{"ok":true,"version":"1.1.0","license":"https://www.gsj.jp/license/license.html","attribution":"出典：産業技術総合研究所 地質調査総合センター「GSJ 地質図幅凡例データセット」","lang":"ja","type":"LegendFacies","id":"m459_f067","@id":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/facies/m459_f067","geom":{"uri":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/units/m459_f067/geom","geojson_url":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/units_geojson/m459_f067.geojson","centroid":null,"bbox":null},"map":{"type":"LegendMap","map_id":459,"@id":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/maps/m459","sheet_code":"G50_08_024","series":"地域地質研究報告 5万分の1地質図幅","title_ja":"蓼科山地域の地質","title_en":"Tateshinayama","author":["河内晋平"],"authors":[{"name_display":"河内晋平","name_ja":"河内晋平","name_en":"Shimpei KAWACHI","name_alt":["Shimpei 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古八ガ岳期噴出物の層序</h6></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>大石川溶岩</h2><span id=\"m459_f089\"></span><span id=\"m459_f090\"></span><span id=\"m459_f091\"></span><span id=\"m459_u082_Ol3\"></span><span id=\"m459_u083_Ol2\"></span><span id=\"m459_u084_Ol1\"></span><p>大石川と千曲川との合流点付近，および大石川沿いに八千穂村大石にかけて小分布する溶岩流．うすい黒色スコリヤ層および集塊岩を挟在して3枚（下位からOl1-3）ある．1枚の溶岩の厚さは7～15mで，いずれにも大まかな節理が発達している．見かけ上Ol1，2の上位には，のちにのべる大石川スコリヤがおおっているが，Ol3はその上位にある．しかし，全体としては大石川スコリヤの下半に挟在する，八ガ岳最初期の溶岩流であると考えられる．溶岩の磁化方位はいずれも逆転している（西山，1966）．</p><p>岩石は肉眼的に緻密，灰～黒色で斜長石および輝石斑晶がめだつ．</p><p>鏡下の特徴</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">Ol1：普通輝石紫蘇輝石かんらん石安山岩</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・紫蘇輝石・普通輝石・紫蘇輝石・普通輝石はしばしば集斑状</p><p>石基：粗粒・塡間状組織．斜長石・ガラス（暗褐色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">Ol2：かんらん石普通輝石安山岩</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・鉄鉱・（紫蘇輝石）</p><p>石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・（紫蘇輝石・鱗珪石・アルカリ長石・燐灰石）</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">Ol3：紫蘇輝石普通輝石かんらん石安山岩</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱</p><p>石基：安山岩質組織<sup>注5)</sup>斜長石・普通輝石・鉄鉱・かんらん石・紫蘇輝石・黒雲母</p></li></ul></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>大石川スコリヤ</h2><span id=\"m459_f088\"></span><span id=\"m459_u081_Os\"></span><p>八ガ岳火山列最初期の，火山活動を代表する降下スコリヤ堆積物．図幅地域内での下限は，前述したようにOl1・2をおおっているが，これらの溶岩は，このスコリヤ堆積物のはさみと考えられる．一方，「小諸」図幅地域では，鮮新―洪積世にまたがる瓜生坂累層（飯島ほか，1956）から漸移しており，また十石峠図幅地域内では基盤岩類の斜面に直接のっている．上限は一部互層を示して春日火山岩類に漸移する．</p><p>模式地は大石川の佐久平上水道口付近から上流，八千穂村西方および鶯の口北東方など．厚さは最大40mに達し，大岳川の源流部に推定される噴出源から，20km以上はなれた「十石峠」図幅地域内北相木村白岩においてなお，30m以上ある．</p><p>スコリヤは数mmから3cm大，またときに“ローム”状を呈し，色は濃赤褐・褐・黒・黄色など．ときに，スコリヤと同大の角閃石安山岩質黄色軽石や，灰色火山礫などを混じている．スコリヤ層中からは，5mm大の輝石の美晶を多産する．これらのスコリヤ層は，ほとんどどこでも厚さ数cm～30cmの範囲で成層しており，130枚以上のfall unitsを数えうるところすらある．</p><p>層理面は，一般にはゆるく東傾斜しているが，場所によっては伏在する地形面に支配されて，かなりまちまちである．</p><p>八ガ岳北東山麓に分布するこうしたスコリヤ層のもう一つの特徴は，第6図のように，整合に重なる一群のスコリヤ層が，他の整合一群のスコリヤ層をシャープに切って「不整合」におおっていることである．しかし，個々の露頭の単位では，図のように明瞭な不整合関係を識別できるにもかかわらず，のちにのべる本沢溶岩・スコリヤ期のスコリヤをはじめ，八ガ岳火山列全体としては，古八ガ岳期から新八ガ岳期にわたって，各期に層相の酷似したスコリヤがくりかえし噴出しているため，どれがどの時期のスコリヤに相当するかを，判別することはきわめて困難である．このような不整合面は，一連の露頭ですくなくとも2枚みつかつており，模式地を含めた数ヵ所で認められる．</p><p>模式地の一つ，鶯の口北東方の露頭における3群のスコリヤの層相を第16表に示す．</p><p>また，大石川佐久平上水道付近では，下部は火山礫に富んだ赤褐・黄褐色の降下スコリヤ層で，構造はほぼ水平に近く，つぎにのべる佐口火山灰層の薄層をはさむ．中部は軽石を含む赤褐色スコリヤと“ローム”質スコリヤの互層で，青灰色火山礫を含む．全体は，下部層を切って東に傾斜している．さらに，上部はほぼ水平の黒色・褐色スコリヤの互層からなり，下限近くの構造は中部層に収斂するように重なっている．</p><p>この大石川スコリヤ層の上限は，鶯の口南方・北東方・大石川，および大石川右俣などの各地で，春日火山岩類と互層している．また小海町本村（「十石峠」図幅）東方をはじめ，相木川の谷沿いで相木川泥流におおわれている．</p><p>噴出源は，正確に決定することはできないが，分布域および層厚などから推定して，大岳川の源流部であると判断される．多数の成層したスコリヤのくりかえしは，ストロンボリ式噴火によってもたらされたことは疑いない．岩質は，スコリヤの変質が著しいため正確を期しがたいが，大石川溶岩と同質であると考えられる．</p><div class=\"image-holder overview-landing-limg\" id=\"F6\"><a href=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0039-0001.png\" target=\"_blank\" class=\"fig-open-link\"><img class=\"halfsize\" loading=\"lazy\" decoding=\"async\" src=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0039-0001.png\"></a><div class=\"figures-tables-support-txt\"><h6><span class=\"fig-label\">第6図</span> 鶯の口東方の大石川スコリヤ</h6></div></div><div class=\"image-holder overview-landing-limg\" id=\"T16\"><a href=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0039-0002.png\" target=\"_blank\" class=\"fig-open-link\"><img class=\"halfsize\" loading=\"lazy\" decoding=\"async\" src=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0039-0002.png\"></a><div class=\"figures-tables-support-txt\"><h6><span class=\"fig-label\">第16表</span> 鶯の口東方における大石川スコリヤの層相と構造</h6></div></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>佐口火山灰</h2><span id=\"m459_f087\"></span><span id=\"m459_u080_S\"></span><p>大石川スコリヤの下限に近い層準に挟在する，うすいデイサイト質の火山灰層と，これに伴う同質の溶岩の一括呼称．</p><p>模式地は佐久町佐口南方の谷，大石川中流，大石川北沢など．層厚最大7m(+)．しかし，デイサイト質火山灰層そのものの厚さは最大1.5mである．分布は，模式地のほかには，「小諸」図幅地域内佐久市大沢の新田居部落（厚さ1.5m），同前山南西方（5cm以下で数層），「十石峠」図幅地域北相木村白岩（5cm）などである．</p><p>このデイサイト質火山灰層は，純白に近く，どこでも著しく粘土化がすすんでいる．佐口南方の谷では，厚さは60cmあり，大石川スコリヤに挟在して水平に近い構造を示し，谷沿いによく追跡できる．大石川北沢では，厚さ15～40cmで，白色をおびた1cm大の角閃石安山岩質の，軽石を含むロームからなる．</p><p>一方，大石川の中流では，河底に近く4ヵ所で分布が認められる．巻末の柱状図に示したように，II-(1746)-h地点では，下部は厚さ2m(+)の流理構造の発達したデイサイト溶岩からなり，この上位を径50cmに達する同質軽石層と，角閃石・斜長石の結晶礫を伴う粘土化の，すすんだ白色火山灰層がおおっている．また，巻末柱状図II-(1746)-l地点では，数mm大の白色軽石からなり，角閃石を伴う．その他の地点では，明―暗褐色のスコリヤ質ロームと互層し，ともに厚さ1cm（±）の褐色スコリヤの薄層を伴う．</p><p>この火山灰層は，上述のように分布がきわめて限定されているが，溶岩を伴うことによって，八ガ岳の火山灰層であることは明瞭である．</p><p>鏡下の特徴</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">紫蘇輝石普通輝石角閃石デイサイト</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>〈溶岩〉斑晶：斜長石・角閃石（濃赤褐色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石</p><p>石基：球顆状組織．ガラス（無～淡褐色）・（斜長石・鉄鉱・鱗珪石）</p><p>〈軽石〉斑晶：斜長石・角閃石（緑色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石</p><p>石基：ガラス質組織．ガラス（無色）・晶子</p></li></ul></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>春日火山岩類</h2><span id=\"m459_f086\"></span><span id=\"m459_u079_Kv\"></span><p>八ガ岳火山列の初期噴出物で，その北端に古八ガ岳期山体の，最初の基本形をつくり上げた噴出物の一括呼称．主として火山角礫岩・凝灰角礫岩・集塊岩・スコリヤ集塊岩などからなり，山体の中心よりには，数10枚の溶岩流をはさむ．下限に近い瓜生坂累層との境界部付近（「小諸」図幅内）には，9枚の安山岩軽石層の薄層を伴う（第7図）．さらに各地であまり厚くない褐色スコリヤ層・ローム層・砂および礫層などをはさんでいる．下限の一部は，すでにのべた大石川スコリヤと互層し，上限は相木川泥流・鶯の口礫層ををはじめ，新八ガ岳期噴出物で不整合におおわれている．</p><p>模式地は鹿曲川・大岳川流域，八柱山・剣ガ峯などで，最大層厚は700mに達する．</p><p>分布は，本図幅地域の約4分の1をおおってその北東部に広くみられ，また「小諸」図幅地域の南半部をも占め，全体としては著しく広い．分布の最高点は2,100m(+)に達しており，最低点は約700m（「小諸」図幅地域内）である．</p><p>全分布域を通じて，きわめて変化に乏しい層相を示し，有効な鍵層もなく，これ以上の細分は現状では不可能である．全体としてみると，火山角礫岩および凝灰角礫岩と，これらに挟在する礫・砂層は，概して噴出中心から遠ざかった地域に多く，集塊岩・スコリヤ集塊岩は，溶岩とともに山体の中心に近く分布している．</p><p>「小諸」図幅地域内の鹿曲川，細小路川沿いでは，火山角礫岩を主とし，約40mの崖をつくって露出している．角礫の粒径は15cm（±）大がふつうで，ときに1mをこえる．これらの基地はスコリヤ質～砂質であり，水平に近い大まかな成層構造が発達している．スコリヤ・砂・礫層などには，ときにクロスラミナが発達している．小海町西方の崖でも，数枚の礫層をはさむ．</p><p>山体の中心よりにみられる集塊岩・スコリヤ集塊岩は，概して固くしまっており，風化面では角礫がとび出してゴツゴツしている．牛ふん状・パン皮状の火山弾多数を伴う．全体は大まかに成層しており，図幅地域内での傾斜は，地質図に示したように10°前後から，山体の中心部では30～40°に達している．また，N60°W方向の小破砕帯に富む（第5図参照）．</p><p>溶岩流は，各地の断面で多数挟在しているのが認められるが，5枚以上の溶岩流を観察できるルートは，第17表のとおりである．これらの溶岩の厚さは，30cmから10mをこえるものまであるが，一般には数mのものが多い．これらの溶岩流の岩質・岩質別薄片数．およびルート・地点などを記すと以下のとうりである．</p><p>観察した薄片101枚中53枚は，ピジョン輝石質岩系（11種の型），残りは紫蘇輝石質岩系（8種の型）である．以下，それぞれについて鏡下の特徴を示す．</p><div class=\"image-holder overview-landing-limg\" id=\"F7\"><a href=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0041-0001.png\" target=\"_blank\" class=\"fig-open-link\"><img class=\"halfsize\" loading=\"lazy\" decoding=\"async\" src=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0041-0001.png\"></a><div class=\"figures-tables-support-txt\"><h6><span class=\"fig-label\">第7図</span> 春日火山岩類（北佐久郡望月町春日，「小諸」図幅）</h6></div></div><div class=\"image-holder overview-landing-limg\" id=\"T17\"><a href=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0042-0001.png\" target=\"_blank\" class=\"fig-open-link\"><img class=\"halfsize\" loading=\"lazy\" decoding=\"async\" src=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0042-0001.png\"></a><div class=\"figures-tables-support-txt\"><h6><span class=\"fig-label\">第17表</span> 春日火山岩類中の溶岩の枚数</h6></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>〈ピジョン輝石質岩系〉</h2><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">IIIc型：かんらん石安山岩（薄片数2）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・（鉄鉱）</p><p>石基：安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石</p><p>変質鉱物：方解石</p><p>ルートおよび地点：唐沢―赤谷車道，八千穂―茅野線</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">IIIa→c型：かんらん石安山岩（薄片数1）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石</p><p>石基：多孔質・安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・ガラス（褐色）・鉄鉱・かんらん石・斜方輝石</p><p>地点：白樺平北方</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">IIIb型：かんらん石玄武岩（薄片数1）分析値あり</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・鉄鉱</p><p>石基：塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス・かんらん石</p><p>地点：大岳川中流</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">IVb型：単斜輝石かんらん石玄武岩（薄片数2）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：（斜長石・かんらん石・単斜輝石）</p><p>石基：粗粒・塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（暗褐色）</p><p>ルートおよび地点：唐沢，唐沢―赤谷車道</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">IVc型：単斜輝石かんらん石玄武岩～安山岩（薄片数18）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・鉄鉱・単斜輝石（一般にかんらん石〉単斜輝石であるが逆もある）</p><p>石基：塡間状～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（淡褐～褐色）・鱗珪石</p><p>変質鉱物：緑泥石・方解石</p><p>ルートおよび地点：立科牧場―大河原線，八丁地川，唐沢―赤谷車道，唐沢中流，鹿曲川源流西方尾根，鹿曲川―夢の平線，畳石，大石川中・源流，八千穂―茅野線</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">IVb→c型：単斜輝石かんらん石安山岩～玄武岩（薄片数8）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・鉄鉱</p><p>：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・鉄鉱）</p><p>：斜長石・単斜輝石・かんらん石など</p><p>石基：間粒状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・かんらん石・燐灰石</p><p>ルート・地点：鹿曲川，白樺平付近</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">IVd→c型：単斜輝石かんらん石安山岩（薄片数2）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・鉄鉱）</p><p>石基：塡間状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・斜方輝石・ガラス</p><p>ルート・地点：唐沢―赤谷，大岳川右俣</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">Va→c型：かんらん石斜方輝石単斜輝石安山岩（薄片数2）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・単斜輝石・斜方輝石・かんらん石・鉄鉱</p><p>石基：安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・かんらん石</p><p>ルート・地点：白樺平東方</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">Vb→c型：かんらん石安山岩（薄片数4）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱）</p><p>石基：安山岩質～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（褐色）</p><p>変質鉱物：（緑泥石）</p><p>ルート・地点：鹿曲川源流部，布施川源流部，大岳川右俣</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">Vc型：単斜輝石かんらん石安山岩～玄武岩（薄片数7）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱）</p><p>石基：塡間状～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・燐灰石・鱗珪石</p><p>変質鉱物：（緑泥石）</p><p>ルート・地点：立科牧場―大河原峠線，八丁地川源流，唐沢，大岳川中流，大石川</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">Vd→c型：斜方輝石単斜輝石かんらん石安山岩（薄片数6）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱</p><p>石基：ガラス基流晶質～間粒状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石</p><p>変質鉱物：方解石・緑泥石</p><p>ルート・地点：トキン岩・鹿曲川，細小路川，大岳川中流，白樺平付近</p></li></ul></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>〈紫蘇輝石質岩系〉</h2><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">d型：無斑晶安山岩（薄片数1）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>石基：フェルト状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・紫蘇輝石・燐灰石</p><p>地点：白樺平東方</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">IId型：かんらん石玄武岩（薄片数1）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・（紫蘇輝石）</p><p>石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス・鉄鉱・アルカリ長石</p><p>地点：大岳川発電所</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">IIId型：かんらん石玄武岩（薄片数1）