日本の火山 > 活火山 > 1万年噴火イベントデータ集 > 雲仙岳

噴火イベントの認定基準
データの表記法
火山別噴火履歴表示

火山名 雲仙岳 うんぜんだけ(Unzendake)
火山ID 083
地域名 九州・沖縄
都道府県名
長崎
標高 1486 m(平成新山山頂) 緯度経度(世界測地系) 32°45′40″N 130°17′55″E
緯度経度(日本測地系) 32°45′29″N 130°18′04″E
火山の型式 溶岩ドーム,成層火山 主な岩石 安山岩,デイサイト
噴火イベント網羅度
歴史時代以前の噴火イベントは網羅できていないと考えられる.特に,普賢岳山頂部の普賢岳山頂溶岩や風穴溶岩については,TL年代の誤差が大きく,層序も不明確である.ここでは,普賢岳山頂溶岩,風穴溶岩,島ノ峰溶岩の三者は,岩質が互いによく似ている(渡辺・星住,1995)ことと,年代値の誤差を考慮すると同時期の可能性があることから,同一の噴火イベントとした.1664年(寛文四年)の春には九十九島火口より出水があり,赤松谷に沿って安徳川原へ氾濫し,死者30余名に達する災害が起こっている.これは,火山活動に伴った熱水の大量噴出によるものと考えられているため(太田,1984),本データ集では噴火イベントには含めていない.また,1996年2月10, 12, 13日及び5月にも火砕流が発生したが,これは1995年2月までの噴火で形成された溶岩ドーム(平成溶岩)の不安定な部分の崩落により発生したものであり(雲仙岳測候所・気象庁火山課,1996),マグマの噴出に伴うものではないため,噴火イベントとしては認定していない.

噴火イベントIDをクリックするとイベントの詳細が表示されます(*ka=1000年前,西暦2000年を0kaとする)
噴火イベントID
噴火イベント名
年代(ka)*
年代(西暦)
噴火様式 堆積物の種類 噴火M VEI
083-0010 1990-1995年噴火
0.01
0.005
1990
1995
水蒸気噴火→マグマ水蒸気噴火→マグマ噴火,(泥流発生) 降下火砕物→溶岩ドーム,火砕流,火砕サージ,降下火砕物,泥流 4.8 3
083-0020 1792年噴火
0.208
 
 
1792
 
 
マグマ噴火→(山体崩壊) 降下火砕物,溶岩流→岩屑なだれ 3.7
083-0030 1663年噴火-2
0.337
 
 
1663
 
 
マグマ噴火 溶岩流 3.1 -
083-0032 1663年噴火-1
0.337
 
 
1663
 
 
083-0040 眉山噴火
4.7
 
 
 
 
 
(山体崩壊)→マグマ噴火 岩屑なだれ→溶岩ドーム,火砕流
083-0050 普賢岳山頂溶岩・風穴溶岩・島ノ峰溶岩噴火
4.7
 
 
 
 
 
マグマ噴火 溶岩ドーム,火砕流
この火山に関する引用文献

関連するページへのリンク
第四紀の火山「雲仙岳」雲仙火山地質図  

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