本図に示された断層線は 既存資料を1/20万地図上で編集 したものであり、場所によっては最大数百メートルの 誤差がある可能性があります。また地図自体にも誤差がありますので、拡大してご利用の際はご注意下さい。
線の色は活動セグメントの区別のために便宜上着色したものです。 表示される断層線の幅は、実際の活断層の幅を示すものではありません。

176-06 いたみ
伊丹活動セグメント
所属起震断層名 : 六甲起震断層
大阪府北部から兵庫県南東部を東北東-西南西方向に延びる右横ずれ断層.台地上に小地溝状の地形が見られる.断層位置は藤田・笠間(1982),岡田・東郷(2000),中田・今泉(2002),池田ほか(2002),鈴木ほか(2024)を参照し,地形図と陰影図を用いて確認した.
一般走向 N 70°E
一般傾斜 90 ° V
長さ 14 km
断層型 右横ずれ
変位の向き(隆起側) -
平均変位速度 0.5 m/千年
横ずれ平均変位速度を示す具体的なデータは得られていない.地形表現からB級と推定し,その代表値を仮置き値とする.
単位変位量 1.6 m
活動セグメント長から粟田(1999)の経験式により算出した値を採用.
平均活動間隔 3.3 千年
具体的な数値を示すデータは得られていない.平均変位速度と単位変位量より計算した値を採用.
最新活動時期 野外調査結果 1500 ~ 1740 年
西野トレンチにおいて,16-17世紀の遺物を含む地層が変形し,AD 1740年の地層に覆われる(兵庫県,1996).歴史地震との対比から,当セグメント付近に顕著な被害が見られるAD 1596年の地震を最新活動とする.
対応する内陸地震 慶長伏見地震(1596)
地震後経過率 0.13
将来活動確率 (今後30年以内 : BPT分布モデルによる) 約 0 %
将来活動確率 (今後30年以内 : ポアソン過程モデルによる) 約 0.9 %
調査地
変位
イベント

パラメータ代表値設定の参考文献

7 件 ヒットしました。
文献番号 著者 発行年 題名 雑誌名 巻・号 ページ 書誌情報と図表 PDF CiNii J-STAGE
2436
藤田和夫・笠間太郎
1982
大阪西北部地域の地質
地域地質研究報告(5万分の1地質図幅)

112pp.
C J
3915
兵庫県
1996
六甲断層帯に関する調査
平成7年度地震調査研究交付金 成果報告書

213pp.
PDF C J
6139
粟田泰夫
1999
日本の地震断層におけるセグメント構造とカスケード地震モデル(試案)
地質調査所速報
no.EQ/99/3(平成10年度活断層・古地震研究調査概要報告書)
p.275--284.
C J
6348
岡田篤正・東郷正美 編
2000
近畿の活断層
「近畿の活断層」

395pp.
C J
6045
中田 高・今泉俊文 編
2002
活断層詳細デジタルマップ
「活断層詳細デジタルマップ」

60pp.
C J
6042
池田安隆・今泉俊文・東郷正美・平川一臣・宮内崇裕・佐藤比呂志 編
2002
第四紀逆断層アトラス
「第四紀逆断層アトラス」

254pp.
C J
12864
鈴木康弘・石山達也・堤 浩之・中田 高・渡辺満久
2024
1:25,000 都市圏活断層図「大阪西北部(改訂版)」
都市圏活断層図 1:25,000
国土地理院技術資料 D1-No.1101

C J

調査地点を収録した文献

8 件 ヒットしました。
文献番号 著者 発行年 題名 雑誌名 巻・号 ページ 書誌情報と図表 調査地点 PDF CiNii J-STAGE
2436
藤田和夫・笠間太郎
1982
大阪西北部地域の地質
地域地質研究報告(5万分の1地質図幅)

112pp.
C J
2535
戸田 茂・川崎慎治・竹村恵二・岡田篤正
1996
反射法地震探査の断面に見られる有馬−高槻構造線に沿う地溝帯
地震 第2輯
48, 4
p.511--520.
PDF C J
3915
兵庫県
1996
六甲断層帯に関する調査
平成7年度地震調査研究交付金 成果報告書

213pp.
PDF C J
4729
横田 裕・井川 猛・佐野正人・竹村恵二
1997
大阪湾から六甲山にかけての反射法地震探査
「阪神・淡路大震災と六甲変動—兵庫県南部地震域の活構造調査報告」兵庫県立人と自然の博物館編

p.57--89.
C J
6042
池田安隆・今泉俊文・東郷正美・平川一臣・宮内崇裕・佐藤比呂志 編
2002
第四紀逆断層アトラス
「第四紀逆断層アトラス」

254pp.
C J
6080
TODA Shigeru, KATOH Shigehiro, KOBAYASHI Fumio, KAGAWA Toshiyuki, YOKOTA Hiroshi, NAKAGAWA Koich, TAKEMURA Keiji, OKADA Atsumasa
1998
Seismic reflection survey across the central part of Arima-Takatsuki Tectonic Line, Kinki District, Central Japan
Nature and Human Activities
3
p.9-21.
C J
6096
活断層研究会
1991
新編 日本の活断層
「新編 日本の活断層」

437pp.
C J
6348
岡田篤正・東郷正美 編
2000
近畿の活断層
「近畿の活断層」

395pp.
C J