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石</p><p>石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス</p><p>ルート：唐沢</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">IVd型：普通輝石かんらん石玄武岩（薄片数3）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石</p><p>石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス（褐色）・鱗珪石・燐灰石</p><p>変質鉱物：緑泥石・方解石</p><p>ルート：唐沢，大岳川左俣</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">IVa→d型：普通輝石かんらん石安山岩（薄片数1）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・鉄鉱</p><p>石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石・鱗珪石</p><p>ルート：唐沢―赤谷</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">Va型：かんらん石紫蘇輝石普通輝石安山岩（薄片数3）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱</p><p>石基：塡間状～安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（淡褐色）・燐灰石・鱗珪石</p><p>ルート・地点：八丁地川，大岳川右俣，八柱沢源流</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">Va→d型：かんらん石普通輝石安山岩（薄片数3）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・（紫蘇輝石・鉄鉱）</p><p>石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス（褐色）・かんらん石・鉄鉱</p><p>変質鉱物：緑泥石</p><p>ルート・地点：大岳川左俣沢，大石川中流</p></li></ul></div><p>Vd型：これらは斑晶鉄苦土鉱物の量比の違いによって次の4種に区分される</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">A：普通輝石かんらん石安山岩（薄片数13）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・（紫蘇輝石）</p><p>石基：安山岩質～塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス・鱗珪石・燐灰石</p><p>変質鉱物：（緑泥石）</p><p>ルート・地点：唐沢，トキン岩鹿曲川，鹿曲川，八郡北方道沿い，大石川北沢，大石川下流</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">B：紫蘇輝石かんらん石普通輝石安山岩（薄片数3）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・紫蘇輝石・鉄鉱</p><p>石基：ガラス基流晶質～安山岩質～塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス・鉄鉱・燐灰石</p><p>変質鉱物：緑泥石・方解石</p><p>ルート・地点：トキン岩―鹿曲川，大岳川左俣（1991-a），大石川源流</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">C：かんらん石紫蘇輝石普通輝石安山岩（薄片数6）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱</p><p>石基：安山岩質～ガラス基流晶質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・クリストバル石</p><p>変質鉱物：緑泥石・方解石</p><p>ルート・地点：立科牧場―大河原峠，八丁地川，畳石（「小諸」図幅地域内），鹿曲川源流，大岳川左俣（1991-a），大石川源流</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">D：普通輝石紫蘇輝石安山岩（薄片数13）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱</p><p>石基：細粒安山岩質～フェルト状～ピロタキシチック組織．斜長石・紫蘇輝石・普通輝石・鉄鉱・ガラス（淡褐色）・燐灰石・鱗珪石・黒雲母・アルカリ長石</p><p>変質鉱物：（緑泥石・方解石）</p><p>ルート・地点：八丁地川，唐沢，トキン岩―鹿曲川，鹿曲川，鹿曲川車道，大岳川右俣，大岳川左俣，千代里牧場，八千穂―茅野線</p><p></p><p></p><p></p></li></ul></div></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>大岳川溶岩</h2><span id=\"m459_f085\"></span><span id=\"m459_u078_Ot\"></span><p>大岳川の鶯の口南方の尾根に分布する溶岩流で，大岳川発電所の取水口付近から八柱山方向にかけて分布する，3枚の溶岩流とこの間に挟在するスコリヤ集塊岩からなる．溶岩は緻密・灰色・細粒で，いずれも3～10mの崖をつくって露出している．分布から推して，全体は春日火山岩類にはさまれるべきものであるが，稜線に沿う顕著な溶岩流であるので独立させた．</p><p>鏡下の特徴</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">単斜輝石かんらん石玄武岩</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・鉄鉱</p><p>石基：塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス</p></li></ul></div><p>なお，化学分析値については第IX章参照</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>相木川泥流</h2><span id=\"m459_f084\"></span><span id=\"m459_u077_Amf\"></span><p>図幅地域中央東端に近い小海町の東方，「十石峠」図幅地域の相木川に沿って分布する，無層理・無淘汰の厚い泥流堆積物．大石川スコリヤを不整合でおおい．日影層・鎰掛層などにおおわれている堆積物．</p><p>模式地は小海町の相木川沿いにあり，最大層厚は100m．分布は相木川の谷に沿って広く認められるが，千曲川の西岸では，より新期の堆積物におおわれていて小分布するにすぎない．その北限は本間上部落西方の崖で，南限は鎰掛部落北方のトンネル付近である．一方，相木川の谷に沿っては，40～80mの垂直に近い崖をつくって好露頭がつづく．その東限は南相木村では祝平，北相木村では久保付近にあり，さらに小海町川平・市の沢部落（以上いずれも「十石峠」図幅地域内）に達している．以上の分布地点の標高は，千曲川沿いでは約900mであるが，「十石峠」図幅内では最高1,100mに達している．</p><p>層相と構造：一般に無層理・無淘汰の堆積物であるが，ときにはごく大まかに成層していることもある．基地はどこでも非常に固く，垂直に近い崖をつくる．相木川の谷に沿い，侵蝕あるいは岩片の崩落によって，大小の洞穴が多数発達している．岩片の粒径は一般に20～30cm大，ときに数m大に達するものまで含み，その岩石種は極めて多孔質―緻密のかんらん石玄武岩，および各種の苦鉄質安山岩（パン皮火山弾を含む）を主とし，かなりの量の砂岩・粘板岩・チャートなどの基盤岩類を伴う．基盤岩類の岩片の中には，円磨されているものもある．</p><p>注目すべきことは，これらの中に，火山灰層，大石川スコリヤ層などの数m大のブロックや，ときには10×15m大の成層したスコリヤ集塊岩の（直立）ブロックなどが含まれていることである．以上の堆積物の基地は，スコリヤ質・黒～灰色の火山灰質などであるが，ときには赤紫色を呈しており，岩片の岩石種も同一で，火砕流状あるいは火山体の中心部に近いブロックが，そのままはこばれてきたと考えられる部分がある．</p><p>これらの特徴から予測される，流れ山地形の存在は明らかではないが，以上にのべた層相上の特徴は，韮崎型火砕流（甲府盆地第四紀研究グループ，1969）ときわめてよく似ている．</p><p>小海町本村南東方（「十石峠」図幅）で，大石川スコリヤを不整合におおい，また，南相木川に沿って各所で礫層（田屋礫層）を直接おおっている．また，小海町南佐久実業高校南方のトンネル上では，鎰掛層によっておおわれている．さらに，小海町塩平から小海原に至る道沿いをはじめ，「十石峠」図幅地域内の各所で，日影層の泥炭・砂礫層などによっておおわれている．</p><p>近年，北相木村栃原遺跡において，この泥流堆積物のつくる岩陰から縄文早期の人骨（栃原岩陰遺跡研究グループ，1970）多数が出土した．</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>日影層</h2><span id=\"m459_f083\"></span><span id=\"m459_u076_Hf\"></span><p>相木川の谷に流れ込んだ相木川泥流によってせきとめられた湖に堆積した堆積物の一括呼称で，厚さ15m（＋）の泥炭層をはじめ，砂礫・スコリヤ層などからなる地層．相木川泥流，あるいは基盤岩を直接おおい，本沢溶岩・スコリヤおよび鎰掛層におおわれている．</p><p>模式地は，図幅地域内では小海町本村から小海原に至る山道．「十石峠」図幅地域内では南相木村日向南西・同日影・祝平南方・小海町宿渡から市の沢に至る谷など．最大層厚40m.</p><p>分布をみると，相木川がかつて深い谷を形成していた「十石峠」図幅地域内には，各地でかなり広く，かつ厚く堆積しているが，図幅地域内では，模式地を中心にわずかにみられるにすぎない．「十石峠」図幅地域内では，相木川の谷から基盤岩のつくる山稜を望むと，谷と基盤岩山地との間に，丘陵性の山地があり，この山地をきざむ小谷沿いに分布している．</p><p>塩平～小海原間の山道沿いでは，全体の層厚は30m（＋）で，厚さ40cm～3mで成層した黒・褐色砂の互層と，褐色泥層，こまかく成層した泥炭層，および砂層などからなり，基盤岩礫からなる礫層を伴う．泥炭層からは植物化石の破片を多産する．</p><p>南相木村日影では，厚さ15mをこえる泥炭層と，褐色泥層および黒色砂層などの互層，礫層などからなり，全体の厚さは40m近い．泥炭層中からは，やはり植物化石を多産する．</p><p>祝平南方では，クロスラミナの発達した黒色砂（1.5m），泥・礫層を伴う砂層（14m），砂層を伴う泥炭層（5m）などと，厚い礫層（15m）からなる．砂層からは木の葉の化石を産する．この地層の上限は鎰掛層あるいは本沢溶岩・スコリヤによっておおわれている．</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>鎰掛層</h2><span id=\"m459_f082\"></span><span id=\"m459_u075_Kf\"></span><p>相木川泥流を直接おおい，稲子岳火砕流によっておおわれる，主としてスコリヤ質の礫層からなり，スコリヤ集塊岩・火山角礫岩・スコリヤを伴う地層．</p><p>模式地は小海町鎰掛西方の崖．層厚120m（＋）．分布は，模式地で30m（＋）の崖をつくってみられるほか，千曲川の対岸，小海原の東および南方などにかなり広域を占める．</p><p>厚いこの地層を全体としてみると，下半はうすい降下スコリヤをはさむスコリヤ質の礫層であるが，上半は火山角礫岩・スコリヤ集塊岩などを多数はさんでおり，将来は上下に2分して考える方がよいものと思われる．</p><p>下半の礫層の礫は，一般に1～20cm大，まれに2m大に達し，概して丸味を帯びている．基地は固くしまったスコリヤ・砂などからなる．礫の岩石種は，多孔質～緻密・黒色・細粒の安山岩，赤褐色を呈する輝石安山岩，ガラス質・細粒の安山岩など多種にわたる．これらに，ところによって2～3cm大の赤褐色スコリヤのレンズあるいは1cm大の黄色軽石，さらに，細かいラミナの発達した砂層などを挟在している．以上の全体は大まかに成層しており，全体を通じてN80°E・直立の節理が発達しているのがみられる．</p><p>一方，上半にはスコリヤ集塊岩などの本質噴出物や，火山角礫岩が卓越しており，礫層を伴う．前2者は1～5mの厚さで互層しており，うすい赤褐色スコリヤ層・黄色軽石層を挟在している．スコリヤ集塊岩は固くしまった岩相を示し，中に多数のパン皮状，あるいは牛糞状火山弾を伴う．火山弾の一部には紡錘状をしたかんらん石玄武岩がある．これらの本質噴出物では，むろん基地も同質のスコリヤや岩片からなっている．</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>千代里溶岩</h2><span id=\"m459_f081\"></span><span id=\"m459_u074_Cl\"></span><p>八千穂村・本間下南西方の崖に露出する緻密・灰色・中～細粒の溶岩で，鎰掛層に属するスコリヤ集塊岩および火山角礫岩中に挟在している．厚さは15m（＋）あり，大まかな板状・柱状節理が発達している．</p><p>鏡下の特徴</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">普通輝石かんらん石安山岩</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・（紫蘇輝石および鉄鉱）</p><p>石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・（紫蘇輝石・ガラス（褐色）・燐灰石）</p></li></ul></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>本間川溶岩</h2><span id=\"m459_f080\"></span><span id=\"m459_u073_Hl\"></span><p>春日火山岩類の比較的上部に挟在して，本間川の川口から五箇付近の河床にかけて分布する溶岩流．本間川沿いにすくなくとも3枚あり，間に火山角礫岩，砂質・褐色のスコリヤ層などをはさむ．最上部の溶岩はもっとも連続性があり，厚さは約12mで，大まかな節理が発達している。</p><p>肉眼的に多孔質―緻密・黒―灰色・細粒で，こまかい流理構造が発達している．溶岩直下の火山灰層はレンガ色に焼かれている場合がある．溶岩にはいずれにも1cm大に達する角閃石の捕獲結晶とかんらん石はんれい岩の捕獲岩が多数含まれている．</p><p>この溶岩の下位には，春日火山岩類をへだてて大石川スコリヤがあり，上位には厚さ10m（＋）の巨礫層をへだてて40m（＋）の，下位と同質の火山角礫岩類がある．以上のことからこの溶岩は，春日火山岩類にはさまれる溶岩であると判断される．</p><p>鏡下の特徴</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">かんらん石普通輝石安山岩（角閃石捕獲結晶を含む）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・（紫蘇輝石・鉄鉱・角閃石捕獲結晶）</p><p>石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・かんらん石・鉄鉱・ガラス（紫蘇輝石）</p><p>角閃石捕獲結晶は，肉眼的には六角柱状の美晶をなすが，鏡下では完全にオパサイト化している．母岩との接触部には，発泡による空洞が形成されている．</p></li></ul></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>千代里牧場溶岩</h2><span id=\"m459_f079\"></span><span id=\"m459_u072_Cbl\"></span><p>五箇西方の千代里牧場を中心に分布する溶岩．本間川溶岩が春日火山角礫岩中に挟在しているのに対して，この溶岩は本間川右俣をはさんだ南・北に，ゆるやかな尾根をつくっている．溶岩は厚さ5～8mで，すくなくとも3枚以上あり，明瞭な崖をつくって，北東方向にかなり追跡できる．本間川右俣左岸の溶岩は，大石川の南岸にまで達しており，右岸の溶岩は五箇の南方に達している．肉眼的には緻密―多孔質，黒色，細―中粒，塊状で，細かい流理構造をもつ．また，本間川溶岩と同様に，しばしば1cm大に達する角閃石捕獲結晶を含む．さらに同源捕獲岩をも伴い，全体的特徴は本間川溶岩によくにている．</p><p>鏡下の特徴</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">紫蘇輝石普通輝石かんらん石安山岩（角閃石捕獲結晶を含む）</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・紫蘇輝石・角閃石捕獲結晶</p><p>石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・鱗珪石</p></li></ul></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>斗樽の沢溶岩</h2><span id=\"m459_f078\"></span><span id=\"m459_u071_Tol\"></span><p>図幅地域中央南半，天狗岳西方の斗樽の沢および湯川・大月川の源流部などにみられる輝石安山岩質の溶岩と，これらにともなう集塊岩・スコリヤ集塊岩・火山角礫岩などの一括呼称．安山岩は灰―黒色で，斑晶に富み，粗粒ときに集斑状を呈するなど，北八ガ岳火山群の諸噴出物にはむしろまれで，南八ガ岳火山群に一般的な特徴をもち，図幅地域内での識別は比較的容易である．</p><p>斗樽の沢では，厚さ1～20cmの大まかに節理した溶岩が，斗樽の滝・夕霧の滝などの滝をつくって計12・3枚あり，これらと火砕岩が互層している．全体は走向北40°東・傾斜北東へ20°の構造をもつ，また北60°西方向を主とする小破砕帯に富む．</p><p>一方，湯川では，20枚近い溶岩が火砕岩（第8図）と互層している．溶岩の厚さは1～10mにわたる．ここでの全体の走向は南北～北40°東で，傾斜は下位ほど大きく東へ25～40°である．これらと同質の溶岩は，ミドリ池の東方にも分布している．さらに，稲子牧場溶岩におおわれて，大月川横沢の右岸にもみとめられる．厚さは最大200mをこえる．</p><p>図幅地域内での溶岩の下限は不明であるが，上限は湯川の源流部において，きわめてシャープに本沢溶岩・スコリヤによっておおわれている．</p><p>岩石は肉眼的に緻密・灰色・粗粒で，とくに輝石斑晶がめだつ．</p><p>鏡下の特徴</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">紫蘇輝石普通輝石安山岩</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱．（かんらん石・石英）</p><p>石基：ガラス基流晶質―安山岩質組織．しばしば完晶質粒状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石・黒雲母・アルカリ長石．</p></li></ul></div><div class=\"image-holder overview-landing-limg\" id=\"F8\"><a href=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0048-0001.png\" target=\"_blank\" class=\"fig-open-link\"><img class=\"halfsize\" loading=\"lazy\" decoding=\"async\" src=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0048-0001.png\"></a><div class=\"figures-tables-support-txt\"><h6><span class=\"fig-label\">第8図</span> 斗樽の沢溶岩期スコリヤ集塊岩中のパン皮火山弾</h6></div></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>海の口火砕岩</h2><span id=\"m459_f077\"></span><span id=\"m459_u070_Upy\"></span><p>図幅地域南東端・海の口付近を中心に分布する火砕岩で，凝灰角礫岩・火山角礫岩を主とし，降下スコリヤをはさむ堆積物．厚さ最大60m.</p><p>凝灰角礫岩は，平均30cm大の輝石安山岩・角閃石安山岩の角礫や，10m近い褐・黒色スコリヤの成層岩塊などを伴い，無淘汰・無層理である．基地は淡褐色の火山灰で，ときに黄色角閃石安山岩質軽石を含み，輝石の美晶を多産する．しばしば炭化していない木片を含む．低温の火砕流，あるいは泥流堆積物であるとも考えられる．また，厚さ数mまでの降下スコリヤ層を，挟在していることがすくなくない．</p><p>火山角礫岩は，1～50cm大の角礫にきわめて富み，さらに牛糞状・パン皮状火山弾や，黄色の小軽石片を含む．凝灰角礫岩と同じく，無層理・無淘汰で，基地は黒・黄褐色・ときに赤色のスコリヤからなり，また黄色軽石を伴う．全体的にかなりルーズであることが多い．</p><p>以上の凝灰角礫岩と火山角礫岩は，しばしば互いに伴いあって産出しており，これらの一方が転動堆積物であって，他方はその岩塊として，とりこまれたものであるのかもしれない．</p><p>これらの堆積物中の岩片の中には，明らかに斗樽の沢溶岩期に属すると判断される輝石安山岩質の本質岩片が多数含まれており，この堆積物が，斗樽の沢溶岩の噴出期と，ほぼ同じ頃もたらされたものであることを示している．</p><p>また，とくに凝灰角礫岩は，この図幅地域の南東方にかけて各地に分布しており，野辺山原層下部（河内ほか，1969）を構成している．</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>高石川層</h2><span id=\"m459_f076\"></span><span id=\"m459_u069_Tf\"></span><p>高石川の川口付近，および海の口から海の口牧場に至る山道の，高見沢橋付近に分布する泥炭・礫・砂層・泥流堆積物などからなる地層の一括呼称．海の口火砕岩の凝灰角礫岩の直上にのり，本沢溶岩・スコリヤに属するスコリヤ集塊岩によっておおわれている．最大層厚50m.</p><p>高見沢橋付近の泥炭層（第9図）は，上下に2枚あり，下位は厚さ7m（＋），上位は50cmである．どちらにも細かいラミナが発達しており，材の破片を多産し，上半はやや砂質である．高石川の上流に向け，この泥炭層は砂礫層をはさんで，うすく数枚にわかれている．砂層は厚さ30～150cm，黒色・塊状である．礫・砂層ともに非常に軟弱である．</p><p>泥流堆積物は，この層の上限近くにあり，うすい砂層をはさんで厚さ1～2mで2層みられる．特徴ある灰青色・砂質の基地に，1～2cm大の角礫を多数伴い，強い硫気臭を示す．また，基地中には白色の小軽石片および黒雲母結晶を多数伴う．この泥流堆積物は，杣添川・湯川北岸などに比較的よく追跡される．湯川の北岸では芦平火砕岩の下部を構成しており，両者が指交関係にあることを示している．また，層位から推して，野辺山原層下部（河内ほか，1969）の泥炭層に相当すると考えられる．</p><div class=\"image-holder overview-landing-limg\" id=\"F9\"><a href=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0049-0001.png\" target=\"_blank\" class=\"fig-open-link\"><img class=\"halfsize\" loading=\"lazy\" decoding=\"async\" src=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0049-0001.png\"></a><div class=\"figures-tables-support-txt\"><h6><span class=\"fig-label\">第9図</span> 高石川層の泥炭層（左下，海の口南西）</h6></div></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>岩脈</h2><span id=\"m459_f075\"></span><span id=\"m459_u068_Dk\"></span><p>第18表に図幅内にみられる岩脈を示す．鹿曲川源流部で4本，夢の平線トキン岩付近で20本，大岳川で12本，大石川で2本，計38本がみとめられる．