| Unit4:砂層 深度:43.0〜31.6m 記載:多くの部分は塊状であるが,軽石片が多く混じった斜交層理がしばしば認められる,細粒〜中粒砂からなる下部 (深度43.0〜37.6 m)と,貝殻片,植物片,シルトのリップアップクラスト等を多く含む細粒〜粗粒砂からなり上方細粒化する上部 (深度37.6〜31.6 m)とに分けられる. 下部は層厚10〜50 cm程度の砂層のユニットがしばしば下位を削り込みながら積み重なる.上部に比べると全体的に塊状で細粒であるが,弱いトラフ型斜交層理が認められる場合もある. 上部は,その最下部が直径1〜5 cmのシルトのリップアップクラストやヤマトシジミ (Corbicula cf. japonica)と推定される貝化石片を多く含む粗粒〜中粒砂からなるが,上位に行くにしたがって細粒〜極細粒砂に変わり,リップル葉理や皿状構造などが認められるようになる. 砂層に含まれる木片,ヤマトシジミと推定される貝化石片からは,9,110±40 yrBP,8,990±40 yrBPの放射性炭素年代が得られている. 解釈:河川環境であるHA-Unit3の上位に重なり,上方細粒化すること,汽水環境を示す貝化石を産し斜交層理などの堆積構造が多く認められることから,河口や潮汐チャネルなどの流路内堆積物と考えられるが,その分布が明らかではないためより詳細な堆積環境を特定することは難しい. | ||