1535年噴火噴出物 |
| 1535年3月(天文四年二月)“噴火ス”とだけ記されている.ここで1535年噴出物としたものは八丁平カルデラから南東へ延びた噴火割れ目から放出された火山弾,スコリアと溶岩流である.噴火割れ目に沿って,スコリア丘列が形成され,ベンケ根岬溶岩流(一色,1960)が金層,現在の三宅島空港滑走路を経て流れ下り,ベンケ根岬をつくった.これらは村営牧場火山灰及び,坪田中郷(なかごう)の鎌倉時代の積石遺構を覆う(三宅村教育委員会,1975).山頂近くの1535年スコリア丘は2000年カルデラに切られ,カルデラ壁にはスコリア丘の火道と供給岩脈が露出している. |
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| 1535年噴火噴出物の分布 |
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| 図16 2000年カルデラ壁に露出する1535年スコリア丘の断面と供給岩脈 |