これらはいずれも，春日火山岩類中にのみ見出されており，走向は北20～60°西，および北80°西～東西を示すものが多く，傾斜は大部分直立，幅は03～5mである．いずれにも柱状節理が発達している．夢の平線のサンプルNo.983はY字型に分岐している．岩石は安山岩を主とし，玄武岩を含む．そして大部分のもので緑泥石・方解石などの変質鉱物が生じている．このような岩質上の特徴から，いずれも古八ガ岳期に貫入したものと考えられるが，大岳川本沢のサンプルNo.451は，石英・角閃石を含む安山岩からなり，新八ガ岳期のものと考えられる．</p><div class=\"image-holder overview-landing-limg\" id=\"T18\"><a href=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0050-0001.png\" target=\"_blank\" class=\"fig-open-link\"><img class=\"halfsize\" loading=\"lazy\" decoding=\"async\" src=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0050-0001.png\"></a><div class=\"figures-tables-support-txt\"><h6><span class=\"fig-label\">第18表</span> 岩脈一覧表</h6></div></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>樽ガ沢溶岩</h2><span id=\"m459_f074\"></span><span id=\"m459_u067_Tsl\"></span><p>蓼科山の北西・本図幅地域の西端に近い樽ガ沢の沢すじに沿って小分布する溶岩流．南平火砕流におおわれていて詳細不明．</p><p>大まかな節理の発達した，流理構造の顕著な溶岩流で，厚さは10mをこえる．岩石は肉眼的に緻密・灰色・中粒である．</p><p>鏡下の特徴</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">紫蘇輝石普通輝石安山岩</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・（かんらん石・鉄鉱）</p><p>石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・アルカリ長石・石英・黒雲母・燐灰石</p></li></ul></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>屏風岩溶岩</h2><span id=\"m459_f073\"></span><span id=\"m459_u066_Bl\"></span><p>大岳川の源流部に屏風岩をつくり，さらに細小路川の右岸を北へ流れて「小諸」図幅地域の南端まで8kmにわたって延長する溶岩．</p><p>屏風岩は100mを越える絶壁をなし，やや不規則な板状・柱状節理が発達する．卓越する板状節理の走向は北40°東・傾斜は北西へ70°である．</p><p>細小路川沿いでは40～60mの西向きの崖をつくって好露出している．全体にわたってこまかい板状節理と，大まかな柱状節理の発達が良好である．ここでは，集塊岩をはさんで3枚の溶岩からなる．それらの厚さは，下位30m（＋），中位20m（＋），上位10mである．</p><p>屏風岩をつくる溶岩は，肉眼的に灰色・緻密で，斜長石の斑晶が目だつ．</p><p>鏡下の特徴</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">紫蘇輝石普通輝石安山岩</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱</p><p>石基：集斑状，安山岩質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス・鱗珪石</p></li></ul></div><p>一方，細小路川沿いにみられる安山岩溶岩は，肉眼的に灰色・緻密・中粒で，鏡下の特徴は下位から上位に向ってつぎのとおりである．</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">1枚目：</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・紫蘇輝石・普通輝石・鉄鉱・燐灰石</p><p>石基：隠微晶質組織．（斜長石・石英・鉄鉱・単斜輝石・燐灰石・黒雲母）</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">2枚目：</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱</p><p>石基：集斑状・安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・鱗珪石</p></li></ul></div><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">3枚目：</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱</p><p>石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス．同源捕獲岩を伴い，斑晶の一部は緑泥石・方解石化している。</p></li></ul></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>芦平火砕岩</h2><span id=\"m459_f072\"></span><span id=\"m459_u065_Ap\"></span><p>小海町芦平付近から，湯川の南岸および稲子部落の西方に分布する．主としてスコリヤ集塊岩・火山角礫岩・スコリヤなどからなり，泥流堆積物を伴う地層．厚さ最大50m．海の口火砕岩を直接おおい，湯川層によっておおわれる．</p><p>スコリヤ集塊岩は1～50cm大・平均5～15cm大の安山岩角礫・パン皮火山弾などと，褐色スコリヤの基地からなり，全体としてよくしまっていて固い．中に硫気変質によって漂白された小岩片を伴う．</p><p>火山角礫岩は粒径1～30cm大，5cm大の安山岩角礫に富み，やはり固くしまっており，ときに2m大に達するパン皮火山弾を伴う．基地はスコリヤ質・ときに類質火山灰質である．</p><p>以上に挟在するスコリヤは，厚さ10～20cmで，黄・褐色などを呈する．さらに，ときに厚さ30cmの柱状節理の発達したかたいローム層をも伴う．</p><p>泥流堆積物は青灰色・砂質で，岩片は一般に10cm以下であり，強い硫気臭を示す．この火砕岩も全体として野辺山原層下部の一部に対比される．</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>湯川層</h2><span id=\"m459_f071\"></span><span id=\"m459_u064_Yf\"></span><p>湯川北岸から稲子部落にかけて，ほぼ水平に連続するスコリヤ質の砂礫層で，間にうすい火山角礫岩・スコリヤ集塊岩・スコリヤ・スコリヤ質砂層などをはさむ．芦平火砕岩をおおい，本沢溶岩・スコリヤにおおわれている．最大層厚50m.</p><p>礫層は厚さ10m（-）のものが何枚もあり，いずれも固くよくしまっている．礫の粒径は5～30cm大・まれに2～5m大の亜円礫からなる．基地はどこでも黒・褐色・スコリヤ質，類質火山灰質で大まかな成層構造を示し，こまかいラミナの発達した褐色砂層を多数はさんでいる．これらは，しばしば側方に向けてはげしく膨縮している．また以上に，ときに20cm大の黄色安山岩軽石を伴う．</p><p>火山角礫岩は，全体のほぼ中ほどの層準にあり，厚さは5mで大まかな成層構造を示す．角礫は粒径15cm（-）大の苦鉄質安山岩を主としており，基地は類質火山灰質・スコリヤ質である．</p><p>スコリヤ集塊岩は牛糞状火山弾を含み，3～15cm大の角礫に富む．基地は黄・褐色・スコリヤ質である．</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>本沢溶岩・スコリヤ</h2><span id=\"m459_f070\"></span><span id=\"m459_u063_Hls\"></span><p>本沢温泉付近，白䉜沢の源流部および稲子部落から湯川・高石川・杣添川の流域にかけて広く分布する地層で，降下スコリヤ・スコリヤ集塊岩・火山角礫岩などと溶岩を主とし，スコリヤ流・泥流堆積物・砂礫層などを伴う．また，これらにローム層・黒曜岩・黒雲母と角閃石を含む流紋岩質軽石・角閃石安山岩質軽石層などの薄層を数層はさむ．湯川の上流部で斗樽の沢溶岩を直接おおい，灯明平火砕岩によっておおわれている．最大層厚100m（＋）．</p><p>降下スコリヤ（第10図）は赤褐～褐，ときに黄・黒色を呈し，その粒径は一般に1cm（±），まれに5～10cm大で，灰色の岩片や白・黄色軽石，輝石単結晶などを伴う．岩片はほとんど含まれていない場合から，かなり多い場合までいろいろである．1 fall unitの厚さは数cmから50cmにわたり，単一の露頭で数100枚のfall unitsを数えうるところがある．また，これらの降下スコリヤに挟在して，厚さ30～50cmの濃褐色火山灰層多数がみとめられる．これらの火山灰層はいずれもスコリヤ質で，一般に非常にかたく，垂直のクラックが発達している．</p><p>スコリヤ集塊岩の厚さは一般に1～5mであるが，10mをこえる例もすくなくなく，とくに山体の中心よりでは溶岩と互層して，全体で50mを超えている場合がある．岩片は1～20cm大で，苦鉄質安山岩の牛糞状・パン皮状火山弾多数を伴う．基地は3cm（±）大の褐色スコリヤで，一般に固くよくしまっている場合が多い．</p><p>火山角礫岩は，厚さ10mをこえる場合がすくなくない．角礫の粒径は1～50cm，まれに1mに達する．基地は黒―帯紫色の類質火山灰質・スコリヤ質で固くしまっている．これらの基地中には，硫気変質によって漂白された小岩片を伴っていることが多い．さらに，しばしば輝石の美晶を多産する．</p><p>スコリヤ流堆積物は，厚さ2～6mで，径10～50cm大の黒色のスコリヤと，同質の基地からなる．このスコリヤ流の一部には，単一堆積層内で，上半分が赤紫色を呈しているものがあり，堆積時に，かなりの熱を保持していたと推定され例がるある．しかし溶結現象は全く認められない．</p><p>泥流堆積物は，厚さ1～5mで，数層準に確認されている．うち1枚は，この本沢溶岩・スコリヤ層の下限に近い部分に認められる．硫気変質をうけた岩片が多く，その粒径は1～20cm大，基地はよくしまった類質岩片およびスコリヤなどからなり，むろん無層理・無淘汰である．ときに強い硫気臭を示す．</p><p>砂礫層は本層の分布の東よりに，以上の各層にはさまれて数層認められる．</p><p>角閃石安山岩軽石は粒径5cm（一）大で，10枚以上のfall unitsを数えうるところがあり，これらの中にうすい白色の石英黒雲母角閃岩流紋岩軽石や，黒曜岩を含む軽石層などを含んでいる．</p><p>本層の，以上にのべたスコリヤ・流紋岩軽石層などは層位・層相などの点から，すでにのべた河内ほか（1969）の野辺山原層下部に相当するものである．</p><p>溶岩の分布は，本沢温泉の東約2kmまでと，白䉜沢などに限られている．厚さは50cm～3mで，上述の火砕岩類と互層して，全体では8枚をこえる．本沢温泉付近ではゆるく東へ傾斜しており，白䉜沢では走向北60°西・傾斜南西へ30°である．</p><p>溶岩は大まかな節理をもち，肉眼的に黒色・緻密で，鏡下の特徴は以下のとおりである．</p><p>鏡下の特徴</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">普通輝石かんらん石玄武岩</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・鉄鉱・（紫蘇輝石）</p><p>石基：安山岩質～ガラス基流晶質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・燐灰石・アルカリ長石・鱗珪石・（紫蘇輝石）</p><p>二次鉱物：緑泥石・方解石</p></li></ul></div><div class=\"image-holder overview-landing-limg\" id=\"F10\"><a href=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0053-0001.png\" target=\"_blank\" class=\"fig-open-link\"><img class=\"halfsize\" loading=\"lazy\" decoding=\"async\" src=\"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0053-0001.png\"></a><div class=\"figures-tables-support-txt\"><h6><span class=\"fig-label\">第10図</span> 本沢溶岩・スコリヤ期のスコリヤ</h6></div></div></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>灯明平火砕岩</h2><span id=\"m459_f069\"></span><span id=\"m459_u062_Tpy\"></span><p>芦平溶岩の下位，本沢溶岩・スコリヤの上位にある溶結凝灰岩・スコリヤ集塊岩・降下スコリヤ・スコリヤ流・軽石などからなる堆積物の一括呼称．分布は湯川北岸・灯明平北方の尾根・松原湖北岸などで，厚さは最大20m（＋）．</p><p>溶結凝灰岩垂直の崖をつくって露出している場合が多く，淡紫色・角閃石安山岩質で，5～20cm大の角礫を伴う．厚さは約8mで多数のflow unitsからなり，弱溶結している．</p><p>スコリヤ集塊岩は一般に類質火山灰質で，厚さ2～3mのもの数枚からなり，間にうすい褐色の降下スコリヤ層を挟在している．スコリヤ流は厚さ2mで，径30cm大・黒色スコリヤからなる．また軽石は径1cm大・黄色安山岩質で厚さはうすい．</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>高石川溶岩</h2><span id=\"m459_f068\"></span><span id=\"m459_u061_Tal\"></span><p>図幅地域の南東端に，高石川と牛首川にはさまれて狭長な尾根をつくって分布する溶岩，下半は厚さ6m，50cm大の角礫からなるスコリヤ質の崖錐性堆積物からなり，溶岩はその上位に厚さ8m（＋）で大まかな節理を示してのっている．肉眼的に緻密・黒色で斜長石斑晶がめだつ．</p><p>鏡下の特徴</p><div class=\"list scope_desc\"><h4 class=\"block-title\">かんらん石紫蘇輝石普通輝石安山岩</h4><ul style=\"list-style-type: none\"><li><p>斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石</p><p>石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石</p></li></ul></div></div></div></div>","text":"VI.2.1 古八ガ岳期\n古八ガ岳期噴出物の層序を第15表に示す．以下，下位から順に説明する．\n大石川溶岩\n大石川と千曲川との合流点付近，および大石川沿いに八千穂村大石にかけて小分布する溶岩流．うすい黒色スコリヤ層および集塊岩を挟在して3枚（下位からOl1-3）ある．1枚の溶岩の厚さは7～15mで，いずれにも大まかな節理が発達している．見かけ上Ol1，2の上位には，のちにのべる大石川スコリヤがおおっているが，Ol3はその上位にある．しかし，全体としては大石川スコリヤの下半に挟在する，八ガ岳最初期の溶岩流であると考えられる．溶岩の磁化方位はいずれも逆転している（西山，1966）．\n岩石は肉眼的に緻密，灰～黒色で斜長石および輝石斑晶がめだつ．\n鏡下の特徴\n斑晶：斜長石・かんらん石・紫蘇輝石・普通輝石・紫蘇輝石・普通輝石はしばしば集斑状石基：粗粒・塡間状組織．斜長石・ガラス（暗褐色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石\n斑晶：斜長石・かんらん石・紫蘇輝石・普通輝石・紫蘇輝石・普通輝石はしばしば集斑状\n石基：粗粒・塡間状組織．斜長石・ガラス（暗褐色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石\n斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・鉄鉱・（紫蘇輝石）石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・（紫蘇輝石・鱗珪石・アルカリ長石・燐灰石）\n斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・鉄鉱・（紫蘇輝石）\n石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・（紫蘇輝石・鱗珪石・アルカリ長石・燐灰石）\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱石基：安山岩質組織注5)斜長石・普通輝石・鉄鉱・かんらん石・紫蘇輝石・黒雲母\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱\n石基：安山岩質組織注5)斜長石・普通輝石・鉄鉱・かんらん石・紫蘇輝石・黒雲母\n大石川スコリヤ\n八ガ岳火山列最初期の，火山活動を代表する降下スコリヤ堆積物．図幅地域内での下限は，前述したようにOl1・2をおおっているが，これらの溶岩は，このスコリヤ堆積物のはさみと考えられる．一方，「小諸」図幅地域では，鮮新―洪積世にまたがる瓜生坂累層（飯島ほか，1956）から漸移しており，また十石峠図幅地域内では基盤岩類の斜面に直接のっている．上限は一部互層を示して春日火山岩類に漸移する．\n模式地は大石川の佐久平上水道口付近から上流，八千穂村西方および鶯の口北東方など．厚さは最大40mに達し，大岳川の源流部に推定される噴出源から，20km以上はなれた「十石峠」図幅地域内北相木村白岩においてなお，30m以上ある．\nスコリヤは数mmから3cm大，またときに“ローム”状を呈し，色は濃赤褐・褐・黒・黄色など．ときに，スコリヤと同大の角閃石安山岩質黄色軽石や，灰色火山礫などを混じている．スコリヤ層中からは，5mm大の輝石の美晶を多産する．これらのスコリヤ層は，ほとんどどこでも厚さ数cm～30cmの範囲で成層しており，130枚以上のfall unitsを数えうるところすらある．\n層理面は，一般にはゆるく東傾斜しているが，場所によっては伏在する地形面に支配されて，かなりまちまちである．\n八ガ岳北東山麓に分布するこうしたスコリヤ層のもう一つの特徴は，第6図のように，整合に重なる一群のスコリヤ層が，他の整合一群のスコリヤ層をシャープに切って「不整合」におおっていることである．しかし，個々の露頭の単位では，図のように明瞭な不整合関係を識別できるにもかかわらず，のちにのべる本沢溶岩・スコリヤ期のスコリヤをはじめ，八ガ岳火山列全体としては，古八ガ岳期から新八ガ岳期にわたって，各期に層相の酷似したスコリヤがくりかえし噴出しているため，どれがどの時期のスコリヤに相当するかを，判別することはきわめて困難である．このような不整合面は，一連の露頭ですくなくとも2枚みつかつており，模式地を含めた数ヵ所で認められる．\n模式地の一つ，鶯の口北東方の露頭における3群のスコリヤの層相を第16表に示す．\nまた，大石川佐久平上水道付近では，下部は火山礫に富んだ赤褐・黄褐色の降下スコリヤ層で，構造はほぼ水平に近く，つぎにのべる佐口火山灰層の薄層をはさむ．中部は軽石を含む赤褐色スコリヤと“ローム”質スコリヤの互層で，青灰色火山礫を含む．全体は，下部層を切って東に傾斜している．さらに，上部はほぼ水平の黒色・褐色スコリヤの互層からなり，下限近くの構造は中部層に収斂するように重なっている．\nこの大石川スコリヤ層の上限は，鶯の口南方・北東方・大石川，および大石川右俣などの各地で，春日火山岩類と互層している．また小海町本村（「十石峠」図幅）東方をはじめ，相木川の谷沿いで相木川泥流におおわれている．\n噴出源は，正確に決定することはできないが，分布域および層厚などから推定して，大岳川の源流部であると判断される．多数の成層したスコリヤのくりかえしは，ストロンボリ式噴火によってもたらされたことは疑いない．岩質は，スコリヤの変質が著しいため正確を期しがたいが，大石川溶岩と同質であると考えられる．\n佐口火山灰\n大石川スコリヤの下限に近い層準に挟在する，うすいデイサイト質の火山灰層と，これに伴う同質の溶岩の一括呼称．\n模式地は佐久町佐口南方の谷，大石川中流，大石川北沢など．層厚最大7m(+)．しかし，デイサイト質火山灰層そのものの厚さは最大1.5mである．分布は，模式地のほかには，「小諸」図幅地域内佐久市大沢の新田居部落（厚さ1.5m），同前山南西方（5cm以下で数層），「十石峠」図幅地域北相木村白岩（5cm）などである．\nこのデイサイト質火山灰層は，純白に近く，どこでも著しく粘土化がすすんでいる．佐口南方の谷では，厚さは60cmあり，大石川スコリヤに挟在して水平に近い構造を示し，谷沿いによく追跡できる．大石川北沢では，厚さ15～40cmで，白色をおびた1cm大の角閃石安山岩質の，軽石を含むロームからなる．\n一方，大石川の中流では，河底に近く4ヵ所で分布が認められる．巻末の柱状図に示したように，II-(1746)-h地点では，下部は厚さ2m(+)の流理構造の発達したデイサイト溶岩からなり，この上位を径50cmに達する同質軽石層と，角閃石・斜長石の結晶礫を伴う粘土化の，すすんだ白色火山灰層がおおっている．また，巻末柱状図II-(1746)-l地点では，数mm大の白色軽石からなり，角閃石を伴う．その他の地点では，明―暗褐色のスコリヤ質ロームと互層し，ともに厚さ1cm（±）の褐色スコリヤの薄層を伴う．\nこの火山灰層は，上述のように分布がきわめて限定されているが，溶岩を伴うことによって，八ガ岳の火山灰層であることは明瞭である．\n鏡下の特徴\n〈溶岩〉斑晶：斜長石・角閃石（濃赤褐色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石石基：球顆状組織．ガラス（無～淡褐色）・（斜長石・鉄鉱・鱗珪石）〈軽石〉斑晶：斜長石・角閃石（緑色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石石基：ガラス質組織．ガラス（無色）・晶子\n〈溶岩〉斑晶：斜長石・角閃石（濃赤褐色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石\n石基：球顆状組織．ガラス（無～淡褐色）・（斜長石・鉄鉱・鱗珪石）\n〈軽石〉斑晶：斜長石・角閃石（緑色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石\n石基：ガラス質組織．ガラス（無色）・晶子\n春日火山岩類\n八ガ岳火山列の初期噴出物で，その北端に古八ガ岳期山体の，最初の基本形をつくり上げた噴出物の一括呼称．主として火山角礫岩・凝灰角礫岩・集塊岩・スコリヤ集塊岩などからなり，山体の中心よりには，数10枚の溶岩流をはさむ．下限に近い瓜生坂累層との境界部付近（「小諸」図幅内）には，9枚の安山岩軽石層の薄層を伴う（第7図）．さらに各地であまり厚くない褐色スコリヤ層・ローム層・砂および礫層などをはさんでいる．下限の一部は，すでにのべた大石川スコリヤと互層し，上限は相木川泥流・鶯の口礫層ををはじめ，新八ガ岳期噴出物で不整合におおわれている．\n模式地は鹿曲川・大岳川流域，八柱山・剣ガ峯などで，最大層厚は700mに達する．\n分布は，本図幅地域の約4分の1をおおってその北東部に広くみられ，また「小諸」図幅地域の南半部をも占め，全体としては著しく広い．分布の最高点は2,100m(+)に達しており，最低点は約700m（「小諸」図幅地域内）である．\n全分布域を通じて，きわめて変化に乏しい層相を示し，有効な鍵層もなく，これ以上の細分は現状では不可能である．全体としてみると，火山角礫岩および凝灰角礫岩と，これらに挟在する礫・砂層は，概して噴出中心から遠ざかった地域に多く，集塊岩・スコリヤ集塊岩は，溶岩とともに山体の中心に近く分布している．\n「小諸」図幅地域内の鹿曲川，細小路川沿いでは，火山角礫岩を主とし，約40mの崖をつくって露出している．角礫の粒径は15cm（±）大がふつうで，ときに1mをこえる．これらの基地はスコリヤ質～砂質であり，水平に近い大まかな成層構造が発達している．スコリヤ・砂・礫層などには，ときにクロスラミナが発達している．小海町西方の崖でも，数枚の礫層をはさむ．\n山体の中心よりにみられる集塊岩・スコリヤ集塊岩は，概して固くしまっており，風化面では角礫がとび出してゴツゴツしている．牛ふん状・パン皮状の火山弾多数を伴う．全体は大まかに成層しており，図幅地域内での傾斜は，地質図に示したように10°前後から，山体の中心部では30～40°に達している．また，N60°W方向の小破砕帯に富む（第5図参照）．