3:海底地形
広域の海底地形を見ると、西之島は比高3,000 m以上、底面の長径が20-30 km以上の巨大な円錐形の成層火山の頂部に相当し、火山体の大部分は海面下にある。西之島旧島はその頂部に形成された火口の火口縁上に位置し、新島はその火口内に形成された火口丘の一部である。円錐形の大型海底火山体の斜面にはいくつものの高まりが認められる(
第2図)。南方約9 kmには水深196 mの大型の西之島南海丘がそびえるほか、北東約9 kmには水深1,245 mの海丘が存在する。これらは成層火山体よりも古い火山体かもしれない。そのほか、側火山と考えられる小海丘がいくつか存在し、特に南方の西之島南海丘に向かう斜面には少なくとも6個の小海丘(底径数100 m程度)の直線状配列が顕著である。そのほか、北北西斜面では水深100 m付近から1,600 m付近まで続く尾根状の張り出し地形が顕著である。
また、西之島周辺の詳細地形を見ると、1973-74年噴火以前には西之島旧島を火口縁の一部とする直径約1 km、中心部が水深107 mの火口地形が存在した(
第3図)。噴火前後の海底地形を比べると
第4図 のようになる。


