{"ok":true,"version":"1.1.0","license":"https://www.gsj.jp/license/license.html","attribution":"出典：産業技術総合研究所 地質調査総合センター「GSJ 地質図幅凡例データセット」","lang":"ja","type":"LegendFacies","id":"m447_f015","@id":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/facies/m447_f015","geom":{"uri":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/units/m447_f015/geom","geojson_url":"https://cdn.gsj.jp/ld/zfk/units_geojson/m447_f015.geojson","centroid":null,"bbox":null},"map":{"type":"LegendMap","map_id":447,"@id":"https://gbank.gsj.jp/ld/resource/zfk/maps/m447","sheet_code":"G50_07_097","series":"5万分の1地質図幅","title_ja":"須坂","title_en":"Suzaka","author":["太田良平","片田正人"],"authors":[{"name_display":"太田良平","name_ja":"太田良平","name_en":"Ryohei OTA","name_alt":["Ryohei OTA"]},{"name_display":"片田正人","name_ja":"片田正人","name_en":"Masato KATADA","name_alt":["Masato 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火山の構造</h1><p>この火山は新第三紀堆積岩類・同火山岩類・酸性深成岩類・高井熔岩・不動堂熔岩および米子凝灰角礫岩を基盤とする截頭円錐形の成層火山で，山頂にほぼ円形のカルデラがあり，カルデラ内には南東に偏して池の平中央火口丘がある。また四阿山頂に近く南方および東方山稜には，屛風岩（南方山稜上の岩脈）および切込の的岩（東方山稜上にある岩脈）の2岩脈がある。外輸山熔岩は次に述べる諸熔岩に分類することができ，さらに細分も可能であるが，外観および鏡下の性質において，大差ないものはつとめて一括することにした。外輪山熔岩のうち，浦倉熔岩はカルデラ内に流入し，米子熔岩の上に直接載っており，また硫黄鉱床の近くでも鉱化作用を全く受けていないように観察されるので，かなり新しいものである。</p><p>米子川下流の山ノ神から上組にかけて，3個の小規模の火山岩体が見られ，それらを構成する岩石の外観および鏡下の性質は根子熔岩に酷似しており，中央の岩体は鳴岩と称せられ，河岸に臨み柱状節理が著しく，他の2岩体は顕著な露出はなく，おおむね転石としてみいだされるが，おそらく噴出当時低凹地に流入した根子熔岩の一部が，削剝をまぬがれたものであろうと思われる。さらに下流に分布する簑堂熔岩も同様の成因であろう。</p><p>四阿火山の噴起当時には，基盤は起伏に富んでいて，前記の低凹地は断層谷としてすでに存在していたものと考えられる。この断層は米子奇妙熔岩の下部から，山ノ神・上組および簔堂山を経て，須坂市街におよぶものと推察され，その存在は前記諸火山岩体の分布，奇妙熔岩の分布，山ノ神附近および須坂市街南方臥竜山附近における断層両側の岩石の相違，等によって想像しうる。</p></div><div id=\"sec-2-9-2\" class=\"section\" data-lv=\"3\" tabindex=\"-1\"><h1>II.9.2 岩石の記載</h1><p>この火山の諸熔岩の外観は一様でなく，明らかに斑状組織を呈するもの，全体が黒色緻密で斑晶が明瞭でないもの，および暗灰青色の石基中に微細な斜長石が，比較的密にあるいは疎に散在するものなどがあるが，外輪山の諸熔岩はもちろん，中央火口丘熔岩および岩脈もいずれも両輝石安山岩に属し，しばしば石英または橄欖石を伴なっている。鏡下では石英は常に甚だしく融蝕され，橄欖石は常に斜方輝石および磁鉄鉱によって包囲されている。斜長石はおおむね曹灰長石であるが，結晶の中核では亜灰長石のこともあり，しばしば塵状包有物に著しく富んでいる。紫蘇輝石および普通輝石には歪を受けたものや，両者が平行連晶をなすものなどがあり，斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱が聚斑状集合をなすものも稀ではない。石基は毛氈状組織ないしガラス基流晶質で，石基輝石は，微小のため単斜・斜方を判別し難いものを除けば，ほとんど両輝石からなり，単斜輝石のみからなるものは小池山熔岩のみである。また石基中にあるいは岩石の孔隙中に，方珪石が生成しているのをみいだすことがある。</p><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>米子熔岩（両輝石安山岩）（YN）</h2><span id=\"m447_f030\"></span><span id=\"m447_u026_YN\"></span><p>この熔岩は四阿火山の最初の熔岩で，この熔岩によって本火山山体の大部分が形成された。熔岩流と火山砕屑岩との互層からなり，主としてカルデラ内にみられるが，爆裂その他によって侵蝕作用が進んだ所では，放射谷の底に露出している。米子不動堂附近では板状，柱状節理の著しい熔岩が断崖をなして連なり，厚さは70～150mあり，米子凝灰角礫岩の上に直接載っている。この岩石の外観は高井熔岩に酷似しており，全体が鉄黒色，堅緻で，長さ0.5～1.5mmの斜長石斑晶が比較的密に散在しており，輝石斑晶はほとんどめだたない。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状ではっきりした結晶外形を示し，清純で包有物はほとんど見られないが，まれに塵状包有物が1～3層の累層をなし，あるいは結晶全体を占めている。また結晶の内核から外方へ著しい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は長柱状で淡緑色ないし淡褐緑色を示し，多色性が著しく，しばしば周縁ないし割目に沿って緑泥石化している。普通輝石は柱状で淡緑色を呈し，通常（100）双晶を示す。両輝石はともに包有物は少ない。なお磁鉄鉱の微斑晶が散点しており，また斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱等からなる聚斑状集合がみられる。</p><p>石基は毛氈状組織で柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>小池山熔岩（両輝石安山岩）（KI）</h2><span id=\"m447_f029\"></span><span id=\"m447_u025_KI\"></span><p>図幅南東隅にみいだされ，熔岩台地地形および熔岩流末端の急崖地形を呈している。この岩石は灰青色の石基中に長さ1.5mm以下の斜長石，および長さ1.2mm以下の輝石が比較的密に散在している。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，斜長石に比し両輝石は少量である。斜長石は曹灰長石に属するが，亜灰長石に近く，柱状でやや汚濁し，磁鉄鉱・ガラス・輝石等の包有物に富み，累帯構造は著しくなく，外縁部にのみみられる。紫蘇輝石は長柱状で通常単斜輝石の微粒からなる反応縁で包まれており，淡緑色ないし淡褐緑色を呈し多色性がみられる。普通輝石は柱状で淡緑色を示し，両輝石はともに包有物に乏しい。また四角形または多角形の磁鉄鉱の微斑晶が散在している。</p><p>石基は毛氈状組織で鉱物はやや大きく，柝木状の斜長石，短柱状または粒状の単斜輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>上ノ貝熔岩（両輝石安山岩）（KK）</h2><span id=\"m447_f028\"></span><span id=\"m447_u024_KK\"></span><p>この熔岩は東方に流れ，上ノ貝部落附近において熔岩台地地形および熔岩流末端の急崖地形がよく保存されている。台地上は大体において平坦であり，凹地は湿原をなしている。この岩石は斑状組織を呈し，石基部に比較して斑晶が著しく多く，暗灰色の石基中に長さ1.8mmの斜長石斑晶，および長さ1.2mm以下の輝石斑晶が密に散在している。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石に属し，柱状であるが破片状のものもみられる。おおむね清純であるが，しばしばガラス・磁鉄鉱および輝石等を多く包有することがあり，結晶の中核から外方へ甚だしい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は長柱状を示し，淡緑色ないし淡緑褐色で，多色性がみられる。普通輝石は柱状であるが，やや円味を帯びたものがあり，淡緑色で（100）双晶が普通にみられる。両輝石とも包有物に乏しい。なお多角形または不規則形の磁鉄鉱の微斑晶が点在している。</p><p>石基はガラス基流晶質で淡褐色ガラスに富み，そのなかに柝木状または短冊状の斜長石，柱状，粒状または針状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等が散在している。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>大谷熔岩（両輝石安山岩）（OT）</h2><span id=\"m447_f027\"></span><span id=\"m447_u023_OT\"></span><p>大谷不動附近の爆裂火口の周囲に最もよく露出し，熔岩流と火山砕屑岩との互層からなり，熔岩は板状節理がよく発達していて，ここでは上下2段の滝がかかつている。この岩石は斑状組織を有し，暗緑色，堅緻な石基中に長さ0.5～1mmの斜長石および輝石斑晶が，比較的密に散在している。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状または長柱状でおおむね清純であるが，磁鉄鉱・輝石まれには蜂巣状にガラスを包有し，累帯構造は一般に著しくない。