\n溶岩流は，各地の断面で多数挟在しているのが認められるが，5枚以上の溶岩流を観察できるルートは，第17表のとおりである．これらの溶岩の厚さは，30cmから10mをこえるものまであるが，一般には数mのものが多い．これらの溶岩流の岩質・岩質別薄片数．およびルート・地点などを記すと以下のとうりである．\n観察した薄片101枚中53枚は，ピジョン輝石質岩系（11種の型），残りは紫蘇輝石質岩系（8種の型）である．以下，それぞれについて鏡下の特徴を示す．\n〈ピジョン輝石質岩系〉\n斑晶：斜長石・かんらん石・（鉄鉱）石基：安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石変質鉱物：方解石ルートおよび地点：唐沢―赤谷車道，八千穂―茅野線\n斑晶：斜長石・かんらん石・（鉄鉱）\n石基：安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石\n変質鉱物：方解石\nルートおよび地点：唐沢―赤谷車道，八千穂―茅野線\n斑晶：斜長石・かんらん石石基：多孔質・安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・ガラス（褐色）・鉄鉱・かんらん石・斜方輝石地点：白樺平北方\n斑晶：斜長石・かんらん石\n石基：多孔質・安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・ガラス（褐色）・鉄鉱・かんらん石・斜方輝石\n地点：白樺平北方\n斑晶：斜長石・かんらん石・鉄鉱石基：塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス・かんらん石地点：大岳川中流\n斑晶：斜長石・かんらん石・鉄鉱\n石基：塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス・かんらん石\n地点：大岳川中流\n斑晶：（斜長石・かんらん石・単斜輝石）石基：粗粒・塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（暗褐色）ルートおよび地点：唐沢，唐沢―赤谷車道\n斑晶：（斜長石・かんらん石・単斜輝石）\n石基：粗粒・塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（暗褐色）\nルートおよび地点：唐沢，唐沢―赤谷車道\n斑晶：斜長石・かんらん石・鉄鉱・単斜輝石（一般にかんらん石〉単斜輝石であるが逆もある）石基：塡間状～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（淡褐～褐色）・鱗珪石変質鉱物：緑泥石・方解石ルートおよび地点：立科牧場―大河原線，八丁地川，唐沢―赤谷車道，唐沢中流，鹿曲川源流西方尾根，鹿曲川―夢の平線，畳石，大石川中・源流，八千穂―茅野線\n斑晶：斜長石・かんらん石・鉄鉱・単斜輝石（一般にかんらん石〉単斜輝石であるが逆もある）\n石基：塡間状～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（淡褐～褐色）・鱗珪石\n変質鉱物：緑泥石・方解石\nルートおよび地点：立科牧場―大河原線，八丁地川，唐沢―赤谷車道，唐沢中流，鹿曲川源流西方尾根，鹿曲川―夢の平線，畳石，大石川中・源流，八千穂―茅野線\n斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・鉄鉱：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・鉄鉱）：斜長石・単斜輝石・かんらん石など石基：間粒状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・かんらん石・燐灰石ルート・地点：鹿曲川，白樺平付近\n斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・鉄鉱\n：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・鉄鉱）\n：斜長石・単斜輝石・かんらん石など\n石基：間粒状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・かんらん石・燐灰石\nルート・地点：鹿曲川，白樺平付近\n斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・鉄鉱）石基：塡間状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・斜方輝石・ガラスルート・地点：唐沢―赤谷，大岳川右俣\n斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・鉄鉱）\n石基：塡間状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・斜方輝石・ガラス\nルート・地点：唐沢―赤谷，大岳川右俣\n斑晶：斜長石・単斜輝石・斜方輝石・かんらん石・鉄鉱石基：安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・かんらん石ルート・地点：白樺平東方\n斑晶：斜長石・単斜輝石・斜方輝石・かんらん石・鉄鉱\n石基：安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・かんらん石\nルート・地点：白樺平東方\n斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱）石基：安山岩質～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（褐色）変質鉱物：（緑泥石）ルート・地点：鹿曲川源流部，布施川源流部，大岳川右俣\n斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱）\n石基：安山岩質～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（褐色）\n変質鉱物：（緑泥石）\nルート・地点：鹿曲川源流部，布施川源流部，大岳川右俣\n斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱）石基：塡間状～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・燐灰石・鱗珪石変質鉱物：（緑泥石）ルート・地点：立科牧場―大河原峠線，八丁地川源流，唐沢，大岳川中流，大石川\n斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱）\n石基：塡間状～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・燐灰石・鱗珪石\n変質鉱物：（緑泥石）\nルート・地点：立科牧場―大河原峠線，八丁地川源流，唐沢，大岳川中流，大石川\n斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱石基：ガラス基流晶質～間粒状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石変質鉱物：方解石・緑泥石ルート・地点：トキン岩・鹿曲川，細小路川，大岳川中流，白樺平付近\n斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱\n石基：ガラス基流晶質～間粒状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石\n変質鉱物：方解石・緑泥石\nルート・地点：トキン岩・鹿曲川，細小路川，大岳川中流，白樺平付近\n〈紫蘇輝石質岩系〉\n石基：フェルト状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・紫蘇輝石・燐灰石地点：白樺平東方\n石基：フェルト状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・紫蘇輝石・燐灰石\n地点：白樺平東方\n斑晶：斜長石・かんらん石・（紫蘇輝石）石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス・鉄鉱・アルカリ長石地点：大岳川発電所\n斑晶：斜長石・かんらん石・（紫蘇輝石）\n石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス・鉄鉱・アルカリ長石\n地点：大岳川発電所\n斑晶：斜長石・かんらん石石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラスルート：唐沢\n斑晶：斜長石・かんらん石\n石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス\nルート：唐沢\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス（褐色）・鱗珪石・燐灰石変質鉱物：緑泥石・方解石ルート：唐沢，大岳川左俣\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石\n石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス（褐色）・鱗珪石・燐灰石\n変質鉱物：緑泥石・方解石\nルート：唐沢，大岳川左俣\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・鉄鉱石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石・鱗珪石ルート：唐沢―赤谷\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・鉄鉱\n石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石・鱗珪石\nルート：唐沢―赤谷\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱石基：塡間状～安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（淡褐色）・燐灰石・鱗珪石ルート・地点：八丁地川，大岳川右俣，八柱沢源流\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱\n石基：塡間状～安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（淡褐色）・燐灰石・鱗珪石\nルート・地点：八丁地川，大岳川右俣，八柱沢源流\n斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・（紫蘇輝石・鉄鉱）石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス（褐色）・かんらん石・鉄鉱変質鉱物：緑泥石ルート・地点：大岳川左俣沢，大石川中流\n斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・（紫蘇輝石・鉄鉱）\n石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス（褐色）・かんらん石・鉄鉱\n変質鉱物：緑泥石\nルート・地点：大岳川左俣沢，大石川中流\nVd型：これらは斑晶鉄苦土鉱物の量比の違いによって次の4種に区分される\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・（紫蘇輝石）石基：安山岩質～塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス・鱗珪石・燐灰石変質鉱物：（緑泥石）ルート・地点：唐沢，トキン岩鹿曲川，鹿曲川，八郡北方道沿い，大石川北沢，大石川下流\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・（紫蘇輝石）\n石基：安山岩質～塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス・鱗珪石・燐灰石\n変質鉱物：（緑泥石）\nルート・地点：唐沢，トキン岩鹿曲川，鹿曲川，八郡北方道沿い，大石川北沢，大石川下流\n斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・紫蘇輝石・鉄鉱石基：ガラス基流晶質～安山岩質～塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス・鉄鉱・燐灰石変質鉱物：緑泥石・方解石ルート・地点：トキン岩―鹿曲川，大岳川左俣（1991-a），大石川源流\n斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・紫蘇輝石・鉄鉱\n石基：ガラス基流晶質～安山岩質～塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス・鉄鉱・燐灰石\n変質鉱物：緑泥石・方解石\nルート・地点：トキン岩―鹿曲川，大岳川左俣（1991-a），大石川源流\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱石基：安山岩質～ガラス基流晶質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・クリストバル石変質鉱物：緑泥石・方解石ルート・地点：立科牧場―大河原峠，八丁地川，畳石（「小諸」図幅地域内），鹿曲川源流，大岳川左俣（1991-a），大石川源流\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱\n石基：安山岩質～ガラス基流晶質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・クリストバル石\n変質鉱物：緑泥石・方解石\nルート・地点：立科牧場―大河原峠，八丁地川，畳石（「小諸」図幅地域内），鹿曲川源流，大岳川左俣（1991-a），大石川源流\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱石基：細粒安山岩質～フェルト状～ピロタキシチック組織．斜長石・紫蘇輝石・普通輝石・鉄鉱・ガラス（淡褐色）・燐灰石・鱗珪石・黒雲母・アルカリ長石変質鉱物：（緑泥石・方解石）ルート・地点：八丁地川，唐沢，トキン岩―鹿曲川，鹿曲川，鹿曲川車道，大岳川右俣，大岳川左俣，千代里牧場，八千穂―茅野線\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱\n石基：細粒安山岩質～フェルト状～ピロタキシチック組織．斜長石・紫蘇輝石・普通輝石・鉄鉱・ガラス（淡褐色）・燐灰石・鱗珪石・黒雲母・アルカリ長石\n変質鉱物：（緑泥石・方解石）\nルート・地点：八丁地川，唐沢，トキン岩―鹿曲川，鹿曲川，鹿曲川車道，大岳川右俣，大岳川左俣，千代里牧場，八千穂―茅野線\n大岳川溶岩\n大岳川の鶯の口南方の尾根に分布する溶岩流で，大岳川発電所の取水口付近から八柱山方向にかけて分布する，3枚の溶岩流とこの間に挟在するスコリヤ集塊岩からなる．溶岩は緻密・灰色・細粒で，いずれも3～10mの崖をつくって露出している．分布から推して，全体は春日火山岩類にはさまれるべきものであるが，稜線に沿う顕著な溶岩流であるので独立させた．\n鏡下の特徴\n斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・鉄鉱石基：塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス\n斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・鉄鉱\n石基：塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス\nなお，化学分析値については第IX章参照\n相木川泥流\n図幅地域中央東端に近い小海町の東方，「十石峠」図幅地域の相木川に沿って分布する，無層理・無淘汰の厚い泥流堆積物．大石川スコリヤを不整合でおおい．日影層・鎰掛層などにおおわれている堆積物．\n模式地は小海町の相木川沿いにあり，最大層厚は100m．分布は相木川の谷に沿って広く認められるが，千曲川の西岸では，より新期の堆積物におおわれていて小分布するにすぎない．その北限は本間上部落西方の崖で，南限は鎰掛部落北方のトンネル付近である．一方，相木川の谷に沿っては，40～80mの垂直に近い崖をつくって好露頭がつづく．その東限は南相木村では祝平，北相木村では久保付近にあり，さらに小海町川平・市の沢部落（以上いずれも「十石峠」図幅地域内）に達している．以上の分布地点の標高は，千曲川沿いでは約900mであるが，「十石峠」図幅内では最高1,100mに達している．\n層相と構造：一般に無層理・無淘汰の堆積物であるが，ときにはごく大まかに成層していることもある．基地はどこでも非常に固く，垂直に近い崖をつくる．相木川の谷に沿い，侵蝕あるいは岩片の崩落によって，大小の洞穴が多数発達している．岩片の粒径は一般に20～30cm大，ときに数m大に達するものまで含み，その岩石種は極めて多孔質―緻密のかんらん石玄武岩，および各種の苦鉄質安山岩（パン皮火山弾を含む）を主とし，かなりの量の砂岩・粘板岩・チャートなどの基盤岩類を伴う．基盤岩類の岩片の中には，円磨されているものもある．\n注目すべきことは，これらの中に，火山灰層，大石川スコリヤ層などの数m大のブロックや，ときには10×15m大の成層したスコリヤ集塊岩の（直立）ブロックなどが含まれていることである．以上の堆積物の基地は，スコリヤ質・黒～灰色の火山灰質などであるが，ときには赤紫色を呈しており，岩片の岩石種も同一で，火砕流状あるいは火山体の中心部に近いブロックが，そのままはこばれてきたと考えられる部分がある．\nこれらの特徴から予測される，流れ山地形の存在は明らかではないが，以上にのべた層相上の特徴は，韮崎型火砕流（甲府盆地第四紀研究グループ，1969）ときわめてよく似ている．\n小海町本村南東方（「十石峠」図幅）で，大石川スコリヤを不整合におおい，また，南相木川に沿って各所で礫層（田屋礫層）を直接おおっている．また，小海町南佐久実業高校南方のトンネル上では，鎰掛層によっておおわれている．さらに，小海町塩平から小海原に至る道沿いをはじめ，「十石峠」図幅地域内の各所で，日影層の泥炭・砂礫層などによっておおわれている．\n近年，北相木村栃原遺跡において，この泥流堆積物のつくる岩陰から縄文早期の人骨（栃原岩陰遺跡研究グループ，1970）多数が出土した．\n日影層\n相木川の谷に流れ込んだ相木川泥流によってせきとめられた湖に堆積した堆積物の一括呼称で，厚さ15m（＋）の泥炭層をはじめ，砂礫・スコリヤ層などからなる地層．相木川泥流，あるいは基盤岩を直接おおい，本沢溶岩・スコリヤおよび鎰掛層におおわれている．\n模式地は，図幅地域内では小海町本村から小海原に至る山道．「十石峠」図幅地域内では南相木村日向南西・同日影・祝平南方・小海町宿渡から市の沢に至る谷など．最大層厚40m.\n分布をみると，相木川がかつて深い谷を形成していた「十石峠」図幅地域内には，各地でかなり広く，かつ厚く堆積しているが，図幅地域内では，模式地を中心にわずかにみられるにすぎない．「十石峠」図幅地域内では，相木川の谷から基盤岩のつくる山稜を望むと，谷と基盤岩山地との間に，丘陵性の山地があり，この山地をきざむ小谷沿いに分布している．\n塩平～小海原間の山道沿いでは，全体の層厚は30m（＋）で，厚さ40cm～3mで成層した黒・褐色砂の互層と，褐色泥層，こまかく成層した泥炭層，および砂層などからなり，基盤岩礫からなる礫層を伴う．泥炭層からは植物化石の破片を多産する．\n南相木村日影では，厚さ15mをこえる泥炭層と，褐色泥層および黒色砂層などの互層，礫層などからなり，全体の厚さは40m近い．泥炭層中からは，やはり植物化石を多産する．\n祝平南方では，クロスラミナの発達した黒色砂（1.5m），泥・礫層を伴う砂層（14m），砂層を伴う泥炭層（5m）などと，厚い礫層（15m）からなる．砂層からは木の葉の化石を産する．この地層の上限は鎰掛層あるいは本沢溶岩・スコリヤによっておおわれている．\n鎰掛層\n相木川泥流を直接おおい，稲子岳火砕流によっておおわれる，主としてスコリヤ質の礫層からなり，スコリヤ集塊岩・火山角礫岩・スコリヤを伴う地層．\n模式地は小海町鎰掛西方の崖．層厚120m（＋）．分布は，模式地で30m（＋）の崖をつくってみられるほか，千曲川の対岸，小海原の東および南方などにかなり広域を占める．\n厚いこの地層を全体としてみると，下半はうすい降下スコリヤをはさむスコリヤ質の礫層であるが，上半は火山角礫岩・スコリヤ集塊岩などを多数はさんでおり，将来は上下に2分して考える方がよいものと思われる．\n下半の礫層の礫は，一般に1～20cm大，まれに2m大に達し，概して丸味を帯びている．基地は固くしまったスコリヤ・砂などからなる．礫の岩石種は，多孔質～緻密・黒色・細粒の安山岩，赤褐色を呈する輝石安山岩，ガラス質・細粒の安山岩など多種にわたる．これらに，ところによって2～3cm大の赤褐色スコリヤのレンズあるいは1cm大の黄色軽石，さらに，細かいラミナの発達した砂層などを挟在している．以上の全体は大まかに成層しており，全体を通じてN80°E・直立の節理が発達しているのがみられる．\n一方，上半にはスコリヤ集塊岩などの本質噴出物や，火山角礫岩が卓越しており，礫層を伴う．前2者は1～5mの厚さで互層しており，うすい赤褐色スコリヤ層・黄色軽石層を挟在している．スコリヤ集塊岩は固くしまった岩相を示し，中に多数のパン皮状，あるいは牛糞状火山弾を伴う．火山弾の一部には紡錘状をしたかんらん石玄武岩がある．これらの本質噴出物では，むろん基地も同質のスコリヤや岩片からなっている．\n千代里溶岩\n八千穂村・本間下南西方の崖に露出する緻密・灰色・中～細粒の溶岩で，鎰掛層に属するスコリヤ集塊岩および火山角礫岩中に挟在している．厚さは15m（＋）あり，大まかな板状・柱状節理が発達している．\n鏡下の特徴\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・（紫蘇輝石および鉄鉱）石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・（紫蘇輝石・ガラス（褐色）・燐灰石）\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・（紫蘇輝石および鉄鉱）\n石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・（紫蘇輝石・ガラス（褐色）・燐灰石）\n本間川溶岩\n春日火山岩類の比較的上部に挟在して，本間川の川口から五箇付近の河床にかけて分布する溶岩流．本間川沿いにすくなくとも3枚あり，間に火山角礫岩，砂質・褐色のスコリヤ層などをはさむ．最上部の溶岩はもっとも連続性があり，厚さは約12mで，大まかな節理が発達している。\n肉眼的に多孔質―緻密・黒―灰色・細粒で，こまかい流理構造が発達している．溶岩直下の火山灰層はレンガ色に焼かれている場合がある．溶岩にはいずれにも1cm大に達する角閃石の捕獲結晶とかんらん石はんれい岩の捕獲岩が多数含まれている．\nこの溶岩の下位には，春日火山岩類をへだてて大石川スコリヤがあり，上位には厚さ10m（＋）の巨礫層をへだてて40m（＋）の，下位と同質の火山角礫岩類がある．以上のことからこの溶岩は，春日火山岩類にはさまれる溶岩であると判断される．\n鏡下の特徴\n斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・（紫蘇輝石・鉄鉱・角閃石捕獲結晶）石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・かんらん石・鉄鉱・ガラス（紫蘇輝石）角閃石捕獲結晶は，肉眼的には六角柱状の美晶をなすが，鏡下では完全にオパサイト化している．母岩との接触部には，発泡による空洞が形成されている．\n斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・（紫蘇輝石・鉄鉱・角閃石捕獲結晶）\n石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・かんらん石・鉄鉱・ガラス（紫蘇輝石）\n角閃石捕獲結晶は，肉眼的には六角柱状の美晶をなすが，鏡下では完全にオパサイト化している．母岩との接触部には，発泡による空洞が形成されている．\n千代里牧場溶岩\n五箇西方の千代里牧場を中心に分布する溶岩．本間川溶岩が春日火山角礫岩中に挟在しているのに対して，この溶岩は本間川右俣をはさんだ南・北に，ゆるやかな尾根をつくっている．溶岩は厚さ5～8mで，すくなくとも3枚以上あり，明瞭な崖をつくって，北東方向にかなり追跡できる．本間川右俣左岸の溶岩は，大石川の南岸にまで達しており，右岸の溶岩は五箇の南方に達している．肉眼的には緻密―多孔質，黒色，細―中粒，塊状で，細かい流理構造をもつ．また，本間川溶岩と同様に，しばしば1cm大に達する角閃石捕獲結晶を含む．さらに同源捕獲岩をも伴い，全体的特徴は本間川溶岩によくにている．\n鏡下の特徴\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・紫蘇輝石・角閃石捕獲結晶石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・鱗珪石\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・紫蘇輝石・角閃石捕獲結晶\n石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・鱗珪石\n斗樽の沢溶岩\n図幅地域中央南半，天狗岳西方の斗樽の沢および湯川・大月川の源流部などにみられる輝石安山岩質の溶岩と，これらにともなう集塊岩・スコリヤ集塊岩・火山角礫岩などの一括呼称．