シームレス傾斜量図は傾斜量図や陰影起伏図を表示するWebサイトです.
これらの図はシンプルですが,地形を直観的に理解するために役立ちます.
このサイトでは,全世界のあらゆる場所の傾斜量図や陰影起伏図を表示することができます.また,設定を変更して表示を調整することもできます.
傾斜量は斜面災害に直結する大きな要因であるとともに,地質にも大きく関係しています.郷土の自然防災に関心を持つ皆様に,地形や地質の理解に役立てていただければ幸いです.
傾斜量とは地面の傾きを示す量のことです.角度で表すこともありますが,ここでは,標高差÷水平距離で表すものを傾斜量と呼ぶことにします.例えば,傾斜角45度の場合は傾斜量1となります
シームレス傾斜量図の初期設定では,傾斜量が0の時 (水平の時) は白く,傾斜量が1以上の時(傾斜角が45度以上)の時は黒く,その中間はグラデーションで表示されます.この色は[設定]ボタンで変更できます.
傾斜量は格子点状の標高デーから計算で求めます.計算方法としては様々なものが考案されていますが,シームレス傾斜量図では,もっとも単純な近傍3点から計算する以下の計算式を採用しています.
(H00: セルの左上の標高,H01: セルの右上の標高,H10: セルの左下の標高,d: セルサイズ)
傾斜量図・陰影起伏図の描画に用いる標高データは,以下のソースのPNG標高タイルから選択できます.
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の基盤地図情報を使用した。 (承認番号 平29情使、 第405号)
基本的には地理院タイル(DEM10B)を使用し,高解像度(ズームレベル14)でデータが整備されている場合は5mメッシュ(標高)ないし5mメッシュ(数値地形)を使用しています.それ以外はシームレス標高タイルを利用しています.
傾斜量図と陰影起伏図はサイドパネルで切り替えます.いずれも不透明度を指定することができ,[設定]ボタンを押すと詳細な設定ができます.
背景地図として,国土交通省 国土地理院が提供する地理院タイルの以下の4つの地図及び「背景地図なし」が選択できます.
地質調査総合センターから公開している20万分の1日本シームレス地質図V2を使用しています.
地質調査総合センターから公開している活断層データベースのデータを使用しています.
国立研究開発法人 防災科学技術研究所の地震ハザードステーションから提供されているデータを表示しています.
凡例は以下のページをご覧ください.
地すべり地形分布図の凡例
データの内容,使用法につきましては,地すべり地形分布図WMSサービスをご覧ください.
※地すべり地形分布図は表示に時間がかかったり,失敗する場合があります.
国土交通省 国土地理院から地理院タイルとして提供されている全国傾斜量区分図(雪崩関係)を表示しています.
凡例,注意事項,利用方法等につきましては,全国傾斜量区分図(雪崩関連)の利用上の留意事項をご覧ください.
表示されている画面の全体や,範囲を指定してファイルとして保存することができます.
ファイルフォーマットはPNGまたはKMZが選択できます.
表示されている状態(位置や表示設定など)をURLとして取得することができます.このURLをブラウザのアドレスバーに入力すると,表示されている状態を再現することができます.リンクや情報共有にご活用ください.
なお,ブラウザのアドレスバーではこのURLを随時表示しております.そこからコピー&ペーストで利用することもできます.
市町村名,地名などで検索します.
緯度・経度を指定することもできます.この場合は検索結果のリストを表示せずに,すぐにその地点に移動します.緯度・経度の入力は以下の2つの書式に対応しています.
この地名検索ではCSISシンプルジオコーディング実験(街区レベル位置参照情報)を利用しています.緯度・経度を半角スペースで区切り,度単位で入力
例)35.0360 138.710
緯度・経度を半角カンマで区切り,度単位で入力
例)35.0360, 138.710