開聞岳 - 4:開聞岳の噴出物 -
開聞岳 - 詳細火山データ集 - 解説地質図
  開聞岳 目次

1:概要
2:研究史
3:地形及び地質概説
4:開聞岳火山の噴出物  
5:自然災害
6:引用文献

前をよむ 前の章を読む 次の章を読む 次の章を読む

4:開聞岳火山の噴出物
   その他の噴出物             
4.6__ 十町溶岩(Jc1)

命名 藤野・小林(1997).桑代(1966)の十町溶岩流から松原田溶岩を除いた部分.
模式地 開聞町十町交差点の南約900 m道路沿い.
分布・層厚 開聞岳北麓の開聞町松原田の西から入野の東にかけて明瞭な溶岩流地形を構成する.溶岩流の層厚は20 m以上である.
層序関係 開聞岳南溶岩と同じく,Km11a, bの黒色スコリアが土壌を挟まずに直接覆う.Km11と同時期に噴出した溶岩流と判断される(藤野・小林,1997).
岩相 十町溶岩は,複数の溶岩流ローブ地形が顕著な玄武岩溶岩流で,比高20 m前後の溶岩流末端崖が発達する.十町溶岩は,開聞岳南溶岩とよく似た30 vol.%以上の斜長石斑晶に富む,かんらん石斜方輝石単斜輝石玄武岩溶岩流である.径1 cmほどの斜長石巨晶を含む.かんらん石は単斜輝石の反応縁を持つ.
地質年代 開聞岳南溶岩と同様,Km11に直接覆われることから,Km11噴火時に形成されたと考えられる.噴出年代は,1.5 ka前後と推定される(藤野・小林,1997).



 前をよむ 前の章を読む 次の章を読む 次の章を読む