安山岩は灰―黒色で，斑晶に富み，粗粒ときに集斑状を呈するなど，北八ガ岳火山群の諸噴出物にはむしろまれで，南八ガ岳火山群に一般的な特徴をもち，図幅地域内での識別は比較的容易である．\n斗樽の沢では，厚さ1～20cmの大まかに節理した溶岩が，斗樽の滝・夕霧の滝などの滝をつくって計12・3枚あり，これらと火砕岩が互層している．全体は走向北40°東・傾斜北東へ20°の構造をもつ，また北60°西方向を主とする小破砕帯に富む．\n一方，湯川では，20枚近い溶岩が火砕岩（第8図）と互層している．溶岩の厚さは1～10mにわたる．ここでの全体の走向は南北～北40°東で，傾斜は下位ほど大きく東へ25～40°である．これらと同質の溶岩は，ミドリ池の東方にも分布している．さらに，稲子牧場溶岩におおわれて，大月川横沢の右岸にもみとめられる．厚さは最大200mをこえる．\n図幅地域内での溶岩の下限は不明であるが，上限は湯川の源流部において，きわめてシャープに本沢溶岩・スコリヤによっておおわれている．\n岩石は肉眼的に緻密・灰色・粗粒で，とくに輝石斑晶がめだつ．\n鏡下の特徴\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱．（かんらん石・石英）石基：ガラス基流晶質―安山岩質組織．しばしば完晶質粒状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石・黒雲母・アルカリ長石．\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱．（かんらん石・石英）\n石基：ガラス基流晶質―安山岩質組織．しばしば完晶質粒状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石・黒雲母・アルカリ長石．\n海の口火砕岩\n図幅地域南東端・海の口付近を中心に分布する火砕岩で，凝灰角礫岩・火山角礫岩を主とし，降下スコリヤをはさむ堆積物．厚さ最大60m.\n凝灰角礫岩は，平均30cm大の輝石安山岩・角閃石安山岩の角礫や，10m近い褐・黒色スコリヤの成層岩塊などを伴い，無淘汰・無層理である．基地は淡褐色の火山灰で，ときに黄色角閃石安山岩質軽石を含み，輝石の美晶を多産する．しばしば炭化していない木片を含む．低温の火砕流，あるいは泥流堆積物であるとも考えられる．また，厚さ数mまでの降下スコリヤ層を，挟在していることがすくなくない．\n火山角礫岩は，1～50cm大の角礫にきわめて富み，さらに牛糞状・パン皮状火山弾や，黄色の小軽石片を含む．凝灰角礫岩と同じく，無層理・無淘汰で，基地は黒・黄褐色・ときに赤色のスコリヤからなり，また黄色軽石を伴う．全体的にかなりルーズであることが多い．\n以上の凝灰角礫岩と火山角礫岩は，しばしば互いに伴いあって産出しており，これらの一方が転動堆積物であって，他方はその岩塊として，とりこまれたものであるのかもしれない．\nこれらの堆積物中の岩片の中には，明らかに斗樽の沢溶岩期に属すると判断される輝石安山岩質の本質岩片が多数含まれており，この堆積物が，斗樽の沢溶岩の噴出期と，ほぼ同じ頃もたらされたものであることを示している．\nまた，とくに凝灰角礫岩は，この図幅地域の南東方にかけて各地に分布しており，野辺山原層下部（河内ほか，1969）を構成している．\n高石川層\n高石川の川口付近，および海の口から海の口牧場に至る山道の，高見沢橋付近に分布する泥炭・礫・砂層・泥流堆積物などからなる地層の一括呼称．海の口火砕岩の凝灰角礫岩の直上にのり，本沢溶岩・スコリヤに属するスコリヤ集塊岩によっておおわれている．最大層厚50m.\n高見沢橋付近の泥炭層（第9図）は，上下に2枚あり，下位は厚さ7m（＋），上位は50cmである．どちらにも細かいラミナが発達しており，材の破片を多産し，上半はやや砂質である．高石川の上流に向け，この泥炭層は砂礫層をはさんで，うすく数枚にわかれている．砂層は厚さ30～150cm，黒色・塊状である．礫・砂層ともに非常に軟弱である．\n泥流堆積物は，この層の上限近くにあり，うすい砂層をはさんで厚さ1～2mで2層みられる．特徴ある灰青色・砂質の基地に，1～2cm大の角礫を多数伴い，強い硫気臭を示す．また，基地中には白色の小軽石片および黒雲母結晶を多数伴う．この泥流堆積物は，杣添川・湯川北岸などに比較的よく追跡される．湯川の北岸では芦平火砕岩の下部を構成しており，両者が指交関係にあることを示している．また，層位から推して，野辺山原層下部（河内ほか，1969）の泥炭層に相当すると考えられる．\n岩脈\n第18表に図幅内にみられる岩脈を示す．鹿曲川源流部で4本，夢の平線トキン岩付近で20本，大岳川で12本，大石川で2本，計38本がみとめられる．これらはいずれも，春日火山岩類中にのみ見出されており，走向は北20～60°西，および北80°西～東西を示すものが多く，傾斜は大部分直立，幅は03～5mである．いずれにも柱状節理が発達している．夢の平線のサンプルNo.983はY字型に分岐している．岩石は安山岩を主とし，玄武岩を含む．そして大部分のもので緑泥石・方解石などの変質鉱物が生じている．このような岩質上の特徴から，いずれも古八ガ岳期に貫入したものと考えられるが，大岳川本沢のサンプルNo.451は，石英・角閃石を含む安山岩からなり，新八ガ岳期のものと考えられる．\n樽ガ沢溶岩\n蓼科山の北西・本図幅地域の西端に近い樽ガ沢の沢すじに沿って小分布する溶岩流．南平火砕流におおわれていて詳細不明．\n大まかな節理の発達した，流理構造の顕著な溶岩流で，厚さは10mをこえる．岩石は肉眼的に緻密・灰色・中粒である．\n鏡下の特徴\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・（かんらん石・鉄鉱）石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・アルカリ長石・石英・黒雲母・燐灰石\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・（かんらん石・鉄鉱）\n石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・アルカリ長石・石英・黒雲母・燐灰石\n屏風岩溶岩\n大岳川の源流部に屏風岩をつくり，さらに細小路川の右岸を北へ流れて「小諸」図幅地域の南端まで8kmにわたって延長する溶岩．\n屏風岩は100mを越える絶壁をなし，やや不規則な板状・柱状節理が発達する．卓越する板状節理の走向は北40°東・傾斜は北西へ70°である．\n細小路川沿いでは40～60mの西向きの崖をつくって好露出している．全体にわたってこまかい板状節理と，大まかな柱状節理の発達が良好である．ここでは，集塊岩をはさんで3枚の溶岩からなる．それらの厚さは，下位30m（＋），中位20m（＋），上位10mである．\n屏風岩をつくる溶岩は，肉眼的に灰色・緻密で，斜長石の斑晶が目だつ．\n鏡下の特徴\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱石基：集斑状，安山岩質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス・鱗珪石\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱\n石基：集斑状，安山岩質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス・鱗珪石\n一方，細小路川沿いにみられる安山岩溶岩は，肉眼的に灰色・緻密・中粒で，鏡下の特徴は下位から上位に向ってつぎのとおりである．\n斑晶：斜長石・紫蘇輝石・普通輝石・鉄鉱・燐灰石石基：隠微晶質組織．（斜長石・石英・鉄鉱・単斜輝石・燐灰石・黒雲母）\n斑晶：斜長石・紫蘇輝石・普通輝石・鉄鉱・燐灰石\n石基：隠微晶質組織．（斜長石・石英・鉄鉱・単斜輝石・燐灰石・黒雲母）\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱石基：集斑状・安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・鱗珪石\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱\n石基：集斑状・安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・鱗珪石\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス．同源捕獲岩を伴い，斑晶の一部は緑泥石・方解石化している。\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱\n石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス．同源捕獲岩を伴い，斑晶の一部は緑泥石・方解石化している。\n芦平火砕岩\n小海町芦平付近から，湯川の南岸および稲子部落の西方に分布する．主としてスコリヤ集塊岩・火山角礫岩・スコリヤなどからなり，泥流堆積物を伴う地層．厚さ最大50m．海の口火砕岩を直接おおい，湯川層によっておおわれる．\nスコリヤ集塊岩は1～50cm大・平均5～15cm大の安山岩角礫・パン皮火山弾などと，褐色スコリヤの基地からなり，全体としてよくしまっていて固い．中に硫気変質によって漂白された小岩片を伴う．\n火山角礫岩は粒径1～30cm大，5cm大の安山岩角礫に富み，やはり固くしまっており，ときに2m大に達するパン皮火山弾を伴う．基地はスコリヤ質・ときに類質火山灰質である．\n以上に挟在するスコリヤは，厚さ10～20cmで，黄・褐色などを呈する．さらに，ときに厚さ30cmの柱状節理の発達したかたいローム層をも伴う．\n泥流堆積物は青灰色・砂質で，岩片は一般に10cm以下であり，強い硫気臭を示す．この火砕岩も全体として野辺山原層下部の一部に対比される．\n湯川層\n湯川北岸から稲子部落にかけて，ほぼ水平に連続するスコリヤ質の砂礫層で，間にうすい火山角礫岩・スコリヤ集塊岩・スコリヤ・スコリヤ質砂層などをはさむ．芦平火砕岩をおおい，本沢溶岩・スコリヤにおおわれている．最大層厚50m.\n礫層は厚さ10m（-）のものが何枚もあり，いずれも固くよくしまっている．礫の粒径は5～30cm大・まれに2～5m大の亜円礫からなる．基地はどこでも黒・褐色・スコリヤ質，類質火山灰質で大まかな成層構造を示し，こまかいラミナの発達した褐色砂層を多数はさんでいる．これらは，しばしば側方に向けてはげしく膨縮している．また以上に，ときに20cm大の黄色安山岩軽石を伴う．\n火山角礫岩は，全体のほぼ中ほどの層準にあり，厚さは5mで大まかな成層構造を示す．角礫は粒径15cm（-）大の苦鉄質安山岩を主としており，基地は類質火山灰質・スコリヤ質である．\nスコリヤ集塊岩は牛糞状火山弾を含み，3～15cm大の角礫に富む．基地は黄・褐色・スコリヤ質である．\n本沢溶岩・スコリヤ\n本沢温泉付近，白䉜沢の源流部および稲子部落から湯川・高石川・杣添川の流域にかけて広く分布する地層で，降下スコリヤ・スコリヤ集塊岩・火山角礫岩などと溶岩を主とし，スコリヤ流・泥流堆積物・砂礫層などを伴う．また，これらにローム層・黒曜岩・黒雲母と角閃石を含む流紋岩質軽石・角閃石安山岩質軽石層などの薄層を数層はさむ．湯川の上流部で斗樽の沢溶岩を直接おおい，灯明平火砕岩によっておおわれている．最大層厚100m（＋）．\n降下スコリヤ（第10図）は赤褐～褐，ときに黄・黒色を呈し，その粒径は一般に1cm（±），まれに5～10cm大で，灰色の岩片や白・黄色軽石，輝石単結晶などを伴う．岩片はほとんど含まれていない場合から，かなり多い場合までいろいろである．1 fall unitの厚さは数cmから50cmにわたり，単一の露頭で数100枚のfall unitsを数えうるところがある．また，これらの降下スコリヤに挟在して，厚さ30～50cmの濃褐色火山灰層多数がみとめられる．これらの火山灰層はいずれもスコリヤ質で，一般に非常にかたく，垂直のクラックが発達している．\nスコリヤ集塊岩の厚さは一般に1～5mであるが，10mをこえる例もすくなくなく，とくに山体の中心よりでは溶岩と互層して，全体で50mを超えている場合がある．岩片は1～20cm大で，苦鉄質安山岩の牛糞状・パン皮状火山弾多数を伴う．基地は3cm（±）大の褐色スコリヤで，一般に固くよくしまっている場合が多い．\n火山角礫岩は，厚さ10mをこえる場合がすくなくない．角礫の粒径は1～50cm，まれに1mに達する．基地は黒―帯紫色の類質火山灰質・スコリヤ質で固くしまっている．これらの基地中には，硫気変質によって漂白された小岩片を伴っていることが多い．さらに，しばしば輝石の美晶を多産する．\nスコリヤ流堆積物は，厚さ2～6mで，径10～50cm大の黒色のスコリヤと，同質の基地からなる．このスコリヤ流の一部には，単一堆積層内で，上半分が赤紫色を呈しているものがあり，堆積時に，かなりの熱を保持していたと推定され例がるある．しかし溶結現象は全く認められない．\n泥流堆積物は，厚さ1～5mで，数層準に確認されている．うち1枚は，この本沢溶岩・スコリヤ層の下限に近い部分に認められる．硫気変質をうけた岩片が多く，その粒径は1～20cm大，基地はよくしまった類質岩片およびスコリヤなどからなり，むろん無層理・無淘汰である．ときに強い硫気臭を示す．\n砂礫層は本層の分布の東よりに，以上の各層にはさまれて数層認められる．\n角閃石安山岩軽石は粒径5cm（一）大で，10枚以上のfall unitsを数えうるところがあり，これらの中にうすい白色の石英黒雲母角閃岩流紋岩軽石や，黒曜岩を含む軽石層などを含んでいる．\n本層の，以上にのべたスコリヤ・流紋岩軽石層などは層位・層相などの点から，すでにのべた河内ほか（1969）の野辺山原層下部に相当するものである．\n溶岩の分布は，本沢温泉の東約2kmまでと，白䉜沢などに限られている．厚さは50cm～3mで，上述の火砕岩類と互層して，全体では8枚をこえる．本沢温泉付近ではゆるく東へ傾斜しており，白䉜沢では走向北60°西・傾斜南西へ30°である．\n溶岩は大まかな節理をもち，肉眼的に黒色・緻密で，鏡下の特徴は以下のとおりである．\n鏡下の特徴\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・鉄鉱・（紫蘇輝石）石基：安山岩質～ガラス基流晶質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・燐灰石・アルカリ長石・鱗珪石・（紫蘇輝石）二次鉱物：緑泥石・方解石\n斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・鉄鉱・（紫蘇輝石）\n石基：安山岩質～ガラス基流晶質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・燐灰石・アルカリ長石・鱗珪石・（紫蘇輝石）\n二次鉱物：緑泥石・方解石\n灯明平火砕岩\n芦平溶岩の下位，本沢溶岩・スコリヤの上位にある溶結凝灰岩・スコリヤ集塊岩・降下スコリヤ・スコリヤ流・軽石などからなる堆積物の一括呼称．分布は湯川北岸・灯明平北方の尾根・松原湖北岸などで，厚さは最大20m（＋）．\n溶結凝灰岩垂直の崖をつくって露出している場合が多く，淡紫色・角閃石安山岩質で，5～20cm大の角礫を伴う．厚さは約8mで多数のflow unitsからなり，弱溶結している．\nスコリヤ集塊岩は一般に類質火山灰質で，厚さ2～3mのもの数枚からなり，間にうすい褐色の降下スコリヤ層を挟在している．スコリヤ流は厚さ2mで，径30cm大・黒色スコリヤからなる．また軽石は径1cm大・黄色安山岩質で厚さはうすい．\n高石川溶岩\n図幅地域の南東端に，高石川と牛首川にはさまれて狭長な尾根をつくって分布する溶岩，下半は厚さ6m，50cm大の角礫からなるスコリヤ質の崖錐性堆積物からなり，溶岩はその上位に厚さ8m（＋）で大まかな節理を示してのっている．肉眼的に緻密・黒色で斜長石斑晶がめだつ．\n鏡下の特徴\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石\n斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石\n石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石","blocks":[{"type":"heading","depth":1,"text":"VI.2.1 古八ガ岳期","id":"sec-6-2-1"},{"type":"paragraph","text":"古八ガ岳期噴出物の層序を第15表に示す．以下，下位から順に説明する．"},{"type":"block-title","text":"古八ガ岳期噴出物の層序"},{"type":"section-title","text":"大石川溶岩"},{"type":"paragraph","text":"大石川と千曲川との合流点付近，および大石川沿いに八千穂村大石にかけて小分布する溶岩流．うすい黒色スコリヤ層および集塊岩を挟在して3枚（下位からOl1-3）ある．1枚の溶岩の厚さは7～15mで，いずれにも大まかな節理が発達している．見かけ上Ol1，2の上位には，のちにのべる大石川スコリヤがおおっているが，Ol3はその上位にある．しかし，全体としては大石川スコリヤの下半に挟在する，八ガ岳最初期の溶岩流であると考えられる．溶岩の磁化方位はいずれも逆転している（西山，1966）．"},{"type":"paragraph","text":"岩石は肉眼的に緻密，灰～黒色で斜長石および輝石斑晶がめだつ．"},{"type":"paragraph","text":"鏡下の特徴"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・紫蘇輝石・普通輝石・紫蘇輝石・普通輝石はしばしば集斑状石基：粗粒・塡間状組織．斜長石・ガラス（暗褐色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石"},{"type":"block-title","text":"Ol1：普通輝石紫蘇輝石かんらん石安山岩"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・紫蘇輝石・普通輝石・紫蘇輝石・普通輝石はしばしば集斑状"},{"type":"paragraph","text":"石基：粗粒・塡間状組織．斜長石・ガラス（暗褐色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・鉄鉱・（紫蘇輝石）石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・（紫蘇輝石・鱗珪石・アルカリ長石・燐灰石）"},{"type":"block-title","text":"Ol2：かんらん石普通輝石安山岩"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・鉄鉱・（紫蘇輝石）"},{"type":"paragraph","text":"石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・（紫蘇輝石・鱗珪石・アルカリ長石・燐灰石）"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱石基：安山岩質組織注5)斜長石・普通輝石・鉄鉱・かんらん石・紫蘇輝石・黒雲母"},{"type":"block-title","text":"Ol3：紫蘇輝石普通輝石かんらん石安山岩"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質組織注5)斜長石・普通輝石・鉄鉱・かんらん石・紫蘇輝石・黒雲母"},{"type":"section-title","text":"大石川スコリヤ"},{"type":"paragraph","text":"八ガ岳火山列最初期の，火山活動を代表する降下スコリヤ堆積物．図幅地域内での下限は，前述したようにOl1・2をおおっているが，これらの溶岩は，このスコリヤ堆積物のはさみと考えられる．一方，「小諸」図幅地域では，鮮新―洪積世にまたがる瓜生坂累層（飯島ほか，1956）から漸移しており，また十石峠図幅地域内では基盤岩類の斜面に直接のっている．上限は一部互層を示して春日火山岩類に漸移する．"},{"type":"paragraph","text":"模式地は大石川の佐久平上水道口付近から上流，八千穂村西方および鶯の口北東方など．厚さは最大40mに達し，大岳川の源流部に推定される噴出源から，20km以上はなれた「十石峠」図幅地域内北相木村白岩においてなお，30m以上ある．"},{"type":"paragraph","text":"スコリヤは数mmから3cm大，またときに“ローム”状を呈し，色は濃赤褐・褐・黒・黄色など．ときに，スコリヤと同大の角閃石安山岩質黄色軽石や，灰色火山礫などを混じている．スコリヤ層中からは，5mm大の輝石の美晶を多産する．これらのスコリヤ層は，ほとんどどこでも厚さ数cm～30cmの範囲で成層しており，130枚以上のfall unitsを数えうるところすらある．"},{"type":"paragraph","text":"層理面は，一般にはゆるく東傾斜しているが，場所によっては伏在する地形面に支配されて，かなりまちまちである．"},{"type":"paragraph","text":"八ガ岳北東山麓に分布するこうしたスコリヤ層のもう一つの特徴は，第6図のように，整合に重なる一群のスコリヤ層が，他の整合一群のスコリヤ層をシャープに切って「不整合」におおっていることである．しかし，個々の露頭の単位では，図のように明瞭な不整合関係を識別できるにもかかわらず，のちにのべる本沢溶岩・スコリヤ期のスコリヤをはじめ，八ガ岳火山列全体としては，古八ガ岳期から新八ガ岳期にわたって，各期に層相の酷似したスコリヤがくりかえし噴出しているため，どれがどの時期のスコリヤに相当するかを，判別することはきわめて困難である．このような不整合面は，一連の露頭ですくなくとも2枚みつかつており，模式地を含めた数ヵ所で認められる．"},{"type":"paragraph","text":"模式地の一つ，鶯の口北東方の露頭における3群のスコリヤの層相を第16表に示す．"},{"type":"paragraph","text":"また，大石川佐久平上水道付近では，下部は火山礫に富んだ赤褐・黄褐色の降下スコリヤ層で，構造はほぼ水平に近く，つぎにのべる佐口火山灰層の薄層をはさむ．中部は軽石を含む赤褐色スコリヤと“ローム”質スコリヤの互層で，青灰色火山礫を含む．全体は，下部層を切って東に傾斜している．さらに，上部はほぼ水平の黒色・褐色スコリヤの互層からなり，下限近くの構造は中部層に収斂するように重なっている．"},{"type":"paragraph","text":"この大石川スコリヤ層の上限は，鶯の口南方・北東方・大石川，および大石川右俣などの各地で，春日火山岩類と互層している．また小海町本村（「十石峠」図幅）東方をはじめ，相木川の谷沿いで相木川泥流におおわれている．"},{"type":"paragraph","text":"噴出源は，正確に決定することはできないが，分布域および層厚などから推定して，大岳川の源流部であると判断される．多数の成層したスコリヤのくりかえしは，ストロンボリ式噴火によってもたらされたことは疑いない．岩質は，スコリヤの変質が著しいため正確を期しがたいが，大石川溶岩と同質であると考えられる．"},{"type":"block-title","text":"鶯の口東方の大石川スコリヤ"},{"type":"block-title","text":"鶯の口東方における大石川スコリヤの層相と構造"},{"type":"section-title","text":"佐口火山灰"},{"type":"paragraph","text":"大石川スコリヤの下限に近い層準に挟在する，うすいデイサイト質の火山灰層と，これに伴う同質の溶岩の一括呼称．"},{"type":"paragraph","text":"模式地は佐久町佐口南方の谷，大石川中流，大石川北沢など．層厚最大7m(+)．しかし，デイサイト質火山灰層そのものの厚さは最大1.5mである．分布は，模式地のほかには，「小諸」図幅地域内佐久市大沢の新田居部落（厚さ1.5m），同前山南西方（5cm以下で数層），「十石峠」図幅地域北相木村白岩（5cm）などである．"},{"type":"paragraph","text":"このデイサイト質火山灰層は，純白に近く，どこでも著しく粘土化がすすんでいる．佐口南方の谷では，厚さは60cmあり，大石川スコリヤに挟在して水平に近い構造を示し，谷沿いによく追跡できる．大石川北沢では，厚さ15～40cmで，白色をおびた1cm大の角閃石安山岩質の，軽石を含むロームからなる．"},{"type":"paragraph","text":"一方，大石川の中流では，河底に近く4ヵ所で分布が認められる．巻末の柱状図に示したように，II-(1746)-h地点では，下部は厚さ2m(+)の流理構造の発達したデイサイト溶岩からなり，この上位を径50cmに達する同質軽石層と，角閃石・斜長石の結晶礫を伴う粘土化の，すすんだ白色火山灰層がおおっている．また，巻末柱状図II-(1746)-l地点では，数mm大の白色軽石からなり，角閃石を伴う．その他の地点では，明―暗褐色のスコリヤ質ロームと互層し，ともに厚さ1cm（±）の褐色スコリヤの薄層を伴う．"