紫蘇輝石は長柱状で劈開・割目がよく発達し，多色性が著しく，淡緑色ないし淡褐色を示す。普通輝石は柱状で，通常融蝕されて円味を帯び，淡緑色で弱い多色性がみられ，（100）双晶を示すものが多い。両輝石は包有物に乏しく，また歪を受け，波動消光を示すものが多い。</p><p>石基は毛氈状組織で細長い柝木状の斜長石，細長い柱状または針状の輝石（単斜・斜方の区別不明），および微細な磁鉱鉄等からなる。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>仁田沢熔岩（石英含有両輝石安山岩）（NT）</h2><span id=\"m447_f026\"></span><span id=\"m447_u022_NT\"></span><p>この熔岩は山体東方の仁田沢附近に分布し，顕著な斑状組織を示し，暗灰青色の石基中に，長さ2mm以下で大小種々の斜長石斑晶，および長さ1.2mm以下の輝石斑晶が，比較的密に散在している。</p><p>鏡下に検すると斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，少量の石英を伴なう。斜長石は曹灰長石に属し，柱状まれに卓状を示し，破片状のものもみいだされる。一般に清純で包有物に乏しく，累帯構造が著しい。紫蘇輝石は長柱状でまれに破片状であり，淡緑色ないし淡褐緑色で多色性がみられる。普通輝石は柱状まれに破片状で淡緑色を示し，（100）双晶をなし，反覆双晶もしばしば見られる。両輝石はともに包有物に乏しい。斜長石および両輝石には，しばしば歪を受けたものが見られる。石英はまれにみいだされ，著しく融蝕を受け円くなっている。四角または多角形の磁鉱鉄の微斑晶が散在している。</p><p>石基は微晶質であるが，石英を充塡部とするほぼ球状の斑点が散在している。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>米子奇妙熔岩（石英含有両輝石安山岩）（YK）</h2><span id=\"m447_f025\"></span><span id=\"m447_u021_YK\"></span><p>この熔岩は米子川に沿い断崖を連ねてよく露出しており，この分布は基盤岩中の低凹地に流入した形を示している。暗灰青色の石基中に長さ1.8mm以下の斜長石斑晶および長さ1.2mm以下の輝石斑晶が顕著に散在している。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，稀に石英を伴なう。斜長石はおおむね曹灰長石に属し，柱状または卓状を示し，清純であるが，磁鉄鉱・輝石・ガラス等を包有し，また塵状包有物が累帯をなすことがある。結晶の中核から外方へ著しい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は長柱状を示し，淡緑色ないし淡紅色を呈し，多色性が著しい。普通輝石は柱状を示し，淡緑色で弱い多色性がみられる。両輝石は包有物に乏しい。石英は清透で不定形を示し，石基部が結晶内に深く彎入している。</p><p>石基は毛氈状組織で柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石，および磁鉄鉱等からなる。石英を充塡部とする斑状の部分が点在している。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>簑堂熔岩（石英含有両輝石安山岩）（MD）</h2><span id=\"m447_f024\"></span><span id=\"m447_u020_MD\"></span><p>須坂市南東方の仁礼村下組附近に分布し，石英閃緑岩の上に直接載り，山嶺上に径1m余の直立した柱状節理をもつ断崖を連ねている。この岩石は他の熔岩とは著しく外観を異にし，肉眼では長さ3mm以下の有色鉱物の暗緑色斑晶が，灰黄色，粗鬆な基質中に散在しており，しばしば石英粒を含み，また脆弱で崩れ易い。この岩石中には大豆大ないし小豆大，稀に拳大におよぶ安山岩角礫が点々として含まれ，その岩質は米子奇妙熔岩に酷似している。この岩石はその岩相および分布から考え，おそらく四阿火山より熱雲のような状態で噴出し，当時の谷間を奔下したものの一部が，侵蝕から取り残されたものであろうと推察される。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，微斑晶として石英および磁鉱鉄を伴なう。斜長石は亜灰長石ないし曹灰長石に属し，柱状または卓状で破片状のものも認められ，おおむね清純である。紫蘇輝石は長柱状で多色性が著しく，結晶内に磁鉄鉱の微粒を著しく多量に包有するものがまれにみいだされるが，これは橄欖石から変わったものであろう。普通輝石は柱状である。石英は自形，またはやや融蝕され清透である。</p><p>石基は斑晶の成分に比較し著しく酸性であり，微晶質で石基中に鱗珪石が多量に生成している。また斜長石・両輝石および磁鉄鉱等からなる聚斑状集合がみいだされ，輝石を交代して黒雲母が生成しているのが認められる。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>六方石熔岩（両輝石安山岩）（RP）</h2><span id=\"m447_f023\"></span><span id=\"m447_u019_RP\"></span><p>この熔岩の分布は流出当時梯子山の東部につき当り，これを避けて流下した形を示している。須坂市・菅平間の道路に沿い好露出があり，ここでは径10～20cmの五角～六角柱状の節理が顕著に発達しているのでこの名がある。しかしこの上方部では板状節理を示し，著しい流状構造を呈している。この岩石は斑状組織を示し，光沢のある鉄黒色，堅緻，ガラス質の石基中に長さ0.5～1.2mm内外のすこぶる微細な斜長石斑晶が比較的まばらに散在していて，有色鉱物斑晶はほとんどめだたない。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，石基に比し斑晶は少量である。斜長石は曹灰長石に属し，柱状でおおむね清純であるが，しばしば淡褐色のガラスを多量に包有するものがあり，また累帯構造が著しい。紫蘇輝石は長柱状で淡緑色ないし淡褐色を示し，多色性が著しい。普通輝石は柱状で淡緑色を呈し，（100）双晶を示すものが多く，まれに貫入双晶をなす。両輝石はいずれもはっきりした結晶外形を示し，包有物は少ない。なお四角形または多角形の磁鉄鉱の微斑晶が散在している。</p><p>石基はガラス基流晶質で淡褐色ガラスに富み，そのなかに細長い柝木状または短冊状の斜長石，長柱状または針状の単斜・斜方両輝石，および微粒の磁鉄鉱が散在している。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>赤川熔岩（橄欖石含有両輝石安山岩）（AK）</h2><span id=\"m447_f022\"></span><span id=\"m447_u018_AK\"></span><p>この熔岩は赤川山（浦倉山北東方の1,662m高地）附近に分布し，赤川（赤川山北麓の川）対岸にもみいだされ，下部は火山砕屑岩と互層している。この岩石は斑状組織を呈し，暗灰色の石基中に長さ0.8mm以下の微細な斜長石斑晶が，比較的密にかつ顕著に散在しており，有色鉱物斑晶は肉眼では著しくない。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，少量の橄欖石を伴なう。斜長石は曹灰長石に属し，柱状または破片状を示し，清純のものもあるが，塵状包有物に富むものも少なくなく，結晶全体にあるいは1～3層の累帯をなし，また輝石・磁鉄鉱・ガラス等を多く包有するものがあり，累帯構造が著しい。紫蘇輝石は長柱状を呈するが破片状のものもあり，多色性が強く淡緑色ないし淡紅色を示す。歪を受け波状消光を示すものや，累帯構造をなすものも見られる。また普通輝石と平行連晶をなすものが少なくない。普通輝石は柱状または破片状を呈し，淡緑色で弱い多色性が見られ，まれに累帯構造をなすものがあり，また（100）双晶を示す。両輝石はともに包有物に乏しい。橄欖石は無色で不規則な割目が発達し，結晶の外縁は斜方輝石と微粒の磁鉄鉱とからなる反応縁で包まれている。</p><p>石基は毛氈状組織で鉱物は小さく，斜長石，輝石（単斜・斜方の区別不能）および磁鉄鉱等からなる。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>上砥草熔岩（両輝石安山岩）（KT）</h2><span id=\"m447_f021\"></span><span id=\"m447_u017_KT\"></span><p>この岩石は上砥草山附近および浦倉山北方に分布し，一般に粗鬆で風化作用に対して脆弱である。斑状組織を示し，暗緑色の石基中に，長さ1～3mm内外の比較的大形の斜長石斑晶が顕著に散在していて，また0.5～1mmの輝石斑晶が点々と見られる。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石はおおむね曹灰長石に属し，柱状または卓状を示しおおむね清純であって，累帯構造は著しくなく外縁に近い部分にのみ示され，また割目に沿ってガラス化している。紫蘇輝石は淡緑色ないし淡褐緑色で多色性がみられ，普通輝石は柱状または短柱状でやや円味を帯び，淡緑色を示し（100）双晶がみられる。両輝石はともに包有物に乏しい。なお多角形または不規則形の磁鉄鉱が散在している。</p><p>石基は毛氈状で構成鉱物は小さく，柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石および磁鉄鉱等からなり，これらの間を塡めて方珪石が点々とみいだされる。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>根子熔岩（両輝石安山岩）（NK）</h2><span id=\"m447_f020\"></span><span id=\"m447_u016_NK\"></span><p>この熔岩は四阿熔岩に覆われ根子岳附近に分布しており，また米子川下流にも3個の小岩体がみいだされる。通常厚さ2～3cmの板状節理がよく発達していて，節理面に平行に割れ易い。斑状組織を示し，暗灰色，緻密な石基中に長さ0.5～1.5mmの微細な斜長石斑晶が，比較的密にあるいは点々と散在しており，有色鉱物斑晶は長さ0.5～2mmでほとんどめだたない。