本図に示された断層線は 既存資料を1/20万地図上で編集 したものであり、場所によっては最大数百メートルの 誤差がある可能性があります。また地図自体にも誤差がありますので、拡大してご利用の際はご注意下さい。
線の色は活動セグメントの区別のために便宜上着色したものです。 表示される断層線の幅は、実際の活断層の幅を示すものではありません。

084-04 ごふくじ
牛伏寺活動セグメント
所属起震断層名 : 糸静線起震断層
長野県中部,松本盆地の東縁から諏訪盆地の南西縁にかけて北西-南東方向に延びる左横ずれ断層.断層位置は活断層研究会(1991),下川ほか(1995),中田・今泉(2002),池田ほか(2002),都市圏活断層図「信濃池田」,「松本」,「諏訪」,「伊那」,「茅野」,Kondo et al(2008)による.
一般走向 N 20°W
一般傾斜 90 ° V
長さ 45 km
断層型 左横ずれ
変位の向き(隆起側) -
平均変位速度 9.1 m/千年
Ikeda and Yonekura(1986)などによる段丘崖の横ずれ変位から求めた値の範囲中央を採用.
単位変位量 6.3 m
平均変位速度と平均活動間隔より計算した値を採用.活動セグメント長からは粟田(1999)の経験式により5.2mと計算.
平均活動間隔 0.7 千年
中山トレンチにおける過去3回の活動時期(奥村ほか,1994)から求めた平均値(687年)を採用.
最新活動時期 野外調査結果 535 ~ 1302 年
中山トレンチにおいて,AD 535年の地層が断層変位を受け,AD 1302年の地層に覆われる(奥村ほか,1994)ことから推定.
対応対応する内陸地震 ()
地震後経過率 1.60
将来活動確率 (今後30年以内 : BPT分布モデルによる) 約 25 %
将来活動確率 (今後30年以内 : ポアソン過程モデルによる) 約 4 %
調査地
変位
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参考文献一覧

13 件 ヒットしました。
文献番号 著者 発行年 題名 雑誌名 巻・号 ページ 書誌情報と図表
1391
IKEDA Yasutaka, YONEKURA Nobuyuki
1986
Determination of late Quaternary rates of net slip on two major fault zones in central Japan
Bulletin of the Department of Geography, University of Tokyo
18
p.49--63.
6096
活断層研究会
1991
新編 日本の活断層
「新編 日本の活断層」

437pp.
1786
奥村晃史・下川浩一・山崎晴雄・佃 栄吉
1994
糸魚川-静岡構造線活断層系の最近の断層活動―牛伏寺断層・松本市並柳地区トレンチ発掘調査―
地震 第2輯
46, 4
p.425--438.
1427
下川浩一・水野清秀・井村隆介・奥村晃史・杉山雄一・山崎晴雄
1995
1:100,000 糸魚川-静岡構造線活断層系ストリップマップ説明書
構造図
11

1528
澤 祥・東郷正美・今泉俊文・池田安隆
1998
1:25,000 都市圏活断層図「茅野」
都市圏活断層図 1:25,000
国土地理院技術資料 D.1-No.355

6220
今泉俊文・東郷正美・澤 祥・池田安隆・松多信尚
1999
1:25,000 都市圏活断層図「諏訪」
都市圏活断層図 1:25,000
国土地理院技術資料 D.1-No.368

6218
東郷正美・池田安隆・今泉俊文・澤 祥・松多信尚
1999
1:25,000 都市圏活断層図「信濃池田」
都市圏活断層図 1:25,000
国土地理院技術資料 D.1-No.368

6219
松多信尚・池田安隆・東郷正美・今泉俊文・澤 祥
1999
1:25,000 都市圏活断層図「松本」
都市圏活断層図 1:25,000
国土地理院技術資料 D.1-No.368

6139
粟田泰夫
1999
日本の地震断層におけるセグメント構造とカスケード地震モデル(試案)
地質調査所速報
no.EQ/99/3(平成10年度活断層・古地震研究調査概要報告書)
p.275--284.
6045
中田 高・今泉俊文 編
2002
活断層詳細デジタルマップ
「活断層詳細デジタルマップ」

60pp.
6042
池田安隆・今泉俊文・東郷正美・平川一臣・宮内崇裕・佐藤比呂志 編
2002
第四紀逆断層アトラス
「第四紀逆断層アトラス」

254pp.
10021
池田安隆・澤祥・中田高・松多信尚
2003
1:25,000 都市圏活断層図「伊那」
都市圏活断層図 1:25,000
国土地理院技術資料 D.1-No.416

10513
Kondoa H., S. Toda, K. Okumura, K. Takada, T. Chiba
2008
A fault scarp in an urban area identified by LiDAR survey: A Case study on the Itoigawa?Shizuoka Tectonic Line, central Japan
Geomorphology
101, 4, 1
p.731?739.