1683年(天和三年)の記録


 『雫石歳代日記』には以下のような記事がある.

「此年(著者注;天和三年)三月三日より岩鷲山焼初申候」

 『雫石歳代日記』は,複数の人物が書き伝えていった記録を編纂した年代記であるが,データソースが明確ではなく,記述も簡潔である.1683年(天和三年)の噴火記事は他書には全く言及が見られないことや,三月三日との日付が後述の1686年(貞享三年)噴火と同一であることから,編纂時に年号を誤記したものと思われる.従って,1683年噴火は実在しないと考えられる.