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，おおむね柱状で累帯構造は著しくなく，主として外縁部に認められる。紫蘇輝石は柱状で淡緑色ないし淡褐色を示し，多色性が著しく，普通輝石は柱状で淡緑色を呈し（100）双晶を示す。両輝石はともに包有物に乏しく，歪を受けたものがみいだされる。</p><p>石基は毛氈状で柝木状の斜長石，柱状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>茨木熔岩（橄欖石含有両輝石安山岩）（IB）</h2><span id=\"m447_f019\"></span><span id=\"m447_u015_IB\"></span><p>この熔岩は山体南東部の茨木山から的岩山にかけて分布しており，さらに細分は可能であるが，外観および鏡下の性質がほぼ同様なので一括した。暗灰色石基中に長さ1～1.5mmの斜長石斑晶および輝石斑晶が，顕著にかつ比較的密に散在している。</p><p>鏡下に検すると斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，稀に橄欖石を伴なう。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状で多くのガラスを包有し，また結晶の中核から外方へ著しい波動累帯構造を示す。紫蘇輝石は長柱状で淡緑色ないし淡褐緑色を示し，多色性がみられ，普通輝石は柱状で淡緑色であり，両輝石はともに包有物に乏しい。橄欖石は無色でまれにみいだされ，外縁は斜方輝石および磁鉄鉱からなる反応縁で包まれ，割目に沿ってイディングス石化している。また磁鉄鉱の微斑晶が点在し，斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱からなる聚斑状集合がみられる。</p><p>石基は毛氈状組織で，鉱物は微細であり，斜長石，単斜・斜方両輝石および磁鉄鉱等からなる。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>神川熔岩（両輝石安山岩）（KM）</h2><span id=\"m447_f018\"></span><span id=\"m447_u014_KM\"></span><p>この熔岩は山体南西方に分布し，さらに唐沢滝附近に及び，唐沢滝では高さ約10mの崖をなしてよく露出し，板状節理が著しい。この岩石は斑状組織を示し，黒色の石基中に長さ1mm以下の斜長石斑晶が比較的密に散在しており，輝石斑晶は長さ1mm以下で点々とみいだされる。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，斜長石に比し輝石は少量である。斜長石は曹灰長石に属し，柱状または長柱状でおおむね清純であるが，稀にガラス・磁鉄鉱および輝石等を包有し，累帯構造が著しい。紫蘇輝石は柱状を呈し，淡緑色ないし淡褐緑色で多色性がみられ，普通輝石は柱状でやや円味を帯び，淡緑色でしばしば（100）双晶が見られる。両輝石はともに包有物に乏しい。また四角形または不規則形の磁鉄鉱が散点している。</p><p>石基はガラス基流晶質で淡褐色ガラスを含み，柝木状の斜長石，柱状または針状の単斜・斜方両輝石および磁鉄鉱等からなる。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>四阿熔岩（両輝石安山岩）（AZ）</h2><span id=\"m447_f017\"></span><span id=\"m447_u013_AZ\"></span><p>この熔岩は外輪山熔岩中最上位にあり，板状節理がよく発達し，斜長石の配列によって顕著に流状構造を示すことがある。この岩石は斑状組織を有し，暗灰色，緻密な石基中に長さ1～2.5mmの斜長石斑晶がやや密に散在していて，輝石斑晶は肉眼ではほとんどめだたない。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石・普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状であるが破片状のものも少なくなく，おおむね清純であるが，しばしば蜂巣状にガラスを含み，また著しい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は柱状であるが，円味を帯びたものや破片状のものもみいだされ，淡緑色ないし淡褐色で多色性が強い。普通輝石も著しく円味を帯び，あるいは破片状をなし，淡緑色で弱い多色性がみられる。両輝石はともに包有物に乏しい。また四角ないし多角形の磁鉄鉱の微斑晶が散在している。</p><p>石基の組織は毛氈状またはガラス基流晶質で，鉱物は微細である。毛氈状の場合には斜長石・輝石（単斜・斜方の区別不能）および磁鉄鉱等からなり，孔隙中には方珪石が生成している。ガラス基流晶質の場合には褐色ガラスに富み，そのなかに斜長石・輝石および磁鉄鉱等が流状構造を示している。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>浦倉熔岩（両輝石安山岩）（UK）</h2><span id=\"m447_f016\"></span><span id=\"m447_u012_UK\"></span><p>この熔岩はカルデラ環壁東部の浦倉山附近に分布して四阿熔岩の上位にあり，一部はカルデラ内に流入して米子熔岩の上に直接載っているが，現在では侵蝕作用のため分断せられ，浦倉山頂には連続していない。岩石は黝緑色緻密な石基中に，長さ1～3mmの斜長石および輝石斑晶が顕著に散在しており，時には板状節理が発達している。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石に属し，柱状まれに卓状を示し，時には融蝕され円味を帯びている。通常結晶の中核から外周へ著しい波動累帯構造を示し，おおむね清純で包有物に乏しい。紫蘇輝石は柱状で淡緑色ないし淡褐緑色を示し，多色性が著しく，普通輝石と平行連晶をなすものがある。普通輝石は短柱状を示し，淡緑色で弱い多色性がみられ，（100）双晶をなすものが多い。両輝石はともに包有物に乏しい。</p><p>石基は毛氈状組織を示し，柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。なお石英を充塡部とする部分が斑点状に存在する。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>岩脈（橄欖石含有両輝石安山岩）（AD）</h2><span id=\"m447_f014\"></span><span id=\"m447_u011_AD\"></span><p>山頂に近く屛風岩および切込の的岩の2岩脈があり，両者はカルデラの中心に対しほぼ放射状の方向に延びている。屛風岩は四阿山頂の南方にあり，N30°Eの方向にほとんど直立して数100mの間を土塁状に走り，厚さは2～3m，高さは一定しないが最高10数mあり，冷却面に垂直に柱状節理がよく発達していて偉観を呈し，文部省の天然記念物に指定されている。切込の的岩はほぼ東西に延び，長さ50m，高さ5m，幅2～3mあり，岩石の外観・節理および鏡下の性質等は屛風岩に酷似している。いずれも火山砕屑岩中に貫入しており，差別侵蝕によって地表に聳立したものである。</p><p>これらの岩石は孔隙に富み，暗灰青色の石基中に長さ1.8mm以下の斜長石，および長さ1mm以下の輝石の斑晶が比較的密に散在している。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，橄欖石を伴なう。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状でおおむね清純である。一般に累帯構造は著しくないが，稀に結晶の中核から顕著な波動累帯構造を示すことがある。紫蘇輝石は柱状でやや円味を帯び，多色性が著しく淡緑色ないし淡褐色を示す。普通輝石はやや円味を帯び淡緑色である。橄欖石は無色で，周縁は紫蘇輝石によって包囲されており，橄欖石の一部はイディングス石化している。また磁鉄鉱の微斑晶が散在している。</p><p>石基は毛氈状組織で柝木状の斜長石，柱状の単斜・斜方両輝石および粒状の磁鉄鉱等からなる。なお石基中および孔隙中に方珪石が生成している。</p></div><div class=\"section\" data-lv=\"6\" tabindex=\"-1\"><h2>池ノ平熔岩（両輝石安山岩）（AC）</h2><span id=\"m447_f012\"></span><span id=\"m447_f013\"></span><span id=\"m447_u010_AC\"></span><p>この熔岩はカルデラの南東部に偏して聳える中央火口丘を構成し，やや粗鬆な岩石で暗灰青色の石基中に，長さ2mm以下の斜長石および輝石斑晶が散在している。</p><p>鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰ないし亜灰長石に属し，おおむね清純であるが割目に沿い蜂巣状にガラス化している。また塵状包有物に富み累帯構造が著しく，結晶の中核から外方へ波動累帯構造をなす。紫蘇輝石は長柱状で，時にはやや円味を帯び，淡緑色ないし淡褐緑色を示し多色性がみられる。普通輝石は柱状で，時にはやや円味を帯び，淡緑色で（100）双晶を示し，しばしば反覆双晶をたす。両輝石はともに包有物に乏しい。また磁鉄鉱の微斑晶が散在していて，斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱等からなる聚斑状集合がしばしば見られる。</p><p>石基は毛氈状組織を示し，柝木状の細長い斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石および粒状の磁鉄鉱等からなる。なお上記諸鉱物の間を塡めて方珪石が点在している。</p></div></div></div></div>","text":"II.9 四阿火山\n火山の構造\nこの火山は新第三紀堆積岩類・同火山岩類・酸性深成岩類・高井熔岩・不動堂熔岩および米子凝灰角礫岩を基盤とする截頭円錐形の成層火山で，山頂にほぼ円形のカルデラがあり，カルデラ内には南東に偏して池の平中央火口丘がある。また四阿山頂に近く南方および東方山稜には，屛風岩（南方山稜上の岩脈）および切込の的岩（東方山稜上にある岩脈）の2岩脈がある。