| 坪田期には北西山腹でも側噴火を起こしており,いくつかのスコリア丘と溶岩流が認められる. 島内北西部の伊ヶ谷から伊豆,神着にかけての地域で,発泡の悪いスコリアに引き続き,直径1-3mmの火山豆石が厚く堆積,固結した.このスコリアと豆石両層を一括して伊ヶ谷火山豆石層と呼ぶ.マグマ水蒸気爆発による噴出物と考えられる.北西部では降下スコリア層は厚さ5-10cm以下と薄いが,火山豆石層は伊ヶ谷郵便局付近で160cmに達する.伊豆岬灯台北東海食崖では,伊豆下溶岩流が伊ヶ谷火山豆石層中にはさまれている.これらの噴出源は北西山腹のスコリア丘と考えられ,噴出年代は,縄文中期と考えられる西原B遺跡を覆うこと,上位の伊ヶ谷東方スコリアの年代値などから,4500-4000年前であろう. 伊ヶ谷火山豆石層を10cmの風化火山灰層をはさんで覆う伊ヶ谷東方スコリアも同様に北西部の側火口から噴出したもので,伊ヶ谷東方の貯水池南東部のスコリア丘が給源である. |
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