{"ok":true,"version":"1.1.0","license":"https://www.gsj.jp/license/license.html","attribution":"出典：産業技術総合研究所 地質調査総合センター「GSJ 地質図幅凡例データセット」","lang":"ja","type":"LegendUnit","id":"m1158_u014","@id":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/units/m1158_u014","geom":{"uri":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/units/m1158_u014/geom","geojson_url":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/units_geojson/m1158_u014.geojson","centroid":{"lat":35.994201,"lon":138.991204,"epsg":4326},"bbox":[138.984269,35.979267,138.996829,36.00318],"color":"#e8e9a2"},"map":{"type":"LegendMap","map_id":1158,"@id":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/maps/m1158","sheet_code":"G50_08_037","series":"地域地質研究報告 5万分の1地質図幅","title_ja":"三峰地域の地質","title_en":"Mitsumine","author":["原英俊","上野光","角田謙朗","久田健一郎","清水正明","竹内圭史","尾崎正紀"],"authors":[{"name_display":"原英俊","name_ja":"原英俊","name_en":"Hidetoshi HARA","name_alt":["Hidetoshi HARA"]},{"name_display":"上野光","name_ja":"上野光","name_en":"Hikaru UENO","name_alt":["Hikaru 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tabindex=\"-1\"><h2>分布</h2><p>秩父盆地北東部から北西部・南西部にかけて広く分布し，本地域内にはその南西部分が分布する．なお石井・高橋（1991）は，渡部ほか（1950）・Arai（1960）・兵頭（1986）で秩父帯付加コンプレックスとされた秩父市橋場の南方地域に中新統の礫岩が広く分布するとした．しかしこれらは，今回の調査では破砕されたチャートなど秩父帯付加コンプレックスの構成岩類であり，本報告では渡部ほか（1950）など従来の研究に従う．</p></div><div class=\"section stratigraphic_desc\" data-category=\"層厚\" tabindex=\"-1\"><h2>層厚</h2><p>本地域から東隣「秩父」地域にかけての荒川沿いで2,000mである．</p></div><div class=\"section stratigraphic_desc\" data-category=\"層序関係\" tabindex=\"-1\"><h2>層序関係</h2><p>秩父盆地北縁部では子ノ神層を整合に覆うが，本地域では子ノ神層を欠き富田層の凝灰岩ないし泥岩を整合に覆う．上位は東隣「秩父」地域内で秩父町層に整合に覆われる．秩父盆地団体研究グループ（2004）は贄川の西側に分布する凝灰岩を子ノ神層としたが，本報告ではこの凝灰岩を小鹿野町層下部中に挟在するものとした．</p></div><div class=\"section stratigraphic_desc\" data-category=\"岩相\" tabindex=\"-1\"><h2>岩相</h2><p>小鹿野町層はタービダイトからなる．小鹿野町層は下部と上部に区分され，本地域では下部は泥岩砂岩互層相（Ol），上部は礫岩相（Ob）・砂岩泥岩互層相（Ou）からなる（牧本・竹内，1992）．全体として，泥岩が極めて優勢な岩相から次第に上位へ砂岩がちとなり，急激に礫岩を交えるようになる上方粗粒化の層序を示す．</p><p>下部の泥岩砂岩互層相（Ol）は泥岩極優勢―優勢の泥岩砂岩互層で（第7.3図），荒川沿いで良く観察できる．</p><p>細粒砂岩から泥岩に級化成層するタービダイト単層の厚さは5～20cm程度であるが，ほとんど泥岩のみからなる層準も多く，その場合は単層の厚さが判定できない．泥岩極優勢互層中にもまれに厚さ30cm～2mの砂岩が挟在する．泥岩砂岩互層中にはしばしば厚い淡緑灰色の塊状極細粒凝灰岩が挟在する．秩父市下郷の荒川左岸で層厚30m以上の凝灰岩が2層準に挟在する（第7.2図）ほか，贄川沿いに厚さ1.5mの凝灰岩が連続する．秩父盆地団体研究グループ（2004）はこのうち秩父市大指に挟在するものを大指凝灰岩部層と呼んだ．</p><p>上部の礫岩相（Ob）は白久駅周辺から北方へ小鹿野町伊豆沢にかけて分布し，礫岩・砂岩・砂岩泥岩互層からなる．