外輸山熔岩は次に述べる諸熔岩に分類することができ，さらに細分も可能であるが，外観および鏡下の性質において，大差ないものはつとめて一括することにした。外輪山熔岩のうち，浦倉熔岩はカルデラ内に流入し，米子熔岩の上に直接載っており，また硫黄鉱床の近くでも鉱化作用を全く受けていないように観察されるので，かなり新しいものである。\n米子川下流の山ノ神から上組にかけて，3個の小規模の火山岩体が見られ，それらを構成する岩石の外観および鏡下の性質は根子熔岩に酷似しており，中央の岩体は鳴岩と称せられ，河岸に臨み柱状節理が著しく，他の2岩体は顕著な露出はなく，おおむね転石としてみいだされるが，おそらく噴出当時低凹地に流入した根子熔岩の一部が，削剝をまぬがれたものであろうと思われる。さらに下流に分布する簑堂熔岩も同様の成因であろう。\n四阿火山の噴起当時には，基盤は起伏に富んでいて，前記の低凹地は断層谷としてすでに存在していたものと考えられる。この断層は米子奇妙熔岩の下部から，山ノ神・上組および簔堂山を経て，須坂市街におよぶものと推察され，その存在は前記諸火山岩体の分布，奇妙熔岩の分布，山ノ神附近および須坂市街南方臥竜山附近における断層両側の岩石の相違，等によって想像しうる。\n岩石の記載\nこの火山の諸熔岩の外観は一様でなく，明らかに斑状組織を呈するもの，全体が黒色緻密で斑晶が明瞭でないもの，および暗灰青色の石基中に微細な斜長石が，比較的密にあるいは疎に散在するものなどがあるが，外輪山の諸熔岩はもちろん，中央火口丘熔岩および岩脈もいずれも両輝石安山岩に属し，しばしば石英または橄欖石を伴なっている。鏡下では石英は常に甚だしく融蝕され，橄欖石は常に斜方輝石および磁鉄鉱によって包囲されている。斜長石はおおむね曹灰長石であるが，結晶の中核では亜灰長石のこともあり，しばしば塵状包有物に著しく富んでいる。紫蘇輝石および普通輝石には歪を受けたものや，両者が平行連晶をなすものなどがあり，斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱が聚斑状集合をなすものも稀ではない。石基は毛氈状組織ないしガラス基流晶質で，石基輝石は，微小のため単斜・斜方を判別し難いものを除けば，ほとんど両輝石からなり，単斜輝石のみからなるものは小池山熔岩のみである。また石基中にあるいは岩石の孔隙中に，方珪石が生成しているのをみいだすことがある。\n米子熔岩（両輝石安山岩）（YN）\nこの熔岩は四阿火山の最初の熔岩で，この熔岩によって本火山山体の大部分が形成された。熔岩流と火山砕屑岩との互層からなり，主としてカルデラ内にみられるが，爆裂その他によって侵蝕作用が進んだ所では，放射谷の底に露出している。米子不動堂附近では板状，柱状節理の著しい熔岩が断崖をなして連なり，厚さは70～150mあり，米子凝灰角礫岩の上に直接載っている。この岩石の外観は高井熔岩に酷似しており，全体が鉄黒色，堅緻で，長さ0.5～1.5mmの斜長石斑晶が比較的密に散在しており，輝石斑晶はほとんどめだたない。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状ではっきりした結晶外形を示し，清純で包有物はほとんど見られないが，まれに塵状包有物が1～3層の累層をなし，あるいは結晶全体を占めている。また結晶の内核から外方へ著しい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は長柱状で淡緑色ないし淡褐緑色を示し，多色性が著しく，しばしば周縁ないし割目に沿って緑泥石化している。普通輝石は柱状で淡緑色を呈し，通常（100）双晶を示す。両輝石はともに包有物は少ない。なお磁鉄鉱の微斑晶が散点しており，また斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱等からなる聚斑状集合がみられる。\n石基は毛氈状組織で柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。\n小池山熔岩（両輝石安山岩）（KI）\n図幅南東隅にみいだされ，熔岩台地地形および熔岩流末端の急崖地形を呈している。この岩石は灰青色の石基中に長さ1.5mm以下の斜長石，および長さ1.2mm以下の輝石が比較的密に散在している。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，斜長石に比し両輝石は少量である。斜長石は曹灰長石に属するが，亜灰長石に近く，柱状でやや汚濁し，磁鉄鉱・ガラス・輝石等の包有物に富み，累帯構造は著しくなく，外縁部にのみみられる。紫蘇輝石は長柱状で通常単斜輝石の微粒からなる反応縁で包まれており，淡緑色ないし淡褐緑色を呈し多色性がみられる。普通輝石は柱状で淡緑色を示し，両輝石はともに包有物に乏しい。また四角形または多角形の磁鉄鉱の微斑晶が散在している。\n石基は毛氈状組織で鉱物はやや大きく，柝木状の斜長石，短柱状または粒状の単斜輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。\n上ノ貝熔岩（両輝石安山岩）（KK）\nこの熔岩は東方に流れ，上ノ貝部落附近において熔岩台地地形および熔岩流末端の急崖地形がよく保存されている。台地上は大体において平坦であり，凹地は湿原をなしている。この岩石は斑状組織を呈し，石基部に比較して斑晶が著しく多く，暗灰色の石基中に長さ1.8mmの斜長石斑晶，および長さ1.2mm以下の輝石斑晶が密に散在している。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石に属し，柱状であるが破片状のものもみられる。おおむね清純であるが，しばしばガラス・磁鉄鉱および輝石等を多く包有することがあり，結晶の中核から外方へ甚だしい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は長柱状を示し，淡緑色ないし淡緑褐色で，多色性がみられる。普通輝石は柱状であるが，やや円味を帯びたものがあり，淡緑色で（100）双晶が普通にみられる。両輝石とも包有物に乏しい。なお多角形または不規則形の磁鉄鉱の微斑晶が点在している。\n石基はガラス基流晶質で淡褐色ガラスに富み，そのなかに柝木状または短冊状の斜長石，柱状，粒状または針状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等が散在している。\n大谷熔岩（両輝石安山岩）（OT）\n大谷不動附近の爆裂火口の周囲に最もよく露出し，熔岩流と火山砕屑岩との互層からなり，熔岩は板状節理がよく発達していて，ここでは上下2段の滝がかかつている。この岩石は斑状組織を有し，暗緑色，堅緻な石基中に長さ0.5～1mmの斜長石および輝石斑晶が，比較的密に散在している。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状または長柱状でおおむね清純であるが，磁鉄鉱・輝石まれには蜂巣状にガラスを包有し，累帯構造は一般に著しくない。紫蘇輝石は長柱状で劈開・割目がよく発達し，多色性が著しく，淡緑色ないし淡褐色を示す。普通輝石は柱状で，通常融蝕されて円味を帯び，淡緑色で弱い多色性がみられ，（100）双晶を示すものが多い。両輝石は包有物に乏しく，また歪を受け，波動消光を示すものが多い。\n石基は毛氈状組織で細長い柝木状の斜長石，細長い柱状または針状の輝石（単斜・斜方の区別不明），および微細な磁鉱鉄等からなる。\n仁田沢熔岩（石英含有両輝石安山岩）（NT）\nこの熔岩は山体東方の仁田沢附近に分布し，顕著な斑状組織を示し，暗灰青色の石基中に，長さ2mm以下で大小種々の斜長石斑晶，および長さ1.2mm以下の輝石斑晶が，比較的密に散在している。\n鏡下に検すると斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，少量の石英を伴なう。斜長石は曹灰長石に属し，柱状まれに卓状を示し，破片状のものもみいだされる。一般に清純で包有物に乏しく，累帯構造が著しい。紫蘇輝石は長柱状でまれに破片状であり，淡緑色ないし淡褐緑色で多色性がみられる。普通輝石は柱状まれに破片状で淡緑色を示し，（100）双晶をなし，反覆双晶もしばしば見られる。両輝石はともに包有物に乏しい。斜長石および両輝石には，しばしば歪を受けたものが見られる。石英はまれにみいだされ，著しく融蝕を受け円くなっている。四角または多角形の磁鉱鉄の微斑晶が散在している。\n石基は微晶質であるが，石英を充塡部とするほぼ球状の斑点が散在している。\n米子奇妙熔岩（石英含有両輝石安山岩）（YK）\nこの熔岩は米子川に沿い断崖を連ねてよく露出しており，この分布は基盤岩中の低凹地に流入した形を示している。暗灰青色の石基中に長さ1.8mm以下の斜長石斑晶および長さ1.2mm以下の輝石斑晶が顕著に散在している。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，稀に石英を伴なう。斜長石はおおむね曹灰長石に属し，柱状または卓状を示し，清純であるが，磁鉄鉱・輝石・ガラス等を包有し，また塵状包有物が累帯をなすことがある。結晶の中核から外方へ著しい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は長柱状を示し，淡緑色ないし淡紅色を呈し，多色性が著しい。普通輝石は柱状を示し，淡緑色で弱い多色性がみられる。両輝石は包有物に乏しい。石英は清透で不定形を示し，石基部が結晶内に深く彎入している。\n石基は毛氈状組織で柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石，および磁鉄鉱等からなる。石英を充塡部とする斑状の部分が点在している。\n簑堂熔岩（石英含有両輝石安山岩）（MD）\n須坂市南東方の仁礼村下組附近に分布し，石英閃緑岩の上に直接載り，山嶺上に径1m余の直立した柱状節理をもつ断崖を連ねている。この岩石は他の熔岩とは著しく外観を異にし，肉眼では長さ3mm以下の有色鉱物の暗緑色斑晶が，灰黄色，粗鬆な基質中に散在しており，しばしば石英粒を含み，また脆弱で崩れ易い。この岩石中には大豆大ないし小豆大，稀に拳大におよぶ安山岩角礫が点々として含まれ，その岩質は米子奇妙熔岩に酷似している。この岩石はその岩相および分布から考え，おそらく四阿火山より熱雲のような状態で噴出し，当時の谷間を奔下したものの一部が，侵蝕から取り残されたものであろうと推察される。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，微斑晶として石英および磁鉱鉄を伴なう。