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玄武岩火山角礫岩

図:玄武岩火山角礫岩

約1400万年前、東北日本が海の底だった頃に噴出した玄武岩の火山角礫岩です。岩塊は角がとがっており、あまり転動していないことを意味しています。一方で岩塊の間は細かい砕屑粒子が埋めており、マグマが水に触れて急冷し、細かく砕けたことを示しています。このようにマグマが水に急冷されてできた岩石を、ハイアロクラスタイトと呼ぶことがあります。また、この岩石は変質して緑色の鉱物を生成しているため、かつてはグリーンタフ(緑色凝灰岩)と呼ばれたこともありました。

関連用語: グリーンタフ