},{"type":"paragraph","text":"この火山灰層は，上述のように分布がきわめて限定されているが，溶岩を伴うことによって，八ガ岳の火山灰層であることは明瞭である．"},{"type":"paragraph","text":"鏡下の特徴"},{"type":"list-item","text":"〈溶岩〉斑晶：斜長石・角閃石（濃赤褐色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石石基：球顆状組織．ガラス（無～淡褐色）・（斜長石・鉄鉱・鱗珪石）〈軽石〉斑晶：斜長石・角閃石（緑色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石石基：ガラス質組織．ガラス（無色）・晶子"},{"type":"block-title","text":"紫蘇輝石普通輝石角閃石デイサイト"},{"type":"paragraph","text":"〈溶岩〉斑晶：斜長石・角閃石（濃赤褐色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石"},{"type":"paragraph","text":"石基：球顆状組織．ガラス（無～淡褐色）・（斜長石・鉄鉱・鱗珪石）"},{"type":"paragraph","text":"〈軽石〉斑晶：斜長石・角閃石（緑色）・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・燐灰石"},{"type":"paragraph","text":"石基：ガラス質組織．ガラス（無色）・晶子"},{"type":"section-title","text":"春日火山岩類"},{"type":"paragraph","text":"八ガ岳火山列の初期噴出物で，その北端に古八ガ岳期山体の，最初の基本形をつくり上げた噴出物の一括呼称．主として火山角礫岩・凝灰角礫岩・集塊岩・スコリヤ集塊岩などからなり，山体の中心よりには，数10枚の溶岩流をはさむ．下限に近い瓜生坂累層との境界部付近（「小諸」図幅内）には，9枚の安山岩軽石層の薄層を伴う（第7図）．さらに各地であまり厚くない褐色スコリヤ層・ローム層・砂および礫層などをはさんでいる．下限の一部は，すでにのべた大石川スコリヤと互層し，上限は相木川泥流・鶯の口礫層ををはじめ，新八ガ岳期噴出物で不整合におおわれている．"},{"type":"paragraph","text":"模式地は鹿曲川・大岳川流域，八柱山・剣ガ峯などで，最大層厚は700mに達する．"},{"type":"paragraph","text":"分布は，本図幅地域の約4分の1をおおってその北東部に広くみられ，また「小諸」図幅地域の南半部をも占め，全体としては著しく広い．分布の最高点は2,100m(+)に達しており，最低点は約700m（「小諸」図幅地域内）である．"},{"type":"paragraph","text":"全分布域を通じて，きわめて変化に乏しい層相を示し，有効な鍵層もなく，これ以上の細分は現状では不可能である．全体としてみると，火山角礫岩および凝灰角礫岩と，これらに挟在する礫・砂層は，概して噴出中心から遠ざかった地域に多く，集塊岩・スコリヤ集塊岩は，溶岩とともに山体の中心に近く分布している．"},{"type":"paragraph","text":"「小諸」図幅地域内の鹿曲川，細小路川沿いでは，火山角礫岩を主とし，約40mの崖をつくって露出している．角礫の粒径は15cm（±）大がふつうで，ときに1mをこえる．これらの基地はスコリヤ質～砂質であり，水平に近い大まかな成層構造が発達している．スコリヤ・砂・礫層などには，ときにクロスラミナが発達している．小海町西方の崖でも，数枚の礫層をはさむ．"},{"type":"paragraph","text":"山体の中心よりにみられる集塊岩・スコリヤ集塊岩は，概して固くしまっており，風化面では角礫がとび出してゴツゴツしている．牛ふん状・パン皮状の火山弾多数を伴う．全体は大まかに成層しており，図幅地域内での傾斜は，地質図に示したように10°前後から，山体の中心部では30～40°に達している．また，N60°W方向の小破砕帯に富む（第5図参照）．"},{"type":"paragraph","text":"溶岩流は，各地の断面で多数挟在しているのが認められるが，5枚以上の溶岩流を観察できるルートは，第17表のとおりである．これらの溶岩の厚さは，30cmから10mをこえるものまであるが，一般には数mのものが多い．これらの溶岩流の岩質・岩質別薄片数．およびルート・地点などを記すと以下のとうりである．"},{"type":"paragraph","text":"観察した薄片101枚中53枚は，ピジョン輝石質岩系（11種の型），残りは紫蘇輝石質岩系（8種の型）である．以下，それぞれについて鏡下の特徴を示す．"},{"type":"block-title","text":"春日火山岩類（北佐久郡望月町春日，「小諸」図幅）"},{"type":"block-title","text":"春日火山岩類中の溶岩の枚数"},{"type":"section-title","text":"〈ピジョン輝石質岩系〉"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・（鉄鉱）石基：安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石変質鉱物：方解石ルートおよび地点：唐沢―赤谷車道，八千穂―茅野線"},{"type":"block-title","text":"IIIc型：かんらん石安山岩（薄片数2）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・（鉄鉱）"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石"},{"type":"paragraph","text":"変質鉱物：方解石"},{"type":"paragraph","text":"ルートおよび地点：唐沢―赤谷車道，八千穂―茅野線"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石石基：多孔質・安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・ガラス（褐色）・鉄鉱・かんらん石・斜方輝石地点：白樺平北方"},{"type":"block-title","text":"IIIa→c型：かんらん石安山岩（薄片数1）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石"},{"type":"paragraph","text":"石基：多孔質・安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・ガラス（褐色）・鉄鉱・かんらん石・斜方輝石"},{"type":"paragraph","text":"地点：白樺平北方"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・鉄鉱石基：塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス・かんらん石地点：大岳川中流"},{"type":"block-title","text":"IIIb型：かんらん石玄武岩（薄片数1）分析値あり"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス・かんらん石"},{"type":"paragraph","text":"地点：大岳川中流"},{"type":"list-item","text":"斑晶：（斜長石・かんらん石・単斜輝石）石基：粗粒・塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（暗褐色）ルートおよび地点：唐沢，唐沢―赤谷車道"},{"type":"block-title","text":"IVb型：単斜輝石かんらん石玄武岩（薄片数2）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：（斜長石・かんらん石・単斜輝石）"},{"type":"paragraph","text":"石基：粗粒・塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（暗褐色）"},{"type":"paragraph","text":"ルートおよび地点：唐沢，唐沢―赤谷車道"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・鉄鉱・単斜輝石（一般にかんらん石〉単斜輝石であるが逆もある）石基：塡間状～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（淡褐～褐色）・鱗珪石変質鉱物：緑泥石・方解石ルートおよび地点：立科牧場―大河原線，八丁地川，唐沢―赤谷車道，唐沢中流，鹿曲川源流西方尾根，鹿曲川―夢の平線，畳石，大石川中・源流，八千穂―茅野線"},{"type":"block-title","text":"IVc型：単斜輝石かんらん石玄武岩～安山岩（薄片数18）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・鉄鉱・単斜輝石（一般にかんらん石〉単斜輝石であるが逆もある）"},{"type":"paragraph","text":"石基：塡間状～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（淡褐～褐色）・鱗珪石"},{"type":"paragraph","text":"変質鉱物：緑泥石・方解石"},{"type":"paragraph","text":"ルートおよび地点：立科牧場―大河原線，八丁地川，唐沢―赤谷車道，唐沢中流，鹿曲川源流西方尾根，鹿曲川―夢の平線，畳石，大石川中・源流，八千穂―茅野線"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・鉄鉱：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・鉄鉱）：斜長石・単斜輝石・かんらん石など石基：間粒状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・かんらん石・燐灰石ルート・地点：鹿曲川，白樺平付近"},{"type":"block-title","text":"IVb→c型：単斜輝石かんらん石安山岩～玄武岩（薄片数8）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・鉄鉱）"},{"type":"paragraph","text":"：斜長石・単斜輝石・かんらん石など"},{"type":"paragraph","text":"石基：間粒状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・かんらん石・燐灰石"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：鹿曲川，白樺平付近"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・鉄鉱）石基：塡間状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・斜方輝石・ガラスルート・地点：唐沢―赤谷，大岳川右俣"},{"type":"block-title","text":"IVd→c型：単斜輝石かんらん石安山岩（薄片数2）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・鉄鉱）"},{"type":"paragraph","text":"石基：塡間状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・斜方輝石・ガラス"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：唐沢―赤谷，大岳川右俣"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・単斜輝石・斜方輝石・かんらん石・鉄鉱石基：安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・かんらん石ルート・地点：白樺平東方"},{"type":"block-title","text":"Va→c型：かんらん石斜方輝石単斜輝石安山岩（薄片数2）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・単斜輝石・斜方輝石・かんらん石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・かんらん石"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：白樺平東方"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱）石基：安山岩質～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（褐色）変質鉱物：（緑泥石）ルート・地点：鹿曲川源流部，布施川源流部，大岳川右俣"},{"type":"block-title","text":"Vb→c型：かんらん石安山岩（薄片数4）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱）"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（褐色）"},{"type":"paragraph","text":"変質鉱物：（緑泥石）"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：鹿曲川源流部，布施川源流部，大岳川右俣"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱）石基：塡間状～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・燐灰石・鱗珪石変質鉱物：（緑泥石）ルート・地点：立科牧場―大河原峠線，八丁地川源流，唐沢，大岳川中流，大石川"},{"type":"block-title","text":"Vc型：単斜輝石かんらん石安山岩～玄武岩（薄片数7）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・（単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱）"},{"type":"paragraph","text":"石基：塡間状～間粒状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・燐灰石・鱗珪石"},{"type":"paragraph","text":"変質鉱物：（緑泥石）"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：立科牧場―大河原峠線，八丁地川源流，唐沢，大岳川中流，大石川"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱石基：ガラス基流晶質～間粒状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石変質鉱物：方解石・緑泥石ルート・地点：トキン岩・鹿曲川，細小路川，大岳川中流，白樺平付近"},{"type":"block-title","text":"Vd→c型：斜方輝石単斜輝石かんらん石安山岩（薄片数6）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：ガラス基流晶質～間粒状～安山岩質組織．斜長石・単斜輝石・斜方輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石"},{"type":"paragraph","text":"変質鉱物：方解石・緑泥石"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：トキン岩・鹿曲川，細小路川，大岳川中流，白樺平付近"},{"type":"section-title","text":"〈紫蘇輝石質岩系〉"},{"type":"list-item","text":"石基：フェルト状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・紫蘇輝石・燐灰石地点：白樺平東方"},{"type":"block-title","text":"d型：無斑晶安山岩（薄片数1）"},{"type":"paragraph","text":"石基：フェルト状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・紫蘇輝石・燐灰石"},{"type":"paragraph","text":"地点：白樺平東方"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・（紫蘇輝石）石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス・鉄鉱・アルカリ長石地点：大岳川発電所"},{"type":"block-title","text":"IId型：かんらん石玄武岩（薄片数1）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・（紫蘇輝石）"},{"type":"paragraph","text":"石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス・鉄鉱・アルカリ長石"},{"type":"paragraph","text":"地点：大岳川発電所"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラスルート：唐沢"},{"type":"block-title","text":"IIId型：かんらん石玄武岩（薄片数1）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス"},{"type":"paragraph","text":"ルート：唐沢"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス（褐色）・鱗珪石・燐灰石変質鉱物：緑泥石・方解石ルート：唐沢，大岳川左俣"},{"type":"block-title","text":"IVd型：普通輝石かんらん石玄武岩（薄片数3）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石"},{"type":"paragraph","text":"石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス（褐色）・鱗珪石・燐灰石"},{"type":"paragraph","text":"変質鉱物：緑泥石・方解石"},{"type":"paragraph","text":"ルート：唐沢，大岳川左俣"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・鉄鉱石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石・鱗珪石ルート：唐沢―赤谷"},{"type":"block-title","text":"IVa→d型：普通輝石かんらん石安山岩（薄片数1）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石・鱗珪石"},{"type":"paragraph","text":"ルート：唐沢―赤谷"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱石基：塡間状～安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（淡褐色）・燐灰石・鱗珪石ルート・地点：八丁地川，大岳川右俣，八柱沢源流"},{"type":"block-title","text":"Va型：かんらん石紫蘇輝石普通輝石安山岩（薄片数3）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：塡間状～安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・かんらん石・ガラス（淡褐色）・燐灰石・鱗珪石"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：八丁地川，大岳川右俣，八柱沢源流"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・（紫蘇輝石・鉄鉱）石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス（褐色）・かんらん石・鉄鉱変質鉱物：緑泥石ルート・地点：大岳川左俣沢，大石川中流"},{"type":"block-title","text":"Va→d型：かんらん石普通輝石安山岩（薄片数3）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・（紫蘇輝石・鉄鉱）"},{"type":"paragraph","text":"石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス（褐色）・かんらん石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"変質鉱物：緑泥石"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：大岳川左俣沢，大石川中流"},{"type":"paragraph","text":"Vd型：これらは斑晶鉄苦土鉱物の量比の違いによって次の4種に区分される"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・（紫蘇輝石）石基：安山岩質～塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス・鱗珪石・燐灰石変質鉱物：（緑泥石）ルート・地点：唐沢，トキン岩鹿曲川，鹿曲川，八郡北方道沿い，大石川北沢，大石川下流"},{"type":"block-title","text":"A：普通輝石かんらん石安山岩（薄片数13）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・（紫蘇輝石）"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質～塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス・鱗珪石・燐灰石"},{"type":"paragraph","text":"変質鉱物：（緑泥石）"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：唐沢，トキン岩鹿曲川，鹿曲川，八郡北方道沿い，大石川北沢，大石川下流"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・紫蘇輝石・鉄鉱石基：ガラス基流晶質～安山岩質～塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス・鉄鉱・燐灰石変質鉱物：緑泥石・方解石ルート・地点：トキン岩―鹿曲川，大岳川左俣（1991-a），大石川源流"},{"type":"block-title","text":"B：紫蘇輝石かんらん石普通輝石安山岩（薄片数3）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・紫蘇輝石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：ガラス基流晶質～安山岩質～塡間状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・ガラス・鉄鉱・燐灰石"},{"type":"paragraph","text":"変質鉱物：緑泥石・方解石"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：トキン岩―鹿曲川，大岳川左俣（1991-a），大石川源流"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱石基：安山岩質～ガラス基流晶質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・クリストバル石変質鉱物：緑泥石・方解石ルート・地点：立科牧場―大河原峠，八丁地川，畳石（「小諸」図幅地域内），鹿曲川源流，大岳川左俣（1991-a），大石川源流"},{"type":"block-title","text":"C：かんらん石紫蘇輝石普通輝石安山岩（薄片数6）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質～ガラス基流晶質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・クリストバル石"},{"type":"paragraph","text":"変質鉱物：緑泥石・方解石"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：立科牧場―大河原峠，八丁地川，畳石（「小諸」図幅地域内），鹿曲川源流，大岳川左俣（1991-a），大石川源流"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱石基：細粒安山岩質～フェルト状～ピロタキシチック組織．