斜長石は亜灰長石ないし曹灰長石に属し，柱状または卓状で破片状のものも認められ，おおむね清純である。紫蘇輝石は長柱状で多色性が著しく，結晶内に磁鉄鉱の微粒を著しく多量に包有するものがまれにみいだされるが，これは橄欖石から変わったものであろう。普通輝石は柱状である。石英は自形，またはやや融蝕され清透である。\n石基は斑晶の成分に比較し著しく酸性であり，微晶質で石基中に鱗珪石が多量に生成している。また斜長石・両輝石および磁鉄鉱等からなる聚斑状集合がみいだされ，輝石を交代して黒雲母が生成しているのが認められる。\n六方石熔岩（両輝石安山岩）（RP）\nこの熔岩の分布は流出当時梯子山の東部につき当り，これを避けて流下した形を示している。須坂市・菅平間の道路に沿い好露出があり，ここでは径10～20cmの五角～六角柱状の節理が顕著に発達しているのでこの名がある。しかしこの上方部では板状節理を示し，著しい流状構造を呈している。この岩石は斑状組織を示し，光沢のある鉄黒色，堅緻，ガラス質の石基中に長さ0.5～1.2mm内外のすこぶる微細な斜長石斑晶が比較的まばらに散在していて，有色鉱物斑晶はほとんどめだたない。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，石基に比し斑晶は少量である。斜長石は曹灰長石に属し，柱状でおおむね清純であるが，しばしば淡褐色のガラスを多量に包有するものがあり，また累帯構造が著しい。紫蘇輝石は長柱状で淡緑色ないし淡褐色を示し，多色性が著しい。普通輝石は柱状で淡緑色を呈し，（100）双晶を示すものが多く，まれに貫入双晶をなす。両輝石はいずれもはっきりした結晶外形を示し，包有物は少ない。なお四角形または多角形の磁鉄鉱の微斑晶が散在している。\n石基はガラス基流晶質で淡褐色ガラスに富み，そのなかに細長い柝木状または短冊状の斜長石，長柱状または針状の単斜・斜方両輝石，および微粒の磁鉄鉱が散在している。\n赤川熔岩（橄欖石含有両輝石安山岩）（AK）\nこの熔岩は赤川山（浦倉山北東方の1,662m高地）附近に分布し，赤川（赤川山北麓の川）対岸にもみいだされ，下部は火山砕屑岩と互層している。この岩石は斑状組織を呈し，暗灰色の石基中に長さ0.8mm以下の微細な斜長石斑晶が，比較的密にかつ顕著に散在しており，有色鉱物斑晶は肉眼では著しくない。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，少量の橄欖石を伴なう。斜長石は曹灰長石に属し，柱状または破片状を示し，清純のものもあるが，塵状包有物に富むものも少なくなく，結晶全体にあるいは1～3層の累帯をなし，また輝石・磁鉄鉱・ガラス等を多く包有するものがあり，累帯構造が著しい。紫蘇輝石は長柱状を呈するが破片状のものもあり，多色性が強く淡緑色ないし淡紅色を示す。歪を受け波状消光を示すものや，累帯構造をなすものも見られる。また普通輝石と平行連晶をなすものが少なくない。普通輝石は柱状または破片状を呈し，淡緑色で弱い多色性が見られ，まれに累帯構造をなすものがあり，また（100）双晶を示す。両輝石はともに包有物に乏しい。橄欖石は無色で不規則な割目が発達し，結晶の外縁は斜方輝石と微粒の磁鉄鉱とからなる反応縁で包まれている。\n石基は毛氈状組織で鉱物は小さく，斜長石，輝石（単斜・斜方の区別不能）および磁鉄鉱等からなる。\n上砥草熔岩（両輝石安山岩）（KT）\nこの岩石は上砥草山附近および浦倉山北方に分布し，一般に粗鬆で風化作用に対して脆弱である。斑状組織を示し，暗緑色の石基中に，長さ1～3mm内外の比較的大形の斜長石斑晶が顕著に散在していて，また0.5～1mmの輝石斑晶が点々と見られる。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石はおおむね曹灰長石に属し，柱状または卓状を示しおおむね清純であって，累帯構造は著しくなく外縁に近い部分にのみ示され，また割目に沿ってガラス化している。紫蘇輝石は淡緑色ないし淡褐緑色で多色性がみられ，普通輝石は柱状または短柱状でやや円味を帯び，淡緑色を示し（100）双晶がみられる。両輝石はともに包有物に乏しい。なお多角形または不規則形の磁鉄鉱が散在している。\n石基は毛氈状で構成鉱物は小さく，柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石および磁鉄鉱等からなり，これらの間を塡めて方珪石が点々とみいだされる。\n根子熔岩（両輝石安山岩）（NK）\nこの熔岩は四阿熔岩に覆われ根子岳附近に分布しており，また米子川下流にも3個の小岩体がみいだされる。通常厚さ2～3cmの板状節理がよく発達していて，節理面に平行に割れ易い。斑状組織を示し，暗灰色，緻密な石基中に長さ0.5～1.5mmの微細な斜長石斑晶が，比較的密にあるいは点々と散在しており，有色鉱物斑晶は長さ0.5～2mmでほとんどめだたない。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，おおむね柱状で累帯構造は著しくなく，主として外縁部に認められる。紫蘇輝石は柱状で淡緑色ないし淡褐色を示し，多色性が著しく，普通輝石は柱状で淡緑色を呈し（100）双晶を示す。両輝石はともに包有物に乏しく，歪を受けたものがみいだされる。\n石基は毛氈状で柝木状の斜長石，柱状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。\n茨木熔岩（橄欖石含有両輝石安山岩）（IB）\nこの熔岩は山体南東部の茨木山から的岩山にかけて分布しており，さらに細分は可能であるが，外観および鏡下の性質がほぼ同様なので一括した。暗灰色石基中に長さ1～1.5mmの斜長石斑晶および輝石斑晶が，顕著にかつ比較的密に散在している。\n鏡下に検すると斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，稀に橄欖石を伴なう。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状で多くのガラスを包有し，また結晶の中核から外方へ著しい波動累帯構造を示す。紫蘇輝石は長柱状で淡緑色ないし淡褐緑色を示し，多色性がみられ，普通輝石は柱状で淡緑色であり，両輝石はともに包有物に乏しい。橄欖石は無色でまれにみいだされ，外縁は斜方輝石および磁鉄鉱からなる反応縁で包まれ，割目に沿ってイディングス石化している。また磁鉄鉱の微斑晶が点在し，斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱からなる聚斑状集合がみられる。\n石基は毛氈状組織で，鉱物は微細であり，斜長石，単斜・斜方両輝石および磁鉄鉱等からなる。\n神川熔岩（両輝石安山岩）（KM）\nこの熔岩は山体南西方に分布し，さらに唐沢滝附近に及び，唐沢滝では高さ約10mの崖をなしてよく露出し，板状節理が著しい。この岩石は斑状組織を示し，黒色の石基中に長さ1mm以下の斜長石斑晶が比較的密に散在しており，輝石斑晶は長さ1mm以下で点々とみいだされる。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，斜長石に比し輝石は少量である。斜長石は曹灰長石に属し，柱状または長柱状でおおむね清純であるが，稀にガラス・磁鉄鉱および輝石等を包有し，累帯構造が著しい。紫蘇輝石は柱状を呈し，淡緑色ないし淡褐緑色で多色性がみられ，普通輝石は柱状でやや円味を帯び，淡緑色でしばしば（100）双晶が見られる。両輝石はともに包有物に乏しい。また四角形または不規則形の磁鉄鉱が散点している。\n石基はガラス基流晶質で淡褐色ガラスを含み，柝木状の斜長石，柱状または針状の単斜・斜方両輝石および磁鉄鉱等からなる。\n四阿熔岩（両輝石安山岩）（AZ）\nこの熔岩は外輪山熔岩中最上位にあり，板状節理がよく発達し，斜長石の配列によって顕著に流状構造を示すことがある。この岩石は斑状組織を有し，暗灰色，緻密な石基中に長さ1～2.5mmの斜長石斑晶がやや密に散在していて，輝石斑晶は肉眼ではほとんどめだたない。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石・普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状であるが破片状のものも少なくなく，おおむね清純であるが，しばしば蜂巣状にガラスを含み，また著しい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は柱状であるが，円味を帯びたものや破片状のものもみいだされ，淡緑色ないし淡褐色で多色性が強い。普通輝石も著しく円味を帯び，あるいは破片状をなし，淡緑色で弱い多色性がみられる。両輝石はともに包有物に乏しい。また四角ないし多角形の磁鉄鉱の微斑晶が散在している。\n石基の組織は毛氈状またはガラス基流晶質で，鉱物は微細である。毛氈状の場合には斜長石・輝石（単斜・斜方の区別不能）および磁鉄鉱等からなり，孔隙中には方珪石が生成している。ガラス基流晶質の場合には褐色ガラスに富み，そのなかに斜長石・輝石および磁鉄鉱等が流状構造を示している。\n浦倉熔岩（両輝石安山岩）（UK）\nこの熔岩はカルデラ環壁東部の浦倉山附近に分布して四阿熔岩の上位にあり，一部はカルデラ内に流入して米子熔岩の上に直接載っているが，現在では侵蝕作用のため分断せられ，浦倉山頂には連続していない。岩石は黝緑色緻密な石基中に，長さ1～3mmの斜長石および輝石斑晶が顕著に散在しており，時には板状節理が発達している。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石に属し，柱状まれに卓状を示し，時には融蝕され円味を帯びている。通常結晶の中核から外周へ著しい波動累帯構造を示し，おおむね清純で包有物に乏しい。紫蘇輝石は柱状で淡緑色ないし淡褐緑色を示し，多色性が著しく，普通輝石と平行連晶をなすものがある。普通輝石は短柱状を示し，淡緑色で弱い多色性がみられ，（100）双晶をなすものが多い。両輝石はともに包有物に乏しい。\n石基は毛氈状組織を示し，柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。なお石英を充塡部とする部分が斑点状に存在する。\n岩脈（橄欖石含有両輝石安山岩）（AD）\n山頂に近く屛風岩および切込の的岩の2岩脈があり，両者はカルデラの中心に対しほぼ放射状の方向に延びている。屛風岩は四阿山頂の南方にあり，N30°Eの方向にほとんど直立して数100mの間を土塁状に走り，厚さは2～3m，高さは一定しないが最高10数mあり，冷却面に垂直に柱状節理がよく発達していて偉観を呈し，文部省の天然記念物に指定されている。