9675 |
E. Longitude (WGS84) | 140.6061 |
Active volcano name by JMA | - |
Record of eruption & disaster † | |
Additional comments |
*:2000年から2013年まで公開されていた「日本の第四紀火山」(産総研の研究情報公開データベース「RIO-DB」、2013年廃止)の火山番号。
**:「日本の火山(第3版)」(2013年発行)に基づく。Based on "Volcanoes of Japan (Third Edition)" issued in May, 2013.
***:最新活動年は2020年末現在。Latest eruption as of the end of AD 2020.
**** :安山岩には玄武岩質安山岩を含む。"Andesite" in this page includes "basaltic andesite". Basaltic andesite, SiO2=52-57 wt.%; Andesite, SiO2=57-63 wt.% (Le Maitre et al., 2002).
† :原則として古文書記録に基づき、地質学的研究で見つかった記録は含まない。Documented records as a principle.