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地質用語
貫入岩(かんにゅうがん) / intrusive rock
項目内容
用語貫入岩
wordintrusive rock
解説地下のマグマが地表に到達することなく、地下で冷えて固まった岩石を貫入岩といいます。貫入岩は形態と規模によって区分され、岩脈、シルなどの用語が使われることがあります。
@idhttps://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/intrusive_rock
分類
項目@id
火成岩https://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/category/igneous
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項目内容
タイトル岩脈
画像
解説安山岩火砕岩を貫く安山岩の貫入岩です。この写真のように、垂直方向に貫入しているものは岩脈と呼ばれます。特に、岩脈が地表の溶岩や火砕岩にに連続している場合は、フィーダー(供給岩脈)と呼ばれることがあります。
撮影場所島根県松江市潜戸鼻
ウェブサイトhttps://gbank.gsj.jp/geowords/picture/photo/dyke.html
@idhttps://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/image/27
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項目内容
タイトル貫入岩
画像
解説塊状の凝灰岩を貫く、細粒閃緑斑岩の貫入岩です。この写真のように、貫入面の傾斜が緩い場合はシル(岩床)と呼ばれます。貫入面近傍には厚さ数10 cmの急冷縁が、内部には貫入面に直交する方向の粗い柱状節理が観察されます。
撮影場所兵庫県丹波市柏原町石戸
ウェブサイトhttps://gbank.gsj.jp/geowords/picture/photo/intrusive.html
@idhttps://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/image/41
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項目内容
タイトル貫入岩の形成時代
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解説地層累重の法則は下にあるものほど古いと判断しますが、貫入岩の場合はそうはいきません。どのように判断すればよいでしょうか。貫入岩はしばしば同じ火成活動で形成された火山体を伴います。図の例では、A-B-CとD-E-Fが一連の火成活動と考えられます。Cは地層4と5の間に挟まれていますので、AとBの貫入時期も同様に地層4と5の間である可能性が高いと考えられます。一方、Fは地層5を覆っていますので、DとEの貫入時期も地層5の形成後と予想されます。ただし、火山体を伴わない貫入岩や、火山体が侵食されて失われてしまった場合はこのような手法は使えません。その場合、直接岩石を分析して年代を求めることになります。
ウェブサイトhttps://gbank.gsj.jp/geowords/picture/illust/intrusive_rocks_age.html
@idhttps://gbank.gsj.jp/ld/resource/geowords/image/99