切込の的岩はほぼ東西に延び，長さ50m，高さ5m，幅2～3mあり，岩石の外観・節理および鏡下の性質等は屛風岩に酷似している。いずれも火山砕屑岩中に貫入しており，差別侵蝕によって地表に聳立したものである。\nこれらの岩石は孔隙に富み，暗灰青色の石基中に長さ1.8mm以下の斜長石，および長さ1mm以下の輝石の斑晶が比較的密に散在している。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，橄欖石を伴なう。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状でおおむね清純である。一般に累帯構造は著しくないが，稀に結晶の中核から顕著な波動累帯構造を示すことがある。紫蘇輝石は柱状でやや円味を帯び，多色性が著しく淡緑色ないし淡褐色を示す。普通輝石はやや円味を帯び淡緑色である。橄欖石は無色で，周縁は紫蘇輝石によって包囲されており，橄欖石の一部はイディングス石化している。また磁鉄鉱の微斑晶が散在している。\n石基は毛氈状組織で柝木状の斜長石，柱状の単斜・斜方両輝石および粒状の磁鉄鉱等からなる。なお石基中および孔隙中に方珪石が生成している。\n池ノ平熔岩（両輝石安山岩）（AC）\nこの熔岩はカルデラの南東部に偏して聳える中央火口丘を構成し，やや粗鬆な岩石で暗灰青色の石基中に，長さ2mm以下の斜長石および輝石斑晶が散在している。\n鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰ないし亜灰長石に属し，おおむね清純であるが割目に沿い蜂巣状にガラス化している。また塵状包有物に富み累帯構造が著しく，結晶の中核から外方へ波動累帯構造をなす。紫蘇輝石は長柱状で，時にはやや円味を帯び，淡緑色ないし淡褐緑色を示し多色性がみられる。普通輝石は柱状で，時にはやや円味を帯び，淡緑色で（100）双晶を示し，しばしば反覆双晶をたす。両輝石はともに包有物に乏しい。また磁鉄鉱の微斑晶が散在していて，斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱等からなる聚斑状集合がしばしば見られる。\n石基は毛氈状組織を示し，柝木状の細長い斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石および粒状の磁鉄鉱等からなる。なお上記諸鉱物の間を塡めて方珪石が点在している。","blocks":[{"type":"heading","depth":1,"text":"II.9 四阿火山","id":"sec-2-9"},{"type":"section-title","text":"火山の構造"},{"type":"paragraph","text":"この火山は新第三紀堆積岩類・同火山岩類・酸性深成岩類・高井熔岩・不動堂熔岩および米子凝灰角礫岩を基盤とする截頭円錐形の成層火山で，山頂にほぼ円形のカルデラがあり，カルデラ内には南東に偏して池の平中央火口丘がある。また四阿山頂に近く南方および東方山稜には，屛風岩（南方山稜上の岩脈）および切込の的岩（東方山稜上にある岩脈）の2岩脈がある。外輸山熔岩は次に述べる諸熔岩に分類することができ，さらに細分も可能であるが，外観および鏡下の性質において，大差ないものはつとめて一括することにした。外輪山熔岩のうち，浦倉熔岩はカルデラ内に流入し，米子熔岩の上に直接載っており，また硫黄鉱床の近くでも鉱化作用を全く受けていないように観察されるので，かなり新しいものである。"},{"type":"paragraph","text":"米子川下流の山ノ神から上組にかけて，3個の小規模の火山岩体が見られ，それらを構成する岩石の外観および鏡下の性質は根子熔岩に酷似しており，中央の岩体は鳴岩と称せられ，河岸に臨み柱状節理が著しく，他の2岩体は顕著な露出はなく，おおむね転石としてみいだされるが，おそらく噴出当時低凹地に流入した根子熔岩の一部が，削剝をまぬがれたものであろうと思われる。さらに下流に分布する簑堂熔岩も同様の成因であろう。"},{"type":"paragraph","text":"四阿火山の噴起当時には，基盤は起伏に富んでいて，前記の低凹地は断層谷としてすでに存在していたものと考えられる。この断層は米子奇妙熔岩の下部から，山ノ神・上組および簔堂山を経て，須坂市街におよぶものと推察され，その存在は前記諸火山岩体の分布，奇妙熔岩の分布，山ノ神附近および須坂市街南方臥竜山附近における断層両側の岩石の相違，等によって想像しうる。"},{"type":"section-title","text":"岩石の記載"},{"type":"paragraph","text":"この火山の諸熔岩の外観は一様でなく，明らかに斑状組織を呈するもの，全体が黒色緻密で斑晶が明瞭でないもの，および暗灰青色の石基中に微細な斜長石が，比較的密にあるいは疎に散在するものなどがあるが，外輪山の諸熔岩はもちろん，中央火口丘熔岩および岩脈もいずれも両輝石安山岩に属し，しばしば石英または橄欖石を伴なっている。鏡下では石英は常に甚だしく融蝕され，橄欖石は常に斜方輝石および磁鉄鉱によって包囲されている。斜長石はおおむね曹灰長石であるが，結晶の中核では亜灰長石のこともあり，しばしば塵状包有物に著しく富んでいる。紫蘇輝石および普通輝石には歪を受けたものや，両者が平行連晶をなすものなどがあり，斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱が聚斑状集合をなすものも稀ではない。石基は毛氈状組織ないしガラス基流晶質で，石基輝石は，微小のため単斜・斜方を判別し難いものを除けば，ほとんど両輝石からなり，単斜輝石のみからなるものは小池山熔岩のみである。また石基中にあるいは岩石の孔隙中に，方珪石が生成しているのをみいだすことがある。"},{"type":"section-title","text":"米子熔岩（両輝石安山岩）（YN）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩は四阿火山の最初の熔岩で，この熔岩によって本火山山体の大部分が形成された。熔岩流と火山砕屑岩との互層からなり，主としてカルデラ内にみられるが，爆裂その他によって侵蝕作用が進んだ所では，放射谷の底に露出している。米子不動堂附近では板状，柱状節理の著しい熔岩が断崖をなして連なり，厚さは70～150mあり，米子凝灰角礫岩の上に直接載っている。この岩石の外観は高井熔岩に酷似しており，全体が鉄黒色，堅緻で，長さ0.5～1.5mmの斜長石斑晶が比較的密に散在しており，輝石斑晶はほとんどめだたない。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状ではっきりした結晶外形を示し，清純で包有物はほとんど見られないが，まれに塵状包有物が1～3層の累層をなし，あるいは結晶全体を占めている。また結晶の内核から外方へ著しい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は長柱状で淡緑色ないし淡褐緑色を示し，多色性が著しく，しばしば周縁ないし割目に沿って緑泥石化している。普通輝石は柱状で淡緑色を呈し，通常（100）双晶を示す。両輝石はともに包有物は少ない。なお磁鉄鉱の微斑晶が散点しており，また斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱等からなる聚斑状集合がみられる。"},{"type":"paragraph","text":"石基は毛氈状組織で柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。"},{"type":"section-title","text":"小池山熔岩（両輝石安山岩）（KI）"},{"type":"paragraph","text":"図幅南東隅にみいだされ，熔岩台地地形および熔岩流末端の急崖地形を呈している。この岩石は灰青色の石基中に長さ1.5mm以下の斜長石，および長さ1.2mm以下の輝石が比較的密に散在している。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，斜長石に比し両輝石は少量である。斜長石は曹灰長石に属するが，亜灰長石に近く，柱状でやや汚濁し，磁鉄鉱・ガラス・輝石等の包有物に富み，累帯構造は著しくなく，外縁部にのみみられる。紫蘇輝石は長柱状で通常単斜輝石の微粒からなる反応縁で包まれており，淡緑色ないし淡褐緑色を呈し多色性がみられる。普通輝石は柱状で淡緑色を示し，両輝石はともに包有物に乏しい。また四角形または多角形の磁鉄鉱の微斑晶が散在している。"},{"type":"paragraph","text":"石基は毛氈状組織で鉱物はやや大きく，柝木状の斜長石，短柱状または粒状の単斜輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。"},{"type":"section-title","text":"上ノ貝熔岩（両輝石安山岩）（KK）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩は東方に流れ，上ノ貝部落附近において熔岩台地地形および熔岩流末端の急崖地形がよく保存されている。台地上は大体において平坦であり，凹地は湿原をなしている。この岩石は斑状組織を呈し，石基部に比較して斑晶が著しく多く，暗灰色の石基中に長さ1.8mmの斜長石斑晶，および長さ1.2mm以下の輝石斑晶が密に散在している。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石に属し，柱状であるが破片状のものもみられる。おおむね清純であるが，しばしばガラス・磁鉄鉱および輝石等を多く包有することがあり，結晶の中核から外方へ甚だしい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は長柱状を示し，淡緑色ないし淡緑褐色で，多色性がみられる。普通輝石は柱状であるが，やや円味を帯びたものがあり，淡緑色で（100）双晶が普通にみられる。両輝石とも包有物に乏しい。なお多角形または不規則形の磁鉄鉱の微斑晶が点在している。"},{"type":"paragraph","text":"石基はガラス基流晶質で淡褐色ガラスに富み，そのなかに柝木状または短冊状の斜長石，柱状，粒状または針状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等が散在している。"