斜長石・紫蘇輝石・普通輝石・鉄鉱・ガラス（淡褐色）・燐灰石・鱗珪石・黒雲母・アルカリ長石変質鉱物：（緑泥石・方解石）ルート・地点：八丁地川，唐沢，トキン岩―鹿曲川，鹿曲川，鹿曲川車道，大岳川右俣，大岳川左俣，千代里牧場，八千穂―茅野線"},{"type":"block-title","text":"D：普通輝石紫蘇輝石安山岩（薄片数13）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：細粒安山岩質～フェルト状～ピロタキシチック組織．斜長石・紫蘇輝石・普通輝石・鉄鉱・ガラス（淡褐色）・燐灰石・鱗珪石・黒雲母・アルカリ長石"},{"type":"paragraph","text":"変質鉱物：（緑泥石・方解石）"},{"type":"paragraph","text":"ルート・地点：八丁地川，唐沢，トキン岩―鹿曲川，鹿曲川，鹿曲川車道，大岳川右俣，大岳川左俣，千代里牧場，八千穂―茅野線"},{"type":"paragraph","text":""},{"type":"paragraph","text":""},{"type":"paragraph","text":""},{"type":"section-title","text":"大岳川溶岩"},{"type":"paragraph","text":"大岳川の鶯の口南方の尾根に分布する溶岩流で，大岳川発電所の取水口付近から八柱山方向にかけて分布する，3枚の溶岩流とこの間に挟在するスコリヤ集塊岩からなる．溶岩は緻密・灰色・細粒で，いずれも3～10mの崖をつくって露出している．分布から推して，全体は春日火山岩類にはさまれるべきものであるが，稜線に沿う顕著な溶岩流であるので独立させた．"},{"type":"paragraph","text":"鏡下の特徴"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・鉄鉱石基：塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス"},{"type":"block-title","text":"単斜輝石かんらん石玄武岩"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・単斜輝石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：塡間状組織．斜長石・単斜輝石・鉄鉱・ガラス"},{"type":"paragraph","text":"なお，化学分析値については第IX章参照"},{"type":"section-title","text":"相木川泥流"},{"type":"paragraph","text":"図幅地域中央東端に近い小海町の東方，「十石峠」図幅地域の相木川に沿って分布する，無層理・無淘汰の厚い泥流堆積物．大石川スコリヤを不整合でおおい．日影層・鎰掛層などにおおわれている堆積物．"},{"type":"paragraph","text":"模式地は小海町の相木川沿いにあり，最大層厚は100m．分布は相木川の谷に沿って広く認められるが，千曲川の西岸では，より新期の堆積物におおわれていて小分布するにすぎない．その北限は本間上部落西方の崖で，南限は鎰掛部落北方のトンネル付近である．一方，相木川の谷に沿っては，40～80mの垂直に近い崖をつくって好露頭がつづく．その東限は南相木村では祝平，北相木村では久保付近にあり，さらに小海町川平・市の沢部落（以上いずれも「十石峠」図幅地域内）に達している．以上の分布地点の標高は，千曲川沿いでは約900mであるが，「十石峠」図幅内では最高1,100mに達している．"},{"type":"paragraph","text":"層相と構造：一般に無層理・無淘汰の堆積物であるが，ときにはごく大まかに成層していることもある．基地はどこでも非常に固く，垂直に近い崖をつくる．相木川の谷に沿い，侵蝕あるいは岩片の崩落によって，大小の洞穴が多数発達している．岩片の粒径は一般に20～30cm大，ときに数m大に達するものまで含み，その岩石種は極めて多孔質―緻密のかんらん石玄武岩，および各種の苦鉄質安山岩（パン皮火山弾を含む）を主とし，かなりの量の砂岩・粘板岩・チャートなどの基盤岩類を伴う．基盤岩類の岩片の中には，円磨されているものもある．"},{"type":"paragraph","text":"注目すべきことは，これらの中に，火山灰層，大石川スコリヤ層などの数m大のブロックや，ときには10×15m大の成層したスコリヤ集塊岩の（直立）ブロックなどが含まれていることである．以上の堆積物の基地は，スコリヤ質・黒～灰色の火山灰質などであるが，ときには赤紫色を呈しており，岩片の岩石種も同一で，火砕流状あるいは火山体の中心部に近いブロックが，そのままはこばれてきたと考えられる部分がある．"},{"type":"paragraph","text":"これらの特徴から予測される，流れ山地形の存在は明らかではないが，以上にのべた層相上の特徴は，韮崎型火砕流（甲府盆地第四紀研究グループ，1969）ときわめてよく似ている．"},{"type":"paragraph","text":"小海町本村南東方（「十石峠」図幅）で，大石川スコリヤを不整合におおい，また，南相木川に沿って各所で礫層（田屋礫層）を直接おおっている．また，小海町南佐久実業高校南方のトンネル上では，鎰掛層によっておおわれている．さらに，小海町塩平から小海原に至る道沿いをはじめ，「十石峠」図幅地域内の各所で，日影層の泥炭・砂礫層などによっておおわれている．"},{"type":"paragraph","text":"近年，北相木村栃原遺跡において，この泥流堆積物のつくる岩陰から縄文早期の人骨（栃原岩陰遺跡研究グループ，1970）多数が出土した．"},{"type":"section-title","text":"日影層"},{"type":"paragraph","text":"相木川の谷に流れ込んだ相木川泥流によってせきとめられた湖に堆積した堆積物の一括呼称で，厚さ15m（＋）の泥炭層をはじめ，砂礫・スコリヤ層などからなる地層．相木川泥流，あるいは基盤岩を直接おおい，本沢溶岩・スコリヤおよび鎰掛層におおわれている．"},{"type":"paragraph","text":"模式地は，図幅地域内では小海町本村から小海原に至る山道．「十石峠」図幅地域内では南相木村日向南西・同日影・祝平南方・小海町宿渡から市の沢に至る谷など．最大層厚40m."},{"type":"paragraph","text":"分布をみると，相木川がかつて深い谷を形成していた「十石峠」図幅地域内には，各地でかなり広く，かつ厚く堆積しているが，図幅地域内では，模式地を中心にわずかにみられるにすぎない．「十石峠」図幅地域内では，相木川の谷から基盤岩のつくる山稜を望むと，谷と基盤岩山地との間に，丘陵性の山地があり，この山地をきざむ小谷沿いに分布している．"},{"type":"paragraph","text":"塩平～小海原間の山道沿いでは，全体の層厚は30m（＋）で，厚さ40cm～3mで成層した黒・褐色砂の互層と，褐色泥層，こまかく成層した泥炭層，および砂層などからなり，基盤岩礫からなる礫層を伴う．泥炭層からは植物化石の破片を多産する．"},{"type":"paragraph","text":"南相木村日影では，厚さ15mをこえる泥炭層と，褐色泥層および黒色砂層などの互層，礫層などからなり，全体の厚さは40m近い．泥炭層中からは，やはり植物化石を多産する．"},{"type":"paragraph","text":"祝平南方では，クロスラミナの発達した黒色砂（1.5m），泥・礫層を伴う砂層（14m），砂層を伴う泥炭層（5m）などと，厚い礫層（15m）からなる．砂層からは木の葉の化石を産する．この地層の上限は鎰掛層あるいは本沢溶岩・スコリヤによっておおわれている．"},{"type":"section-title","text":"鎰掛層"},{"type":"paragraph","text":"相木川泥流を直接おおい，稲子岳火砕流によっておおわれる，主としてスコリヤ質の礫層からなり，スコリヤ集塊岩・火山角礫岩・スコリヤを伴う地層．"},{"type":"paragraph","text":"模式地は小海町鎰掛西方の崖．層厚120m（＋）．分布は，模式地で30m（＋）の崖をつくってみられるほか，千曲川の対岸，小海原の東および南方などにかなり広域を占める．"},{"type":"paragraph","text":"厚いこの地層を全体としてみると，下半はうすい降下スコリヤをはさむスコリヤ質の礫層であるが，上半は火山角礫岩・スコリヤ集塊岩などを多数はさんでおり，将来は上下に2分して考える方がよいものと思われる．"},{"type":"paragraph","text":"下半の礫層の礫は，一般に1～20cm大，まれに2m大に達し，概して丸味を帯びている．基地は固くしまったスコリヤ・砂などからなる．礫の岩石種は，多孔質～緻密・黒色・細粒の安山岩，赤褐色を呈する輝石安山岩，ガラス質・細粒の安山岩など多種にわたる．これらに，ところによって2～3cm大の赤褐色スコリヤのレンズあるいは1cm大の黄色軽石，さらに，細かいラミナの発達した砂層などを挟在している．以上の全体は大まかに成層しており，全体を通じてN80°E・直立の節理が発達しているのがみられる．"},{"type":"paragraph","text":"一方，上半にはスコリヤ集塊岩などの本質噴出物や，火山角礫岩が卓越しており，礫層を伴う．前2者は1～5mの厚さで互層しており，うすい赤褐色スコリヤ層・黄色軽石層を挟在している．スコリヤ集塊岩は固くしまった岩相を示し，中に多数のパン皮状，あるいは牛糞状火山弾を伴う．火山弾の一部には紡錘状をしたかんらん石玄武岩がある．これらの本質噴出物では，むろん基地も同質のスコリヤや岩片からなっている．"},{"type":"section-title","text":"千代里溶岩"},{"type":"paragraph","text":"八千穂村・本間下南西方の崖に露出する緻密・灰色・中～細粒の溶岩で，鎰掛層に属するスコリヤ集塊岩および火山角礫岩中に挟在している．厚さは15m（＋）あり，大まかな板状・柱状節理が発達している．"},{"type":"paragraph","text":"鏡下の特徴"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・（紫蘇輝石および鉄鉱）石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・（紫蘇輝石・ガラス（褐色）・燐灰石）"},{"type":"block-title","text":"普通輝石かんらん石安山岩"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・（紫蘇輝石および鉄鉱）"},{"type":"paragraph","text":"石基：塡間状組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・（紫蘇輝石・ガラス（褐色）・燐灰石）"},{"type":"section-title","text":"本間川溶岩"},{"type":"paragraph","text":"春日火山岩類の比較的上部に挟在して，本間川の川口から五箇付近の河床にかけて分布する溶岩流．本間川沿いにすくなくとも3枚あり，間に火山角礫岩，砂質・褐色のスコリヤ層などをはさむ．最上部の溶岩はもっとも連続性があり，厚さは約12mで，大まかな節理が発達している。"},{"type":"paragraph","text":"肉眼的に多孔質―緻密・黒―灰色・細粒で，こまかい流理構造が発達している．溶岩直下の火山灰層はレンガ色に焼かれている場合がある．溶岩にはいずれにも1cm大に達する角閃石の捕獲結晶とかんらん石はんれい岩の捕獲岩が多数含まれている．"},{"type":"paragraph","text":"この溶岩の下位には，春日火山岩類をへだてて大石川スコリヤがあり，上位には厚さ10m（＋）の巨礫層をへだてて40m（＋）の，下位と同質の火山角礫岩類がある．以上のことからこの溶岩は，春日火山岩類にはさまれる溶岩であると判断される．"},{"type":"paragraph","text":"鏡下の特徴"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・（紫蘇輝石・鉄鉱・角閃石捕獲結晶）石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・かんらん石・鉄鉱・ガラス（紫蘇輝石）角閃石捕獲結晶は，肉眼的には六角柱状の美晶をなすが，鏡下では完全にオパサイト化している．母岩との接触部には，発泡による空洞が形成されている．"},{"type":"block-title","text":"かんらん石普通輝石安山岩（角閃石捕獲結晶を含む）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・かんらん石・（紫蘇輝石・鉄鉱・角閃石捕獲結晶）"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・かんらん石・鉄鉱・ガラス（紫蘇輝石）"},{"type":"paragraph","text":"角閃石捕獲結晶は，肉眼的には六角柱状の美晶をなすが，鏡下では完全にオパサイト化している．母岩との接触部には，発泡による空洞が形成されている．"},{"type":"section-title","text":"千代里牧場溶岩"},{"type":"paragraph","text":"五箇西方の千代里牧場を中心に分布する溶岩．本間川溶岩が春日火山角礫岩中に挟在しているのに対して，この溶岩は本間川右俣をはさんだ南・北に，ゆるやかな尾根をつくっている．溶岩は厚さ5～8mで，すくなくとも3枚以上あり，明瞭な崖をつくって，北東方向にかなり追跡できる．本間川右俣左岸の溶岩は，大石川の南岸にまで達しており，右岸の溶岩は五箇の南方に達している．肉眼的には緻密―多孔質，黒色，細―中粒，塊状で，細かい流理構造をもつ．また，本間川溶岩と同様に，しばしば1cm大に達する角閃石捕獲結晶を含む．さらに同源捕獲岩をも伴い，全体的特徴は本間川溶岩によくにている．"},{"type":"paragraph","text":"鏡下の特徴"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・紫蘇輝石・角閃石捕獲結晶石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・鱗珪石"},{"type":"block-title","text":"紫蘇輝石普通輝石かんらん石安山岩（角閃石捕獲結晶を含む）"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・紫蘇輝石・角閃石捕獲結晶"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス（褐色）・鱗珪石"},{"type":"section-title","text":"斗樽の沢溶岩"},{"type":"paragraph","text":"図幅地域中央南半，天狗岳西方の斗樽の沢および湯川・大月川の源流部などにみられる輝石安山岩質の溶岩と，これらにともなう集塊岩・スコリヤ集塊岩・火山角礫岩などの一括呼称．安山岩は灰―黒色で，斑晶に富み，粗粒ときに集斑状を呈するなど，北八ガ岳火山群の諸噴出物にはむしろまれで，南八ガ岳火山群に一般的な特徴をもち，図幅地域内での識別は比較的容易である．"},{"type":"paragraph","text":"斗樽の沢では，厚さ1～20cmの大まかに節理した溶岩が，斗樽の滝・夕霧の滝などの滝をつくって計12・3枚あり，これらと火砕岩が互層している．全体は走向北40°東・傾斜北東へ20°の構造をもつ，また北60°西方向を主とする小破砕帯に富む．"},{"type":"paragraph","text":"一方，湯川では，20枚近い溶岩が火砕岩（第8図）と互層している．溶岩の厚さは1～10mにわたる．ここでの全体の走向は南北～北40°東で，傾斜は下位ほど大きく東へ25～40°である．これらと同質の溶岩は，ミドリ池の東方にも分布している．さらに，稲子牧場溶岩におおわれて，大月川横沢の右岸にもみとめられる．厚さは最大200mをこえる．"},{"type":"paragraph","text":"図幅地域内での溶岩の下限は不明であるが，上限は湯川の源流部において，きわめてシャープに本沢溶岩・スコリヤによっておおわれている．"},{"type":"paragraph","text":"岩石は肉眼的に緻密・灰色・粗粒で，とくに輝石斑晶がめだつ．"},{"type":"paragraph","text":"鏡下の特徴"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱．（かんらん石・石英）石基：ガラス基流晶質―安山岩質組織．しばしば完晶質粒状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石・黒雲母・アルカリ長石．"},{"type":"block-title","text":"紫蘇輝石普通輝石安山岩"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱．（かんらん石・石英）"},{"type":"paragraph","text":"石基：ガラス基流晶質―安山岩質組織．しばしば完晶質粒状組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・鱗珪石・燐灰石・黒雲母・アルカリ長石．"},{"type":"block-title","text":"斗樽の沢溶岩期スコリヤ集塊岩中のパン皮火山弾"},{"type":"section-title","text":"海の口火砕岩"},{"type":"paragraph","text":"図幅地域南東端・海の口付近を中心に分布する火砕岩で，凝灰角礫岩・火山角礫岩を主とし，降下スコリヤをはさむ堆積物．厚さ最大60m."},{"type":"paragraph","text":"凝灰角礫岩は，平均30cm大の輝石安山岩・角閃石安山岩の角礫や，10m近い褐・黒色スコリヤの成層岩塊などを伴い，無淘汰・無層理である．基地は淡褐色の火山灰で，ときに黄色角閃石安山岩質軽石を含み，輝石の美晶を多産する．しばしば炭化していない木片を含む．低温の火砕流，あるいは泥流堆積物であるとも考えられる．また，厚さ数mまでの降下スコリヤ層を，挟在していることがすくなくない．"},{"type":"paragraph","text":"火山角礫岩は，1～50cm大の角礫にきわめて富み，さらに牛糞状・パン皮状火山弾や，黄色の小軽石片を含む．凝灰角礫岩と同じく，無層理・無淘汰で，基地は黒・黄褐色・ときに赤色のスコリヤからなり，また黄色軽石を伴う．全体的にかなりルーズであることが多い．"},{"type":"paragraph","text":"以上の凝灰角礫岩と火山角礫岩は，しばしば互いに伴いあって産出しており，これらの一方が転動堆積物であって，他方はその岩塊として，とりこまれたものであるのかもしれない．"},{"type":"paragraph","text":"これらの堆積物中の岩片の中には，明らかに斗樽の沢溶岩期に属すると判断される輝石安山岩質の本質岩片が多数含まれており，この堆積物が，斗樽の沢溶岩の噴出期と，ほぼ同じ頃もたらされたものであることを示している．"},{"type":"paragraph","text":"また，とくに凝灰角礫岩は，この図幅地域の南東方にかけて各地に分布しており，野辺山原層下部（河内ほか，1969）を構成している．"},{"type":"section-title","text":"高石川層"},{"type":"paragraph","text":"高石川の川口付近，および海の口から海の口牧場に至る山道の，高見沢橋付近に分布する泥炭・礫・砂層・泥流堆積物などからなる地層の一括呼称．海の口火砕岩の凝灰角礫岩の直上にのり，本沢溶岩・スコリヤに属するスコリヤ集塊岩によっておおわれている．最大層厚50m."},{"type":"paragraph","text":"高見沢橋付近の泥炭層（第9図）は，上下に2枚あり，下位は厚さ7m（＋），上位は50cmである．どちらにも細かいラミナが発達しており，材の破片を多産し，上半はやや砂質である．高石川の上流に向け，この泥炭層は砂礫層をはさんで，うすく数枚にわかれている．砂層は厚さ30～150cm，黒色・塊状である．礫・砂層ともに非常に軟弱である．"},{"type":"paragraph","text":"泥流堆積物は，この層の上限近くにあり，うすい砂層をはさんで厚さ1～2mで2層みられる．特徴ある灰青色・砂質の基地に，1～2cm大の角礫を多数伴い，強い硫気臭を示す．また，基地中には白色の小軽石片および黒雲母結晶を多数伴う．この泥流堆積物は，杣添川・湯川北岸などに比較的よく追跡される．湯川の北岸では芦平火砕岩の下部を構成しており，両者が指交関係にあることを示している．また，層位から推して，野辺山原層下部（河内ほか，1969）の泥炭層に相当すると考えられる．"},{"type":"block-title","text":"高石川層の泥炭層（左下，海の口南西）"},{"type":"section-title","text":"岩脈"},{"type":"paragraph","text":"第18表に図幅内にみられる岩脈を示す．鹿曲川源流部で4本，夢の平線トキン岩付近で20本，大岳川で12本，大石川で2本，計38本がみとめられる．これらはいずれも，春日火山岩類中にのみ見出されており，走向は北20～60°西，および北80°西～東西を示すものが多く，傾斜は大部分直立，幅は03～5mである．いずれにも柱状節理が発達している．夢の平線のサンプルNo.983はY字型に分岐している．岩石は安山岩を主とし，玄武岩を含む．そして大部分のもので緑泥石・方解石などの変質鉱物が生じている．このような岩質上の特徴から，いずれも古八ガ岳期に貫入したものと考えられるが，大岳川本沢のサンプルNo.451は，石英・角閃石を含む安山岩からなり，新八ガ岳期のものと考えられる．"},{"type":"block-title","text":"岩脈一覧表"},{"type":"section-title","text":"樽ガ沢溶岩"},{"type":"paragraph","text":"蓼科山の北西・本図幅地域の西端に近い樽ガ沢の沢すじに沿って小分布する溶岩流．南平火砕流におおわれていて詳細不明．"},{"type":"paragraph","text":"大まかな節理の発達した，流理構造の顕著な溶岩流で，厚さは10mをこえる．岩石は肉眼的に緻密・灰色・中粒である．"},{"type":"paragraph","text":"鏡下の特徴"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・（かんらん石・鉄鉱）石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・アルカリ長石・石英・黒雲母・燐灰石"},{"type":"block-title","text":"紫蘇輝石普通輝石安山岩"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・（かんらん石・鉄鉱）"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス・アルカリ長石・石英・黒雲母・燐灰石"},{"type":"section-title","text":"屏風岩溶岩"},{"type":"paragraph","text":"大岳川の源流部に屏風岩をつくり，さらに細小路川の右岸を北へ流れて「小諸」図幅地域の南端まで8kmにわたって延長する溶岩．"},{"type":"paragraph","text":"屏風岩は100mを越える絶壁をなし，やや不規則な板状・柱状節理が発達する．卓越する板状節理の走向は北40°東・傾斜は北西へ70°である．"},{"type":"paragraph","text":"細小路川沿いでは40～60mの西向きの崖をつくって好露出している．全体にわたってこまかい板状節理と，大まかな柱状節理の発達が良好である．ここでは，集塊岩をはさんで3枚の溶岩からなる．それらの厚さは，下位30m（＋），中位20m（＋），上位10mである．"},{"type":"paragraph","text":"屏風岩をつくる溶岩は，肉眼的に灰色・緻密で，斜長石の斑晶が目だつ．"},{"type":"paragraph","text":"鏡下の特徴"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱石基：集斑状，安山岩質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス・鱗珪石"},{"type":"block-title","text":"紫蘇輝石普通輝石安山岩"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：集斑状，安山岩質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・紫蘇輝石・ガラス・鱗珪石"},{"type":"paragraph","text":"一方，細小路川沿いにみられる安山岩溶岩は，肉眼的に灰色・緻密・中粒で，鏡下の特徴は下位から上位に向ってつぎのとおりである．"