生出スコリア
命名 Inoue and Yoshida (1980)
噴火年代
約3.2千年前 (伊藤, 2002a)
層相
全体として暗黄褐色を呈する比較的粗粒なスコリア層.全体として発泡度がよく風化変質の進行したスコリアからなるが,山体に近づくと比較的緻密な粒子が多く含まれ,山頂部では部分的に溶結する.粒度組成・構成物により少なくとも5ユニットに区分される.火山体近傍部では各ユニット間に有機質土壌などの時間不連続は認められないが.山体から離れると有機質土壌の挟在が明瞭になってくる.
分 布
生出スコリアは複数の降下ユニットからなるために,総層厚による等層厚線を描く不規則な分布形状になる.図中の数字の単位はcm.
(火山灰等層厚線図は,土井(2000a)を一部改変)
露頭写真
 全体として赤褐色〜赤黄色の色調を示す粗粒な降下スコリアで,東岩手-薬師岳火山を起源とする火山灰の中でも良く目立つ.赤黄色スコリアと黒色スコリアの量比や粒度組成の違いなどから複数の降下ユニットに区分される.
構成粒子



火山体近傍で露頭より抽出した黒色スコリア.表面がトゲトゲした粒子が多い.