図1.東岩手−薬師岳火山 第2期噴出物の分布域
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| 薬師岳−第2期活動期は,およそ5-4千年前の噴火ステージで巣子スコリアとそれに伴う火砕サージ堆積物(Iw-SuS-s)および薬師岳第2期溶岩(Y2)を噴出した. |
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| 薬師岳第2期溶岩(Y2) |
| 薬師岳第2期溶岩(Y2)は,生出スコリアおよびその下位の火山砂堆積物に覆われる玄武岩質溶岩流で.薬師岳北部および東部山麓に流下する. |
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| 巣子スコリア(火砕サージ堆積物を含む) |
土井(1990)が定義した,分火山灰群下部のスコリア層で,粗粒スコリア層とそれを直接覆うラミナ構造の発達した砂質火山灰層からなる.このスコリア層が狭義の巣子スコリアと呼ばれ,岩手山北東部〜南東部に分布する.
上部の砂質火山灰層は,露頭条件が良ければ細かなラミナ構造やvesiculated tuff構造,火山豆石が認められる火砕サージ堆積物で,土井ほか(1999)により定義された.「岩手火山地質図」では巣子火砕サージ堆積物(Iw-SuS-s)として等層厚線図を示した.
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図2,巣子スコリアとその上部の火砕サージ堆積物
下部の粗粒(径1cm〜それ以下)の赤褐色スコリアが狭義の巣子スコリアで,その上位を青黒色の細粒火山砂層が覆う.火山砂層の下部には,火山豆石や堆積時に湿った火山灰に取り込まれた気泡の痕跡が認められる.最上部には細かなラミナ構造が認められる.
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