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・紫蘇輝石・普通輝石・鉄鉱・燐灰石石基：隠微晶質組織．（斜長石・石英・鉄鉱・単斜輝石・燐灰石・黒雲母）"},{"type":"block-title","text":"1枚目："},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・紫蘇輝石・普通輝石・鉄鉱・燐灰石"},{"type":"paragraph","text":"石基：隠微晶質組織．（斜長石・石英・鉄鉱・単斜輝石・燐灰石・黒雲母）"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱石基：集斑状・安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・鱗珪石"},{"type":"block-title","text":"2枚目："},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：集斑状・安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・鱗珪石"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス．同源捕獲岩を伴い，斑晶の一部は緑泥石・方解石化している。"},{"type":"block-title","text":"3枚目："},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・かんらん石・鉄鉱"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質組織．斜長石・普通輝石・紫蘇輝石・鉄鉱・ガラス．同源捕獲岩を伴い，斑晶の一部は緑泥石・方解石化している。"},{"type":"section-title","text":"芦平火砕岩"},{"type":"paragraph","text":"小海町芦平付近から，湯川の南岸および稲子部落の西方に分布する．主としてスコリヤ集塊岩・火山角礫岩・スコリヤなどからなり，泥流堆積物を伴う地層．厚さ最大50m．海の口火砕岩を直接おおい，湯川層によっておおわれる．"},{"type":"paragraph","text":"スコリヤ集塊岩は1～50cm大・平均5～15cm大の安山岩角礫・パン皮火山弾などと，褐色スコリヤの基地からなり，全体としてよくしまっていて固い．中に硫気変質によって漂白された小岩片を伴う．"},{"type":"paragraph","text":"火山角礫岩は粒径1～30cm大，5cm大の安山岩角礫に富み，やはり固くしまっており，ときに2m大に達するパン皮火山弾を伴う．基地はスコリヤ質・ときに類質火山灰質である．"},{"type":"paragraph","text":"以上に挟在するスコリヤは，厚さ10～20cmで，黄・褐色などを呈する．さらに，ときに厚さ30cmの柱状節理の発達したかたいローム層をも伴う．"},{"type":"paragraph","text":"泥流堆積物は青灰色・砂質で，岩片は一般に10cm以下であり，強い硫気臭を示す．この火砕岩も全体として野辺山原層下部の一部に対比される．"},{"type":"section-title","text":"湯川層"},{"type":"paragraph","text":"湯川北岸から稲子部落にかけて，ほぼ水平に連続するスコリヤ質の砂礫層で，間にうすい火山角礫岩・スコリヤ集塊岩・スコリヤ・スコリヤ質砂層などをはさむ．芦平火砕岩をおおい，本沢溶岩・スコリヤにおおわれている．最大層厚50m."},{"type":"paragraph","text":"礫層は厚さ10m（-）のものが何枚もあり，いずれも固くよくしまっている．礫の粒径は5～30cm大・まれに2～5m大の亜円礫からなる．基地はどこでも黒・褐色・スコリヤ質，類質火山灰質で大まかな成層構造を示し，こまかいラミナの発達した褐色砂層を多数はさんでいる．これらは，しばしば側方に向けてはげしく膨縮している．また以上に，ときに20cm大の黄色安山岩軽石を伴う．"},{"type":"paragraph","text":"火山角礫岩は，全体のほぼ中ほどの層準にあり，厚さは5mで大まかな成層構造を示す．角礫は粒径15cm（-）大の苦鉄質安山岩を主としており，基地は類質火山灰質・スコリヤ質である．"},{"type":"paragraph","text":"スコリヤ集塊岩は牛糞状火山弾を含み，3～15cm大の角礫に富む．基地は黄・褐色・スコリヤ質である．"},{"type":"section-title","text":"本沢溶岩・スコリヤ"},{"type":"paragraph","text":"本沢温泉付近，白䉜沢の源流部および稲子部落から湯川・高石川・杣添川の流域にかけて広く分布する地層で，降下スコリヤ・スコリヤ集塊岩・火山角礫岩などと溶岩を主とし，スコリヤ流・泥流堆積物・砂礫層などを伴う．また，これらにローム層・黒曜岩・黒雲母と角閃石を含む流紋岩質軽石・角閃石安山岩質軽石層などの薄層を数層はさむ．湯川の上流部で斗樽の沢溶岩を直接おおい，灯明平火砕岩によっておおわれている．最大層厚100m（＋）．"},{"type":"paragraph","text":"降下スコリヤ（第10図）は赤褐～褐，ときに黄・黒色を呈し，その粒径は一般に1cm（±），まれに5～10cm大で，灰色の岩片や白・黄色軽石，輝石単結晶などを伴う．岩片はほとんど含まれていない場合から，かなり多い場合までいろいろである．1 fall unitの厚さは数cmから50cmにわたり，単一の露頭で数100枚のfall unitsを数えうるところがある．また，これらの降下スコリヤに挟在して，厚さ30～50cmの濃褐色火山灰層多数がみとめられる．これらの火山灰層はいずれもスコリヤ質で，一般に非常にかたく，垂直のクラックが発達している．"},{"type":"paragraph","text":"スコリヤ集塊岩の厚さは一般に1～5mであるが，10mをこえる例もすくなくなく，とくに山体の中心よりでは溶岩と互層して，全体で50mを超えている場合がある．岩片は1～20cm大で，苦鉄質安山岩の牛糞状・パン皮状火山弾多数を伴う．基地は3cm（±）大の褐色スコリヤで，一般に固くよくしまっている場合が多い．"},{"type":"paragraph","text":"火山角礫岩は，厚さ10mをこえる場合がすくなくない．角礫の粒径は1～50cm，まれに1mに達する．基地は黒―帯紫色の類質火山灰質・スコリヤ質で固くしまっている．これらの基地中には，硫気変質によって漂白された小岩片を伴っていることが多い．さらに，しばしば輝石の美晶を多産する．"},{"type":"paragraph","text":"スコリヤ流堆積物は，厚さ2～6mで，径10～50cm大の黒色のスコリヤと，同質の基地からなる．このスコリヤ流の一部には，単一堆積層内で，上半分が赤紫色を呈しているものがあり，堆積時に，かなりの熱を保持していたと推定され例がるある．しかし溶結現象は全く認められない．"},{"type":"paragraph","text":"泥流堆積物は，厚さ1～5mで，数層準に確認されている．うち1枚は，この本沢溶岩・スコリヤ層の下限に近い部分に認められる．硫気変質をうけた岩片が多く，その粒径は1～20cm大，基地はよくしまった類質岩片およびスコリヤなどからなり，むろん無層理・無淘汰である．ときに強い硫気臭を示す．"},{"type":"paragraph","text":"砂礫層は本層の分布の東よりに，以上の各層にはさまれて数層認められる．"},{"type":"paragraph","text":"角閃石安山岩軽石は粒径5cm（一）大で，10枚以上のfall unitsを数えうるところがあり，これらの中にうすい白色の石英黒雲母角閃岩流紋岩軽石や，黒曜岩を含む軽石層などを含んでいる．"},{"type":"paragraph","text":"本層の，以上にのべたスコリヤ・流紋岩軽石層などは層位・層相などの点から，すでにのべた河内ほか（1969）の野辺山原層下部に相当するものである．"},{"type":"paragraph","text":"溶岩の分布は，本沢温泉の東約2kmまでと，白䉜沢などに限られている．厚さは50cm～3mで，上述の火砕岩類と互層して，全体では8枚をこえる．本沢温泉付近ではゆるく東へ傾斜しており，白䉜沢では走向北60°西・傾斜南西へ30°である．"},{"type":"paragraph","text":"溶岩は大まかな節理をもち，肉眼的に黒色・緻密で，鏡下の特徴は以下のとおりである．"},{"type":"paragraph","text":"鏡下の特徴"},{"type":"list-item","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・鉄鉱・（紫蘇輝石）石基：安山岩質～ガラス基流晶質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・燐灰石・アルカリ長石・鱗珪石・（紫蘇輝石）二次鉱物：緑泥石・方解石"},{"type":"block-title","text":"普通輝石かんらん石玄武岩"},{"type":"paragraph","text":"斑晶：斜長石・かんらん石・普通輝石・鉄鉱・（紫蘇輝石）"},{"type":"paragraph","text":"石基：安山岩質～ガラス基流晶質組織．斜長石・普通輝石・鉄鉱・ガラス・燐灰石・アルカリ長石・鱗珪石・（紫蘇輝石）"},{"type":"paragraph","text":"二次鉱物：緑泥石・方解石"},{"type":"block-title","text":"本沢溶岩・スコリヤ期のスコリヤ"},{"type":"section-title","text":"灯明平火砕岩"},{"type":"paragraph","text":"芦平溶岩の下位，本沢溶岩・スコリヤの上位にある溶結凝灰岩・スコリヤ集塊岩・降下スコリヤ・スコリヤ流・軽石などからなる堆積物の一括呼称．分布は湯川北岸・灯明平北方の尾根・松原湖北岸などで，厚さは最大20m（＋）．"},{"type":"paragraph","text":"溶結凝灰岩垂直の崖をつくって露出している場合が多く，淡紫色・角閃石安山岩質で，5～20cm大の角礫を伴う．厚さは約8mで多数のflow 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breccia","category":"volcaniclastic","confidence":0.7,"evidence":{"block_index":45,"term":"凝灰角礫岩","snippet":"称．主として火山角礫岩・凝灰角礫岩・集塊岩・スコリヤ集塊岩"}},{"term_jp":"安山岩","term_en":"Andesite","category":"volcanic","confidence":0.7,"evidence":{"block_index":8,"term":"安山岩","snippet":"通輝石紫蘇輝石かんらん石安山岩"}},{"term_jp":"砂岩","term_en":"Sandstone","category":"siliciclastic","confidence":0.7,"evidence":{"block_index":194,"term":"砂岩","snippet":"）を主とし，かなりの量の砂岩・粘板岩・チャートなどの"}}],"minerals":["普通輝石","角閃石","紫蘇輝石","かんらん石","輝石"],"minerals_details":[{"term":"普通輝石","confidence":0.7,"evidence":{"block_index":7,"snippet":"・かんらん石・紫蘇輝石・普通輝石・紫蘇輝石・普通輝石はし"}},{"term":"角閃石","confidence":0.7,"evidence":{"block_index":22,"snippet":"ときに，スコリヤと同大の角閃石安山岩質黄色軽石や，灰色"}},{"term":"紫蘇輝石","confidence":0.7,"evidence":{"block_index":7,"snippet":"晶：斜長石・かんらん石・紫蘇輝石・普通輝石・紫蘇輝石・普"}},{"term":"かんらん石","confidence":0.7,"evidence":{"block_index":7,"snippet":"斑晶：斜長石・かんらん石・紫蘇輝石・普通輝石・紫蘇輝石・普"}},{"term":"輝石","confidence":0.7,"evidence":{"block_index":5,"snippet":"，灰～黒色で斜長石および輝石斑晶がめだつ．"}}],"structures":["層理","成層","逆転"],"structures_details":[{"term":"層理","confidence":0.7,"evidence":{"block_index":23,"snippet":"層理面は，一般にはゆるく東傾斜しているが，場所によっ"}},{"term":"成層","confidence":0.7,"evidence":{"block_index":22,"snippet":"数cm～30cmの範囲で成層しており，130枚以上の"}},{"term":"逆転","confidence":0.7,"evidence":{"block_index":4,"snippet":"溶岩の磁化方位はいずれも逆転している（西山，1966"}}],"thickness":{"min_m":15,"max_m":15,"approx":false,"raw":"模式地は佐久町佐口南方の谷，大石川中流，大石川北沢など．層厚最大7m(+)．しかし，デイサイト質火山灰層そのものの厚さは最大1.5mである．分布は，模式地のほかには，「小諸」図幅地域内佐久市大沢の新田居部落（厚さ1.5m），同前山南西方（5cm以下で数層），「十石峠」図幅地域北相木村白岩（5cm）などである．","source_block_index":33,"confidence":0.95,"evidence":{"text":"厚さ1.5m"}},"distribution":{"text":"","key_localities":[],"confidence":0.4},"contacts":[{"type":"gradational","type_jp":"漸移","with_unit_name":"瓜生坂累層","with_unit_id":null,"text":"八ガ岳火山列最初期の，火山活動を代表する降下スコリヤ堆積物．図幅地域内での下限は，前述したようにOl1・2をおおっているが，これらの溶岩は，このスコリヤ堆積物のはさみと考えられる．一方，「小諸」図幅地域では，鮮新―洪積世にまたがる瓜生坂累層（飯島ほか，1956）から漸移しており，また十石峠図幅地域内では基盤岩類の斜面に直接のっている．上限は一部互層を示して春日火山岩類に漸移する．","source_block_index":20,"confidence":0.85,"evidence":{"text":"瓜生坂累層から漸移し"}},{"type":"gradational","type_jp":"漸移","with_unit_name":"基盤岩類","with_unit_id":null,"text":"八ガ岳火山列最初期の，火山活動を代表する降下スコリヤ堆積物．図幅地域内での下限は，前述したようにOl1・2をおおっているが，これらの溶岩は，このスコリヤ堆積物のはさみと考えられる．一方，「小諸」図幅地域では，鮮新―洪積世にまたがる瓜生坂累層（飯島ほか，1956）から漸移しており，また十石峠図幅地域内では基盤岩類の斜面に直接のっている．上限は一部互層を示して春日火山岩類に漸移する．","source_block_index":20,"confidence":0.85,"evidence":{"text":"基盤岩類の斜面に直接のっている．上限は一部互層を示して春日火山岩類に漸移する"}},{"type":"unconformable","type_jp":"不整合","with_unit_name":"本沢溶岩","with_unit_id":null,"text":"八ガ岳北東山麓に分布するこうしたスコリヤ層のもう一つの特徴は，第6図のように，整合に重なる一群のスコリヤ層が，他の整合一群のスコリヤ層をシャープに切って「不整合」におおっていることである．しかし，個々の露頭の単位では，図のように明瞭な不整合関係を識別できるにもかかわらず，のちにのべる本沢溶岩・スコリヤ期のスコリヤをはじめ，八ガ岳火山列全体としては，古八ガ岳期から新八ガ岳期にわたって，各期に層相の酷似したスコリヤがくりかえし噴出しているため，どれがどの時期のスコリヤに相当するかを，判別することはきわめて困難である．このような不整合面は，一連の露頭ですくなくとも2枚みつかつており，模式地を含めた数ヵ所で認められる．","source_block_index":24,"confidence":0.8,"evidence":{"text":"本沢溶岩・スコリヤ期のスコリヤをはじめ，八ガ岳火山列全体としては，古八ガ岳期から新八ガ岳期にわたって，各期に層相の酷似したスコリヤがくりかえし噴出しているため，どれがどの時期のスコリヤに相当するかを，判別することはきわめて困難である．このような不整合面"}},{"type":"unconformable","type_jp":"不整合","with_unit_name":"火山角礫岩・凝灰角礫岩・集塊岩","with_unit_id":null,"text":"八ガ岳火山列の初期噴出物で，その北端に古八ガ岳期山体の，最初の基本形をつくり上げた噴出物の一括呼称．主として火山角礫岩・凝灰角礫岩・集塊岩・スコリヤ集塊岩などからなり，山体の中心よりには，数10枚の溶岩流をはさむ．下限に近い瓜生坂累層との境界部付近（「小諸」図幅内）には，9枚の安山岩軽石層の薄層を伴う（第7図）．さらに各地であまり厚くない褐色スコリヤ層・ローム層・砂および礫層などをはさんでいる．下限の一部は，すでにのべた大石川スコリヤと互層し，上限は相木川泥流・鶯の口礫層ををはじめ，新八ガ岳期噴出物で不整合におおわれている．","source_block_index":45,"confidence":0.8,"evidence":{"text":"火山角礫岩・凝灰角礫岩・集塊岩・スコリヤ集塊岩などからなり，山体の中心よりには，数10枚の溶岩流をはさむ．下限に近い瓜生坂累層との境界部付近（「小諸」図幅内）には，9枚の安山岩軽石層の薄層を伴う（第7図）．さらに各地であまり厚くない褐色スコリヤ層・ローム層・砂および礫層などをはさんでいる．下限の一部は，すでにのべた大石川スコリヤと互層し，上限は相木川泥流・鶯の口礫層ををはじめ，新八ガ岳期噴出物で不整合"}},{"type":"correlates","type_jp":"対比","with_unit_name":"泥炭層","with_unit_id":null,"text":"泥流堆積物は，この層の上限近くにあり，うすい砂層をはさんで厚さ1～2mで2層みられる．特徴ある灰青色・砂質の基地に，1～2cm大の角礫を多数伴い，強い硫気臭を示す．また，基地中には白色の小軽石片および黒雲母結晶を多数伴う．この泥流堆積物は，杣添川・湯川北岸などに比較的よく追跡される．湯川の北岸では芦平火砕岩の下部を構成しており，両者が指交関係にあることを示している．また，層位から推して，野辺山原層下部（河内ほか，1969）の泥炭層に相当すると考えられる．","source_block_index":258,"confidence":0.73,"evidence":{"text":"泥炭層に相当する"}}],"figures_count":9,"tables_count":0,"provenance":{"xml_url":"https://gbank.gsj.jp/ld/zfk/xmldata/0459_BITS.xml","sec_id":"sec-6-2-1","xpath":"//*[@id='sec-6-2-1']","generated_at":"2026-03-11T19:57:57+09:00"}},"derived_keywords":[{"@type":"Lithology","label":"凝灰岩"},{"@type":"Lithology","label":"凝灰角礫岩"},{"@type":"Lithology","label":"安山岩"},{"@type":"Lithology","label":"砂岩"},{"@type":"Mineral","label":"普通輝石"},{"@type":"Mineral","label":"角閃石"},{"@type":"Mineral","label":"紫蘇輝石"},{"@type":"Mineral","label":"かんらん石"},{"@type":"Mineral","label":"輝石"},{"@type":"Structure","label":"層理"},{"@type":"Structure","label":"成層"},{"@type":"Structure","label":"逆転"}],"linkData":[{"category":"wasDerivedFrom","type":"text/html","@id":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/0459.html","label":"図幅説明書 HTML"},{"category":"wasDerivedFrom","type":"application/xml","@id":"https://gbank.gsj.jp/ld/zfk/xmldata/0459_BITS.xml","label":"図幅説明書 XML"},{"category":"hasImage","type":"image/png","@id":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0038-0001.png","label":"第15表 古八ガ岳期噴出物の層序"},{"category":"hasImage","type":"image/png","@id":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0039-0001.png","label":"第6図 鶯の口東方の大石川スコリヤ"},{"category":"hasImage","type":"image/png","@id":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0039-0002.png","label":"第16表 鶯の口東方における大石川スコリヤの層相と構造"},{"category":"hasImage","type":"image/png","@id":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0041-0001.png","label":"第7図 春日火山岩類（北佐久郡望月町春日，「小諸」図幅）"},{"category":"hasImage","type":"image/png","@id":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0042-0001.png","label":"第17表 春日火山岩類中の溶岩の枚数"},{"category":"hasImage","type":"image/png","@id":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0048-0001.png","label":"第8図 斗樽の沢溶岩期スコリヤ集塊岩中のパン皮火山弾"},{"category":"hasImage","type":"image/png","@id":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0049-0001.png","label":"第9図 高石川層の泥炭層（左下，海の口南西）"},{"category":"hasImage","type":"image/png","@id":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0050-0001.png","label":"第18表 岩脈一覧表"},{"category":"hasImage","type":"image/png","@id":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/zfkdoc/0459/image/0459_0053-0001.png","label":"第10図 本沢溶岩・スコリヤ期のスコリヤ"},{"category":"source","type":"bibo:Document","@id":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/publication/map/g050/map459","label":"地質図幅出版物情報"}],"cached":true}