},{"type":"section-title","text":"大谷熔岩（両輝石安山岩）（OT）"},{"type":"paragraph","text":"大谷不動附近の爆裂火口の周囲に最もよく露出し，熔岩流と火山砕屑岩との互層からなり，熔岩は板状節理がよく発達していて，ここでは上下2段の滝がかかつている。この岩石は斑状組織を有し，暗緑色，堅緻な石基中に長さ0.5～1mmの斜長石および輝石斑晶が，比較的密に散在している。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状または長柱状でおおむね清純であるが，磁鉄鉱・輝石まれには蜂巣状にガラスを包有し，累帯構造は一般に著しくない。紫蘇輝石は長柱状で劈開・割目がよく発達し，多色性が著しく，淡緑色ないし淡褐色を示す。普通輝石は柱状で，通常融蝕されて円味を帯び，淡緑色で弱い多色性がみられ，（100）双晶を示すものが多い。両輝石は包有物に乏しく，また歪を受け，波動消光を示すものが多い。"},{"type":"paragraph","text":"石基は毛氈状組織で細長い柝木状の斜長石，細長い柱状または針状の輝石（単斜・斜方の区別不明），および微細な磁鉱鉄等からなる。"},{"type":"section-title","text":"仁田沢熔岩（石英含有両輝石安山岩）（NT）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩は山体東方の仁田沢附近に分布し，顕著な斑状組織を示し，暗灰青色の石基中に，長さ2mm以下で大小種々の斜長石斑晶，および長さ1.2mm以下の輝石斑晶が，比較的密に散在している。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下に検すると斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，少量の石英を伴なう。斜長石は曹灰長石に属し，柱状まれに卓状を示し，破片状のものもみいだされる。一般に清純で包有物に乏しく，累帯構造が著しい。紫蘇輝石は長柱状でまれに破片状であり，淡緑色ないし淡褐緑色で多色性がみられる。普通輝石は柱状まれに破片状で淡緑色を示し，（100）双晶をなし，反覆双晶もしばしば見られる。両輝石はともに包有物に乏しい。斜長石および両輝石には，しばしば歪を受けたものが見られる。石英はまれにみいだされ，著しく融蝕を受け円くなっている。四角または多角形の磁鉱鉄の微斑晶が散在している。"},{"type":"paragraph","text":"石基は微晶質であるが，石英を充塡部とするほぼ球状の斑点が散在している。"},{"type":"section-title","text":"米子奇妙熔岩（石英含有両輝石安山岩）（YK）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩は米子川に沿い断崖を連ねてよく露出しており，この分布は基盤岩中の低凹地に流入した形を示している。暗灰青色の石基中に長さ1.8mm以下の斜長石斑晶および長さ1.2mm以下の輝石斑晶が顕著に散在している。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，稀に石英を伴なう。斜長石はおおむね曹灰長石に属し，柱状または卓状を示し，清純であるが，磁鉄鉱・輝石・ガラス等を包有し，また塵状包有物が累帯をなすことがある。結晶の中核から外方へ著しい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は長柱状を示し，淡緑色ないし淡紅色を呈し，多色性が著しい。普通輝石は柱状を示し，淡緑色で弱い多色性がみられる。両輝石は包有物に乏しい。石英は清透で不定形を示し，石基部が結晶内に深く彎入している。"},{"type":"paragraph","text":"石基は毛氈状組織で柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石，および磁鉄鉱等からなる。石英を充塡部とする斑状の部分が点在している。"},{"type":"section-title","text":"簑堂熔岩（石英含有両輝石安山岩）（MD）"},{"type":"paragraph","text":"須坂市南東方の仁礼村下組附近に分布し，石英閃緑岩の上に直接載り，山嶺上に径1m余の直立した柱状節理をもつ断崖を連ねている。この岩石は他の熔岩とは著しく外観を異にし，肉眼では長さ3mm以下の有色鉱物の暗緑色斑晶が，灰黄色，粗鬆な基質中に散在しており，しばしば石英粒を含み，また脆弱で崩れ易い。この岩石中には大豆大ないし小豆大，稀に拳大におよぶ安山岩角礫が点々として含まれ，その岩質は米子奇妙熔岩に酷似している。この岩石はその岩相および分布から考え，おそらく四阿火山より熱雲のような状態で噴出し，当時の谷間を奔下したものの一部が，侵蝕から取り残されたものであろうと推察される。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，微斑晶として石英および磁鉱鉄を伴なう。斜長石は亜灰長石ないし曹灰長石に属し，柱状または卓状で破片状のものも認められ，おおむね清純である。紫蘇輝石は長柱状で多色性が著しく，結晶内に磁鉄鉱の微粒を著しく多量に包有するものがまれにみいだされるが，これは橄欖石から変わったものであろう。普通輝石は柱状である。石英は自形，またはやや融蝕され清透である。"},{"type":"paragraph","text":"石基は斑晶の成分に比較し著しく酸性であり，微晶質で石基中に鱗珪石が多量に生成している。また斜長石・両輝石および磁鉄鉱等からなる聚斑状集合がみいだされ，輝石を交代して黒雲母が生成しているのが認められる。"},{"type":"section-title","text":"六方石熔岩（両輝石安山岩）（RP）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩の分布は流出当時梯子山の東部につき当り，これを避けて流下した形を示している。須坂市・菅平間の道路に沿い好露出があり，ここでは径10～20cmの五角～六角柱状の節理が顕著に発達しているのでこの名がある。しかしこの上方部では板状節理を示し，著しい流状構造を呈している。この岩石は斑状組織を示し，光沢のある鉄黒色，堅緻，ガラス質の石基中に長さ0.5～1.2mm内外のすこぶる微細な斜長石斑晶が比較的まばらに散在していて，有色鉱物斑晶はほとんどめだたない。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，石基に比し斑晶は少量である。斜長石は曹灰長石に属し，柱状でおおむね清純であるが，しばしば淡褐色のガラスを多量に包有するものがあり，また累帯構造が著しい。紫蘇輝石は長柱状で淡緑色ないし淡褐色を示し，多色性が著しい。普通輝石は柱状で淡緑色を呈し，（100）双晶を示すものが多く，まれに貫入双晶をなす。両輝石はいずれもはっきりした結晶外形を示し，包有物は少ない。なお四角形または多角形の磁鉄鉱の微斑晶が散在している。"},{"type":"paragraph","text":"石基はガラス基流晶質で淡褐色ガラスに富み，そのなかに細長い柝木状または短冊状の斜長石，長柱状または針状の単斜・斜方両輝石，および微粒の磁鉄鉱が散在している。"},{"type":"section-title","text":"赤川熔岩（橄欖石含有両輝石安山岩）（AK）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩は赤川山（浦倉山北東方の1,662m高地）附近に分布し，赤川（赤川山北麓の川）対岸にもみいだされ，下部は火山砕屑岩と互層している。この岩石は斑状組織を呈し，暗灰色の石基中に長さ0.8mm以下の微細な斜長石斑晶が，比較的密にかつ顕著に散在しており，有色鉱物斑晶は肉眼では著しくない。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，少量の橄欖石を伴なう。斜長石は曹灰長石に属し，柱状または破片状を示し，清純のものもあるが，塵状包有物に富むものも少なくなく，結晶全体にあるいは1～3層の累帯をなし，また輝石・磁鉄鉱・ガラス等を多く包有するものがあり，累帯構造が著しい。紫蘇輝石は長柱状を呈するが破片状のものもあり，多色性が強く淡緑色ないし淡紅色を示す。歪を受け波状消光を示すものや，累帯構造をなすものも見られる。また普通輝石と平行連晶をなすものが少なくない。普通輝石は柱状または破片状を呈し，淡緑色で弱い多色性が見られ，まれに累帯構造をなすものがあり，また（100）双晶を示す。両輝石はともに包有物に乏しい。橄欖石は無色で不規則な割目が発達し，結晶の外縁は斜方輝石と微粒の磁鉄鉱とからなる反応縁で包まれている。"},{"type":"paragraph","text":"石基は毛氈状組織で鉱物は小さく，斜長石，輝石（単斜・斜方の区別不能）および磁鉄鉱等からなる。"},{"type":"section-title","text":"上砥草熔岩（両輝石安山岩）（KT）"},{"type":"paragraph","text":"この岩石は上砥草山附近および浦倉山北方に分布し，一般に粗鬆で風化作用に対して脆弱である。斑状組織を示し，暗緑色の石基中に，長さ1～3mm内外の比較的大形の斜長石斑晶が顕著に散在していて，また0.5～1mmの輝石斑晶が点々と見られる。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石はおおむね曹灰長石に属し，柱状または卓状を示しおおむね清純であって，累帯構造は著しくなく外縁に近い部分にのみ示され，また割目に沿ってガラス化している。紫蘇輝石は淡緑色ないし淡褐緑色で多色性がみられ，普通輝石は柱状または短柱状でやや円味を帯び，淡緑色を示し（100）双晶がみられる。両輝石はともに包有物に乏しい。なお多角形または不規則形の磁鉄鉱が散在している。"},{"type":"paragraph","text":"石基は毛氈状で構成鉱物は小さく，柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石および磁鉄鉱等からなり，これらの間を塡めて方珪石が点々とみいだされる。"