1835年噴火噴出物

1835年11月10日(天保六年九月二十日)正午前から地震が始まり,強まっていった.やがて西側山腹から噴煙が立ち昇り,赤熱のマグマも見えた.13火口が開口して,溶岩が笠地観音近くまで流れ下った.伊ヶ谷,阿古間にある中山観音で降灰があったと記載されているが野外調査では確認できなかった.噴火は夜半に鎮まったが,噴煙,地震は止まなかった.13日夜の強い地震で崩壊が起こった.地震活動は19日には終息した.
1835年噴火噴出物の分布
1835年スコリア丘1835年スコリア丘 1835年溶岩流1835年溶岩流