Unit3:砂層
深度:61.0〜50.8m
記載:最下部に削剥面を持ち,粗粒砂もしくは礫質砂から中粒もしくは細粒砂へと上方細粒化するサクセションが7回ないし8回繰り返して重なる.また,全体的に上方へ細粒化する傾向がある.
各サクセション内は最下位が削剥面で,木片やシルトのリップアップクラストや0.5〜1 cmの礫などを含む粗粒砂から上方に細粒化する.全体的に淘汰の良い砂層からなり,塊状であるか,トラフ型〜平板型斜交層理が発達する.
この層準では,深度57 m及び53 mから植物片や木片が得られ,それぞれ10,700±50 yrBP,10,310±50 yrBPの放射性炭素年代を示す.
解釈:最下部に削剥面を持つ砂礫層を伴う,トラフ型斜交層理もしくは平板型斜交層理を持つ砂層が複数回重なり,これらが全体的には上方細粒化するという特徴から,蛇行河川チャネルを埋積するポイント・バーの堆積物 (Miall, 1992) であることが示唆される.