},{"type":"section-title","text":"根子熔岩（両輝石安山岩）（NK）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩は四阿熔岩に覆われ根子岳附近に分布しており，また米子川下流にも3個の小岩体がみいだされる。通常厚さ2～3cmの板状節理がよく発達していて，節理面に平行に割れ易い。斑状組織を示し，暗灰色，緻密な石基中に長さ0.5～1.5mmの微細な斜長石斑晶が，比較的密にあるいは点々と散在しており，有色鉱物斑晶は長さ0.5～2mmでほとんどめだたない。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，おおむね柱状で累帯構造は著しくなく，主として外縁部に認められる。紫蘇輝石は柱状で淡緑色ないし淡褐色を示し，多色性が著しく，普通輝石は柱状で淡緑色を呈し（100）双晶を示す。両輝石はともに包有物に乏しく，歪を受けたものがみいだされる。"},{"type":"paragraph","text":"石基は毛氈状で柝木状の斜長石，柱状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。"},{"type":"section-title","text":"茨木熔岩（橄欖石含有両輝石安山岩）（IB）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩は山体南東部の茨木山から的岩山にかけて分布しており，さらに細分は可能であるが，外観および鏡下の性質がほぼ同様なので一括した。暗灰色石基中に長さ1～1.5mmの斜長石斑晶および輝石斑晶が，顕著にかつ比較的密に散在している。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下に検すると斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，稀に橄欖石を伴なう。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状で多くのガラスを包有し，また結晶の中核から外方へ著しい波動累帯構造を示す。紫蘇輝石は長柱状で淡緑色ないし淡褐緑色を示し，多色性がみられ，普通輝石は柱状で淡緑色であり，両輝石はともに包有物に乏しい。橄欖石は無色でまれにみいだされ，外縁は斜方輝石および磁鉄鉱からなる反応縁で包まれ，割目に沿ってイディングス石化している。また磁鉄鉱の微斑晶が点在し，斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱からなる聚斑状集合がみられる。"},{"type":"paragraph","text":"石基は毛氈状組織で，鉱物は微細であり，斜長石，単斜・斜方両輝石および磁鉄鉱等からなる。"},{"type":"section-title","text":"神川熔岩（両輝石安山岩）（KM）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩は山体南西方に分布し，さらに唐沢滝附近に及び，唐沢滝では高さ約10mの崖をなしてよく露出し，板状節理が著しい。この岩石は斑状組織を示し，黒色の石基中に長さ1mm以下の斜長石斑晶が比較的密に散在しており，輝石斑晶は長さ1mm以下で点々とみいだされる。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，斜長石に比し輝石は少量である。斜長石は曹灰長石に属し，柱状または長柱状でおおむね清純であるが，稀にガラス・磁鉄鉱および輝石等を包有し，累帯構造が著しい。紫蘇輝石は柱状を呈し，淡緑色ないし淡褐緑色で多色性がみられ，普通輝石は柱状でやや円味を帯び，淡緑色でしばしば（100）双晶が見られる。両輝石はともに包有物に乏しい。また四角形または不規則形の磁鉄鉱が散点している。"},{"type":"paragraph","text":"石基はガラス基流晶質で淡褐色ガラスを含み，柝木状の斜長石，柱状または針状の単斜・斜方両輝石および磁鉄鉱等からなる。"},{"type":"section-title","text":"四阿熔岩（両輝石安山岩）（AZ）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩は外輪山熔岩中最上位にあり，板状節理がよく発達し，斜長石の配列によって顕著に流状構造を示すことがある。この岩石は斑状組織を有し，暗灰色，緻密な石基中に長さ1～2.5mmの斜長石斑晶がやや密に散在していて，輝石斑晶は肉眼ではほとんどめだたない。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石・普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状であるが破片状のものも少なくなく，おおむね清純であるが，しばしば蜂巣状にガラスを含み，また著しい波動累帯構造がみられる。紫蘇輝石は柱状であるが，円味を帯びたものや破片状のものもみいだされ，淡緑色ないし淡褐色で多色性が強い。普通輝石も著しく円味を帯び，あるいは破片状をなし，淡緑色で弱い多色性がみられる。両輝石はともに包有物に乏しい。また四角ないし多角形の磁鉄鉱の微斑晶が散在している。"},{"type":"paragraph","text":"石基の組織は毛氈状またはガラス基流晶質で，鉱物は微細である。毛氈状の場合には斜長石・輝石（単斜・斜方の区別不能）および磁鉄鉱等からなり，孔隙中には方珪石が生成している。ガラス基流晶質の場合には褐色ガラスに富み，そのなかに斜長石・輝石および磁鉄鉱等が流状構造を示している。"},{"type":"section-title","text":"浦倉熔岩（両輝石安山岩）（UK）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩はカルデラ環壁東部の浦倉山附近に分布して四阿熔岩の上位にあり，一部はカルデラ内に流入して米子熔岩の上に直接載っているが，現在では侵蝕作用のため分断せられ，浦倉山頂には連続していない。岩石は黝緑色緻密な石基中に，長さ1～3mmの斜長石および輝石斑晶が顕著に散在しており，時には板状節理が発達している。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰長石に属し，柱状まれに卓状を示し，時には融蝕され円味を帯びている。通常結晶の中核から外周へ著しい波動累帯構造を示し，おおむね清純で包有物に乏しい。紫蘇輝石は柱状で淡緑色ないし淡褐緑色を示し，多色性が著しく，普通輝石と平行連晶をなすものがある。普通輝石は短柱状を示し，淡緑色で弱い多色性がみられ，（100）双晶をなすものが多い。両輝石はともに包有物に乏しい。"},{"type":"paragraph","text":"石基は毛氈状組織を示し，柝木状の斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石，および粒状の磁鉄鉱等からなる。なお石英を充塡部とする部分が斑点状に存在する。"},{"type":"section-title","text":"岩脈（橄欖石含有両輝石安山岩）（AD）"},{"type":"paragraph","text":"山頂に近く屛風岩および切込の的岩の2岩脈があり，両者はカルデラの中心に対しほぼ放射状の方向に延びている。屛風岩は四阿山頂の南方にあり，N30°Eの方向にほとんど直立して数100mの間を土塁状に走り，厚さは2～3m，高さは一定しないが最高10数mあり，冷却面に垂直に柱状節理がよく発達していて偉観を呈し，文部省の天然記念物に指定されている。切込の的岩はほぼ東西に延び，長さ50m，高さ5m，幅2～3mあり，岩石の外観・節理および鏡下の性質等は屛風岩に酷似している。いずれも火山砕屑岩中に貫入しており，差別侵蝕によって地表に聳立したものである。"},{"type":"paragraph","text":"これらの岩石は孔隙に富み，暗灰青色の石基中に長さ1.8mm以下の斜長石，および長さ1mm以下の輝石の斑晶が比較的密に散在している。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなり，橄欖石を伴なう。斜長石は曹灰長石ないし亜灰長石に属し，柱状でおおむね清純である。一般に累帯構造は著しくないが，稀に結晶の中核から顕著な波動累帯構造を示すことがある。紫蘇輝石は柱状でやや円味を帯び，多色性が著しく淡緑色ないし淡褐色を示す。普通輝石はやや円味を帯び淡緑色である。橄欖石は無色で，周縁は紫蘇輝石によって包囲されており，橄欖石の一部はイディングス石化している。また磁鉄鉱の微斑晶が散在している。"},{"type":"paragraph","text":"石基は毛氈状組織で柝木状の斜長石，柱状の単斜・斜方両輝石および粒状の磁鉄鉱等からなる。なお石基中および孔隙中に方珪石が生成している。"},{"type":"section-title","text":"池ノ平熔岩（両輝石安山岩）（AC）"},{"type":"paragraph","text":"この熔岩はカルデラの南東部に偏して聳える中央火口丘を構成し，やや粗鬆な岩石で暗灰青色の石基中に，長さ2mm以下の斜長石および輝石斑晶が散在している。"},{"type":"paragraph","text":"鏡下では斑晶は斜長石・紫蘇輝石および普通輝石からなる。斜長石は曹灰ないし亜灰長石に属し，おおむね清純であるが割目に沿い蜂巣状にガラス化している。また塵状包有物に富み累帯構造が著しく，結晶の中核から外方へ波動累帯構造をなす。紫蘇輝石は長柱状で，時にはやや円味を帯び，淡緑色ないし淡褐緑色を示し多色性がみられる。普通輝石は柱状で，時にはやや円味を帯び，淡緑色で（100）双晶を示し，しばしば反覆双晶をたす。両輝石はともに包有物に乏しい。また磁鉄鉱の微斑晶が散在していて，斜長石・紫蘇輝石・普通輝石および磁鉄鉱等からなる聚斑状集合がしばしば見られる。"},{"type":"paragraph","text":"石基は毛氈状組織を示し，柝木状の細長い斜長石，柱状または粒状の単斜・斜方両輝石および粒状の磁鉄鉱等からなる。なお上記諸鉱物の間を塡めて方珪石が点在している。"}],"images":[],"tables":[],"anchors":[{"id":"m447_f011","label":"四阿火山","title":"四阿火山"},{"id":"m447_f015","label":"外輪山","title":"四阿火山 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