榛名火山 - 4:榛名火山の噴出物 -
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榛名火山 - 詳細火山データ集 - 解説地質図
  榛名火山 目次

1:地形
2:研究史
3:榛名火山の活動史
4:榛名火山の噴出物  
5:火山岩類の全岩組成
6:引用文献

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4:榛名火山の噴出物
   その他の噴出物             
4.2 新期榛名火山

4.2.14 二ッ岳溶岩(Fl)

地層名
 本報告では二ッ岳溶岩ドーム(大島,1986の二ッ岳溶岩円頂丘)を構成する溶岩を二ッ岳溶岩と呼ぶ.

模式地
 渋川市伊香保町の二ッ岳山頂周辺.

層序関係
榛名二ッ岳伊香保降下軽石を直接被覆する.

分布
 本溶岩は二ッ岳溶岩ドーム(標高1,343 m)を構成する( 第46図).二ッ岳溶岩ドームは山頂部が3つに分かれたほぼ円錐形の山体からなる.二ッ岳溶岩ドームは,相馬山溶岩ドームの東面に形成された馬蹄形の火口地形(オンマ谷)の中に形成されている.崖錐堆積物を含めた二ッ岳溶岩ドームの大きさは最大比高340 m,面積0.84 km2,体積0.09 km3である.

岩相・構造
 二ッ岳溶岩ドームの表層部は,径数mに及ぶ溶岩塊で覆われる.溶岩ドーム山頂部には,溶岩ドーム本体を構成する溶岩が部分的に露出する.溶岩ドーム表面の岩塊は赤色酸化を被っている.また溶岩ドーム表面の傾斜がやや緩くなる標高1,200 m以下の部分は主に溶岩ドームの成長に伴い崩落した岩塊からなる崖錐堆積物からなる( 第47図). 岩質は斜方輝石普通角閃石安山岩からなる( 第48図).含まれる斑晶鉱物は斜方輝石,普通角閃石,斜長石からなり,少量の磁鉄鉱,アパタイトを伴う.

地質年代
 本溶岩に対する直接の年代測定値は報告されていないが,二ッ岳伊香保テフラの給源に分布し,かつ二ッ岳伊香保テフラを直接覆うこと,二ッ岳伊香保テフラと岩相が類似することなどから,6世紀後半から7世紀初頭の榛名二ッ岳伊香保噴火の末期に,その噴出口を埋めて形成したと推測される.


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