はじめに

本データベースは,「第四紀火山岩体・貫入岩体データベース」(西来ほか(編)2012)のデータを基に,”第四紀”に活動した火山および,“第四紀”に貫入・固結し,その後の隆起・侵食作用によって地表に露出した貫入岩体を整備したものです.このデータベースを基に,活動位置および活動年代(報告されている年代値の上限・下限)の情報を取得することのできるAPIを提供します.提供される火山情報には,「日本の火山(第3版)」「1万年噴火イベントデータ集」「第四紀火山岩体・貫入岩体データベース」への参照情報が付加されているため,各種の火山関連のデータベースから詳細な火山情報を取得するために利用することが出来ます.

解釈に関する注意点

火山の活動年代について:
本データベースの基となる「第四紀火山岩体・貫入岩体データベース」は,公表済みの文献(論文・報告・学会講演要旨など)のデータを収集・整理したもので,複数の意見・解釈がみられる場合については,担当者の判断で選択あるいは併記,場合によっては既存文献を基に担当者が判断しています.また,文献調査で最終判断がつかずに要検討と判断されるものは,「追加研究の必要性有」として明記の上,データベースに取り込まれています.従って,各データは現時点までに得られている調査研究結果に基づくものであり,今後の調査研究の進展に伴い大幅に変更される場合もあることをご承知おきください.
火山の緯度経度について:
火山の緯度経度は代表的な山頂を示しています.貫入岩体の規模や山体形状等を考慮した噴出中心位置とは異なります.

権利帰属

各データは,収録されたそれぞれの文献に帰属します.個々のデータをご利用の際には,特に年代値に関する誤差や信頼度について,原著を確認していただきますようお願いします.現時点では,新たに第四紀に追加された期間(2.588 Maから1.806 Ma(ジェラシアン期))の火山岩体・貫入岩体に関するデータ,特に年代値に関するデータは多くありません.従って,本データベースでは,”第四紀”に活動した可能性のある火山岩体・貫入岩体の拾い漏れをできる限り少なくするため,データ採録の範囲を3 Ma以内としています.そのため厳密には,第四紀に帰属しない可能性のある火山岩体・貫入岩体も含まれている可能性があります.

担当

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 活断層・火山研究部門 地質変動研究グループ
伊藤 順一

お問い合わせは https://unit.aist.go.jp/ievg/ 最上部の「お問い合わせ」へ

作成

独立行政法人 産業技術総合研究所 深部地質環境研究コア
西来邦章,伊藤順一,上野龍之,内藤一樹,塚本 斉
2014年10月21日

著作権

本データベース上の著作物の著作権は産業技術総合研究所が保有しています.(知財管理番号:25PRO-1575)

謝辞

本データベース作成は原子力安全・保安院(現 原子力規制委員会原子力規制庁)「平成24年度地層処分に係る地質評価手法等の整備」として実施しました.

参照データベース

修正履歴

2017.03.28
 「大蔵山」,「道伯・妙見」の位置情報を,「日本の火山(第3版)」正誤表(2015.07.06更新)に基づき更新した.
2016.09.06
 火山および火山岩体の名称及び位置に対する関する文献を明記した.
 ここで示した火山・火山岩体の位置は,それらの最高標高点を示している.なお,カルデラに関してはカルデラ縁の最高地点あるいはカルデラ地形(推定を含む)の中心位置で,後カルデラ火山が存在する場合は数値をややずらしてある場合もある。