| 土石流 |
| 土石流堆積物とは,土砂が水と共に流れ下る現象によって山麓部に堆積したものである.構成物の粒度組成や流下時の温度あるいは発生要因によって,土石流,泥流,火山泥流,熱泥流,ラハール,雪泥流などとも呼ばれる.火山活動に直接或いは間接的であるが関連性の高い発生要因としては,以下挙げられる.
また,富士山では,水分に富んだ雪崩(スラッシュ雪崩)が山体表層部の土砂を巻き込み,大規模な泥流被害が発生することが知られている(富士山では“雪代[ユキシロ]”と呼ばれる).岩手火山において同種の泥流の発生はごくまれであるが,噴火後に山体の地形や表層部の植生に変化があったときには,注意を払うする必要があるだろう. |
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図1.薬師岳火山東麓部で認められる土石流堆積物
薬師岳火山東麓で認められる巨大な礫(直径1m以上)を含む土石流堆積物.特異的に巨大な礫を含む.山頂部で薬師岳スコリア丘(Yc)が成長した薬師岳第3活動期に山麓に堆積した土石流堆積物であることから,噴火活動に関連するものと考えられる(伊藤,2002b). |
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図2.水蒸気爆発火山灰の堆積に起因する土石流
中央部の白色の土石流堆積物は,大地獄谷火山灰1の上面を(部分的に浸食しながら)直接覆い,変質岩片および基質部にも変質粘土に富む.
[県道焼走り線工事現場]
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![]() 図3.西岩手主火山体山麓の火山麓扇状地を作る土石流堆積物
礫を含み砂〜泥質の基質を持つ土石流堆積物で,ラミナ構造が発達した流水堆積物の薄層互層を挟む.
[県道岩手山1号線工事現場]
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