Unit4:砂泥互層
深度:50.8〜41.5m
記載:層厚5〜50 cm程度の正級化もしくは逆級化する極細粒砂〜粗粒砂層と,層厚0.05〜1 m程度でしばしば炭質物を含む中粒シルト〜粘土からなる泥層の互層で構成される.
砂層は,全体に塊状か平行葉理またはリップル葉理を伴うもの,及び下位を弱い削剥面で削り,その上にリップル葉理,不淘汰で塊状の泥質砂層の順で重なるものの2種類が認められる.いずれの砂層中にも炭質物片や木片などが含まれることがある.
泥層は炭質物を多く含む塊状の中粒シルト〜粘土からなるが,層準によってはとくに炭質物の多い厚さ1 m以下の層を含むところがある.
炭質物及び植物片から,下位より10,490±50 yrBP,9,600±50 yrBP,10,030±40 yrBP,9,430±40 yrBPの放射性炭素年代値が得られている.
解釈:逆級化する砂層は洪水氾濫堆積物であることが示唆され (伊勢屋,1982増田・伊勢屋,1985; 伊勢屋・増田,1985),下部に削剥面をもち,リップル葉理を経て正級化する砂層はクレバス・スプレー堆積物の可能性が考えられる (Galloway, 1981; Reading and Collinson, 1996).炭質物を多く含む泥層にこれらが挟まれる場合は,氾濫原の環境であると考えられる.すなわち,DK-Unit4は自然堤防から氾濫原堆積物であると考えられる.