1712年噴火噴出物

1712年2月4日(正徳元年十二月二十八日)18時過ぎから地震,雷鳴・稲光が頻発し,20時前には桑木平で始まった噴火が山麓から見えた.噴火は横へ広がり,龍根の浜では火柱が立った.ほぼ1時間後に火勢は鎮まったが,噴出した溶岩は龍根の浜から200m沖にまで達し,300〜400m北西へ広がった.(東山の)阿古村と坪田村の住民が1週間の避難の後に帰村すると,阿古の人家は泥水に埋没して,牛馬は死んでいた.2週間後には噴煙も収まった.上の記述から,地形図などで確認できる三宅島南西部の3条の割れ目火口列のうち,最も東の割れ目火口列がこの噴火によるものであろう.
1712年噴火噴出物の分布
1712年スコリア丘1712年スコリア丘 1712年溶岩流1712年溶岩流