本岩相は，砂岩泥岩互層に，礫岩及び砂岩が多く挟在することで特徴づけられる．北方へ砂岩泥岩互層相（Ou）に漸移する．礫岩単層の厚さは3～10mで，粗粒タービダイトの典型的な堆積構造が観察される．基底部には逆級化成層が見られ，上位は級化成層して砂岩となる．砂岩泥岩互層は単層の厚さ30cm程度の極砂岩優勢互層である．砂岩泥岩互層相（Ou）は小鹿野町伊豆沢周辺に分布し北東方へと連続する．タービダイト砂岩泥岩互層からなり泥岩優勢―等量―砂岩優勢まで変化に富む．互層中にはしばしば厚さ1～4mの礫岩や厚さ1m程度の砂岩が挟在する．タービダイト単層の厚さは5～30cm程度で，厚い礫岩・砂岩のほか互層の砂岩にはしばしばフルートマーク・グルーブマークなどの底痕が見られる．これら小鹿野町層上部の礫岩・砂岩はS→Nの古流向を示すことから（山内・後藤，1971；兵頭，1986；平社ほか，2002），礫岩相から砂岩泥岩互層相への漸移は粗粒タービダイトの上流―下流縦断面の岩相変化を見ていることになる．</p><p>本地域北縁の小鹿野町伊豆沢周辺で，小鹿野町層上部の礫岩相・砂岩泥岩互層相は小鹿野町層下部の泥岩砂岩互層相と指交関係にある．</p><div class=\"image-holder overview-landing-limg\" id=\"F7.3\"><a href=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/1158/image/1158_0072-0001.png\" target=\"_blank\" class=\"fig-open-link\"><img class=\"halfsize\" loading=\"lazy\" decoding=\"async\" src=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/1158/image/1158_0072-0001.png\"></a><div class=\"figures-tables-support-txt\"><h6><span class=\"fig-label\">第7.3図</span> 小鹿野町層下部の泥岩砂岩互層</h6><p>川岸の露頭を斜め上から俯瞰した写真．タービダイトの泥岩優勢な互層で，単層の厚さは5～10cm前後．白く見えるのは平行葉理・斜交葉理をもつ砂岩薄層である．地層の走向傾斜はN15°W，60°E．秩父市大指南方の贄川．</p></div></div></div><div class=\"section stratigraphic_desc\" data-category=\"化石\" tabindex=\"-1\"><h2>化石</h2><p>タービダイトからなる小鹿野町層からは化石の産出はごく少ない．Arai（1967）は贄川沿いなどの小鹿野町層下部から大型有孔虫<span class=\"fossilName\"><i>Lepidocyclina sp.</i></span>を報告した．礫岩中に砕屑粒子として貝化石の破片がまれに認められるほか，しばしば砂岩の葉理に沿って植物破片が散在している．大森ほか（1992）は秩父市下郷の小鹿野町層のタービダイト（本報告の礫岩相Ob）に見られる生痕化石について報告した．</p></div><div class=\"section stratigraphic_desc\" data-category=\"地質時代\" tabindex=\"-1\"><h2>地質時代</h2><p>浮遊性有孔虫層序のN.8すなわち中期中新世の最前期である．</p></div><div class=\"section stratigraphic_desc\" data-category=\"対比\" tabindex=\"-1\"><h2>対比</h2><p>中新統下部の浅海相に重なるタービダイト相である層位と地質時代から，松山層群荒川層（牧本・竹内，1992），富岡層群小幡層（松丸，1977）に対比される．</p></div></div></div>","text":"7.4 小鹿野町層（Ol, Ob, Ou）\n命名\nArai（1960）の小鹿野町層群を牧本・竹内（1992）が小鹿野町層とした．\n模式地\n秩父市富田から小鹿野町奈倉までの赤平川（渡部ほか，1950：北東隣「寄居」地域内）．\n分布\n秩父盆地北東部から北西部・南西部にかけて広く分布し，本地域内にはその南西部分が分布する．なお石井・高橋（1991）は，渡部ほか（1950）・Arai（1960）・兵頭（1986）で秩父帯付加コンプレックスとされた秩父市橋場の南方地域に中新統の礫岩が広く分布するとした．しかしこれらは，今回の調査では破砕されたチャートなど秩父帯付加コンプレックスの構成岩類であり，本報告では渡部ほか（1950）など従来の研究に従う．\n層厚\n本地域から東隣「秩父」地域にかけての荒川沿いで2,000mである．\n層序関係\n秩父盆地北縁部では子ノ神層を整合に覆うが，本地域では子ノ神層を欠き富田層の凝灰岩ないし泥岩を整合に覆う．上位は東隣「秩父」地域内で秩父町層に整合に覆われる．秩父盆地団体研究グループ（2004）は贄川の西側に分布する凝灰岩を子ノ神層としたが，本報告ではこの凝灰岩を小鹿野町層下部中に挟在するものとした．\n岩相\n小鹿野町層はタービダイトからなる．