20万分の1日本シームレス地質図(全国版)は2006年に公開されました。これは1992年に刊行された100万分の1日本地質図第3版の凡例を基に作成され、凡例数が基本版194、岩相区分を加えた詳細版は凡例数386です。

 凡例はその地質図を描くための地層・岩石の区分の考え方を示すものです。 今回新たに作成したV2版の凡例は、100万分の1日本地質図第3版出版から25年間の地質学の進展を反映するとともに、凡例を構造化することによって時代・岩石種・岩相それぞれで用途に応じて簡素化した地質図の表現ができるよう設計しました。これによって凡例数は2400を越えます。

 この凡例を用いて、既存の20万分の1地質図幅を基に新たな地質の知見を加え、完全再編集した20万分の1日本シームレス地質図V2を作成しました。情報量がこれまでのシームレス地質図から飛躍的に増えており、日本の地質学の発展につながるとともに、地質図のさらなる活用につながると信じています。

2017年5月10日 編集委員会
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20万分の1日本シームレス地質図V2を表示


本地質図は、地質調査所及び産総研地質調査総合センターが発行した20万分の1地質図幅のほか、許可を受けて以下の地質図を用いて作成しています。
  • 20万分の1地勢図「野辺地」地域内:東北地方土木地質図編纂委員会 (1988) 東北地方土木地質図1
  • 20万分の1地勢図「輪島」、「七尾」、「富山」にかかる能登半島部分:北陸地方土木地質図編纂委員会 (1990) 北陸地方土木地質図3
  • 20万分の1地勢図「高知」、「剣山」及び「宇和島」、「松山」の愛媛県内部分:四国地方土木地質図編纂委員会 (1998) 四国地方土木地質図1及び2