北部第2火砕丘(HO2)
Hokubu 2nd Pyroclastic Cone
後カルデラ活動期,北部山体
北部第2火砕丘(HO2)は,北部第2馬蹄型火口東〜南壁からその東方にかけて分布する,成層した焼結〜非焼結スコリアから成る凸地形(写真1)を指します.赤色酸化したスコリアが主体をなし,成層構造は南東〜東傾斜を示して( 写真2)いて,噴出中心は,北部第2馬蹄型火口域内にあったと思われます.また,焼森(やけもり;横岳北東方約500mにある標高約1540m地点)頂部から標高1500m付近にかけて地表面を覆っている黒色降下スコリアも,全岩化学組成上,本火砕丘構成岩石とよく似ており,同時噴出物の可能性があります.本火砕丘は,片倉岳火砕丘の火口原上に成長し,北部第1火砕丘の東部と,片倉岳火砕丘の北方延長部を被覆しています.層序関係と構成岩石の岩石学的特徴の類似性から,この火砕丘と片倉沢溶岩流およびAK-6は同時期に噴出したものと考えられます.従って,形成時期はAK-6の噴出した7200-7100年前頃と思われます.
写真1
写真2