小鹿野町層は下部と上部に区分され，本地域では下部は泥岩砂岩互層相（Ol），上部は礫岩相（Ob）・砂岩泥岩互層相（Ou）からなる（牧本・竹内，1992）．全体として，泥岩が極めて優勢な岩相から次第に上位へ砂岩がちとなり，急激に礫岩を交えるようになる上方粗粒化の層序を示す．\n下部の泥岩砂岩互層相（Ol）は泥岩極優勢―優勢の泥岩砂岩互層で（第7.3図），荒川沿いで良く観察できる．\n細粒砂岩から泥岩に級化成層するタービダイト単層の厚さは5～20cm程度であるが，ほとんど泥岩のみからなる層準も多く，その場合は単層の厚さが判定できない．泥岩極優勢互層中にもまれに厚さ30cm～2mの砂岩が挟在する．泥岩砂岩互層中にはしばしば厚い淡緑灰色の塊状極細粒凝灰岩が挟在する．秩父市下郷の荒川左岸で層厚30m以上の凝灰岩が2層準に挟在する（第7.2図）ほか，贄川沿いに厚さ1.5mの凝灰岩が連続する．秩父盆地団体研究グループ（2004）はこのうち秩父市大指に挟在するものを大指凝灰岩部層と呼んだ．\n上部の礫岩相（Ob）は白久駅周辺から北方へ小鹿野町伊豆沢にかけて分布し，礫岩・砂岩・砂岩泥岩互層からなる．本岩相は，砂岩泥岩互層に，礫岩及び砂岩が多く挟在することで特徴づけられる．北方へ砂岩泥岩互層相（Ou）に漸移する．礫岩単層の厚さは3～10mで，粗粒タービダイトの典型的な堆積構造が観察される．基底部には逆級化成層が見られ，上位は級化成層して砂岩となる．砂岩泥岩互層は単層の厚さ30cm程度の極砂岩優勢互層である．砂岩泥岩互層相（Ou）は小鹿野町伊豆沢周辺に分布し北東方へと連続する．タービダイト砂岩泥岩互層からなり泥岩優勢―等量―砂岩優勢まで変化に富む．互層中にはしばしば厚さ1～4mの礫岩や厚さ1m程度の砂岩が挟在する．タービダイト単層の厚さは5～30cm程度で，厚い礫岩・砂岩のほか互層の砂岩にはしばしばフルートマーク・グルーブマークなどの底痕が見られる．これら小鹿野町層上部の礫岩・砂岩はS→Nの古流向を示すことから（山内・後藤，1971；兵頭，1986；平社ほか，2002），礫岩相から砂岩泥岩互層相への漸移は粗粒タービダイトの上流―下流縦断面の岩相変化を見ていることになる．\n本地域北縁の小鹿野町伊豆沢周辺で，小鹿野町層上部の礫岩相・砂岩泥岩互層相は小鹿野町層下部の泥岩砂岩互層相と指交関係にある．\n川岸の露頭を斜め上から俯瞰した写真．タービダイトの泥岩優勢な互層で，単層の厚さは5～10cm前後．白く見えるのは平行葉理・斜交葉理をもつ砂岩薄層である．地層の走向傾斜はN15°W，60°E．秩父市大指南方の贄川．\n化石\nタービダイトからなる小鹿野町層からは化石の産出はごく少ない．Arai（1967）は贄川沿いなどの小鹿野町層下部から大型有孔虫Lepidocyclina sp.を報告した．礫岩中に砕屑粒子として貝化石の破片がまれに認められるほか，しばしば砂岩の葉理に沿って植物破片が散在している．大森ほか（1992）は秩父市下郷の小鹿野町層のタービダイト（本報告の礫岩相Ob）に見られる生痕化石について報告した．\n地質時代\n浮遊性有孔虫層序のN.8すなわち中期中新世の最前期である．\n対比\n中新統下部の浅海相に重なるタービダイト相である層位と地質時代から，松山層群荒川層（牧本・竹内，1992），富岡層群小幡層（松丸，1977）に対比される．","blocks":[{"type":"heading","depth":1,"text":"7.4 小鹿野町層（Ol, Ob, 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Bonchi Group, Oganomachi Formation, Upper part, Sandstone and mudstone facies","parent_facies_ref":{"type":"LegendFacies","id":"m1158_f013","@id":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/facies/m1158_f013","label":"上部"},"child_refs":[{"type":"LegendUnit","id":"m1158_u014","@id":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/units/m1158_u014","label":"Ou: 砂岩泥岩互層（礫岩を挟む）","color":"#e8e9a2"}]},"legend_group":{"type":"LegendGroup","id":"m1158_g001","@id":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/groups/m1158_g001","map_id":1158,"label_ja":"図幅凡例","label_en":"Map Legend"}},"derived":{"type":"LegendUnit","identifier":"m1158_u014","map_id":1158,"major_code":14,"unit_name":"砂岩泥岩互層（礫岩を挟む）","section_title":"小鹿野町層（Ol, Ob, 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