属性について(参考資料)
北上山地
北上山地花崗岩類の分類については,以下の論文による分類を基本として,北部北上帯をI〜IV帯,南部北上帯をV〜VI帯に分帯し,また岩体名を附しました.
片田正人・大貫 仁・加藤祐三・蟹沢聡史・小野千恵子・吉井守正(1971)北上山地白亜紀花崗岩質岩類の帯状区分.岩鉱,vol.65,230-245.
片田正人(1974)北上山の白亜紀花崗岩質岩類−岩石記載と帯状配列−.地質調査所報告,no.251,1-7.
・地帯区分 a:I帯,b:II帯,c:III帯,d:IV帯,e:V帯,f:VI帯,g:氷上
・岩体名
a-1〜5:久喜岩体,太田名部岩体,水尻崎・松前沢・胡桃畑岩体,田老岩体,大浦岩体.
b-1〜4:階上岩体,小国・天神森岩体,田野畑岩体,宮古岩体.
c-1〜8:のそうけ岩体,大久保岩体,牛ケ沢・戸呂町・伊茂屋岩体,沼袋岩体,平庭岩体,突紫森・湯沢鹿岩体,堺の神岩体,前刈山・やや子森岩体.
d-1〜3:一戸岩体,日の神子岩体,姫神岩体.
e-1〜12:五葉山岩体,遠野岩体北部,遠野岩体南部,栗橋・蟹岳岩体,山屋・堂場鉱山岩体,気仙川岩体,人首岩体,千厩岩体,赤金岩体,入谷岩体,内野岩体,秋丸岩体.
f-1〜11:広田岩体,青金橋岩体,折壁岩体,下川内・新地峠岩体,束稲岩体,物見石山・谷多丸・相川沢・富士沼岩体,曾波之神岩体,沼津・浜田岩体,牡鹿岩体.利府岩体,足島岩体.
g-1:氷上岩体
太平山地域
大沢 あつし・加納 博・丸山孝彦・土屋信之・伊藤雅之・平山次郎・品田正一(1981)地域地質研究報告5万分の1図幅,「太平山地域の地質」の凡例記号を岩型として記載.
栗駒地域
笹田正克(1988)鬼首−湯沢マイロナイト帯.地球科学,vol.42, no.6, 346〜353により,マイロナイト帯の東側を2,西側を3として地帯区分としました.
村上地域
土屋信之・高橋 浩・柳沢幸夫・山元孝弘・久保和也・駒澤正夫・広島俊男・内藤一樹(1999)20万分の1地質図幅「村上」の凡例記号を岩型として記載.
参考文献
朝日団体研究グループ(1987)朝日山地南西部の地質−その1.岩石記載と貫入関係−.地球科学,41,253-280.
朝日団体研究グループ(1995)朝日山地南西部の地質−その2.地質構造−.地球科学,49,227-247.