| Unit8:砂泥互層 深度:8.3〜1.35m 記載:デルタフロント堆積物である砂泥細互層をやや削りながら覆う.下位からシルト質砂層 (深度8.3〜5.0 m),砂泥互層 (深度5.0〜1.35 m)と重なる. 下部のシルト質砂層は,シルト混じりの中粒〜細粒砂にシルトのリップアップクラスト,貝化石片,土壌片,植物片を含む.塊状で明瞭な堆積構造は認められない. 上部の砂泥互層は,層厚5〜40 cm程度の砂層と層厚5〜50 cm程度の細粒〜中粒シルトの互層からなる.砂層は極細粒〜中粒砂からなり,貝化石片,植物片,シルト分を含むことが多い.深度4.5〜5.0 mには,リップル葉理を持ち,逆級化する砂層を含む.シルトはカキなどの貝化石片や植物片,植物根を多く含む. 貝化石片,木片から2,490±40 yrBP,4,080±40 yrBPの放射性炭素年代値が得られている. 解釈:下位のデルタフロント堆積物を覆い,下部で卓越する貝化石片やシルトのリップアップクラストを多く含む砂層は,塊状でシルト分を多く含むことから,急速な堆積をした重力流堆積物,もしくは潮汐チャネルを充填した堆積物であると考えられる.一方,上部の砂泥互層は貝化石片や植物根を含み逆級化した砂層を挟在することから,河口近くの氾濫原環境で堆積したと考えられる. | ||