地質調査総合センター

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データ内容

「都市域の地質地盤図」は都市平野部の地質地盤情報システムです.ボーリングデータ等をもとに解析した地層の3次元の分布形態を平面図,断面図,立体図で表示します.また解析に使用したボーリングデータもあわせて公開します.ここでは,本システムで閲覧可能な地質情報について説明します.

基準ボーリングデータ クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

ボーリング柱状図

  基準ボーリングデータとは,地層対比の軸となる基準データ整備を目的として,産総研が独自に行ったボーリング調査のデータです.詳細な層相記載,火山灰分析,放射性炭素年代測定,微化石分析等をもとに,標準的な地層区分(層序単元区分)を提示しています.多くの基準ボーリングデータではPS検層データ,密度検層データ等も併せて提示されています.
  研究目的で作成される一般的な柱状図のほか,JACIC様式の柱状図PDFファイルおよびXMLファイル(ボーリング交換用データ形式)も閲覧・ダウンロードできるようにしています.


地質図(平面図) クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

地質(地盤)図

  地質図(平面図)は,地層の分布を地層区分ごとに色分けして地図上に示したものです.本システムで表示される地質図(平面図)は,ボーリングデータ・露頭調査データ・地形区分データ等をもとに作成した3次元地質地盤モデル(数値データ)から描画したものです.2万5千分の1スケール程度までの縮尺で使用することを想定して作成しています.
  なお,地質図(平面図)には,表層の土壌層(関東ローム層など)は示されていません.土壌層の直下に分布する(土壌層を剥いだときに現れる)地層の区分を表示しています.


露頭データ クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

露頭柱状図データ

  露頭データは,野外調査によって得られた露頭の柱状図です.層相や指標テフラ,地層区分などが示されています.関東平野縁辺の隆起域では地層が露頭で観察されることから,露頭の観察をベースとした地層の研究が行われています.これらの研究によって作成された柱状図は,地質モデル構築の重要なデータです.露頭データはPDFファイルの柱状図として閲覧・ダウンロードできます.


地質図(立体図) クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

露頭柱状図データ

  地質図(立体図)は,地層の基底面と地形面を組み合わせた地下地質のサーフェイスモデルです.基底面は地層の色で,地形面は地質図(平面図)の色で色付けされています.また,この立体図には,サーフェイスモデルの作成に利用したボーリングデータの3Dオブジェクトも示されています.ファイル形式はVirtual Reality Modeling Language(VRML)となっており,表示にはプラグイン(例:Cortona3D,FreeWRLなど)が必要となります.