本図に示された断層線は 既存資料を1/20万地図上で編集 したものであり、場所によっては最大数百メートルの 誤差がある可能性があります。また地図自体にも誤差がありますので、拡大してご利用の際はご注意下さい。
線の色は活動セグメントの区別のために便宜上着色したものです。 表示される断層線の幅は、実際の活断層の幅を示すものではありません。

027-01 しずくいしぼんちせいえん
雫石盆地西縁活動セグメント
所属起震断層名 : 雫石盆地西縁起震断層
岩手県西部,雫石盆地の西縁をほぼ南北方向に延びる西側隆起の逆断層.断層位置は活断層研究会(1991),中田・今泉(2002),都市圏活断層図「盛岡による.
一般走向 N 10°E
一般傾斜 45 ° W
長さ 21 km
断層型
変位の向き(隆起側) W
平均変位速度 0.6 m/千年
宮内ほか(1998)などによる段丘面の変位から求めた値(0.3-0.5m/千年)を,断層面の傾斜を45度としてネット値に換算し,その平均値を採用.
単位変位量 2.4 m
活動セグメント長から粟田(1999)の経験式により算出した値を採用.
平均活動間隔 4.3 千年
具体的な数値を示すデータは得られていない.平均変位速度と単位変位量より計算した値を採用.
最新活動時期 野外調査結果 -826 ~ 1345 年
篠崎地震断層のトレンチBにおいて,BC 826年の地層が変形し,AD 1345年の地層に覆われる(吾妻ほか,1999)ことから推定.1998年岩手県内陸北部の地震に伴う活動は固有規模でないと判断する.
対応対応する内陸地震 ()
地震後経過率 0.41
将来活動確率 (今後30年以内 : BPT分布モデルによる) 約 0 %
将来活動確率 (今後30年以内 : ポアソン過程モデルによる) 約 0.7 %
調査地
変位
イベント

参考文献一覧

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文献番号 著者 発行年 題名 雑誌名 巻・号 ページ 書誌情報と図表
6096
活断層研究会
1991
新編 日本の活断層
「新編 日本の活断層」

437pp.
5733
宮内崇裕・今泉俊文・渡辺満久・八木浩司・澤 祥・平野信一
1998
雫石盆地西縁断層帯(西根断層群)の詳細位置と第四紀後期の活動性
活断層研究
17
p.26--30.
6160
吾妻 崇・粟田泰夫・吉岡敏和・伏島祐一郎
1999
1998年9月3日岩手県内陸北部の地震に伴う地震断層(篠崎地震断層)のトレンチ掘削調査
地質調査所速報
no.EQ/99/3(平成10年度活断層・古地震研究調査概要報告書)
p.19--27.
6139
粟田泰夫
1999
日本の地震断層におけるセグメント構造とカスケード地震モデル(試案)
地質調査所速報
no.EQ/99/3(平成10年度活断層・古地震研究調査概要報告書)
p.275--284.
6045
中田 高・今泉俊文 編
2002
活断層詳細デジタルマップ
「活断層詳細デジタルマップ」

60pp.
6094
八木浩司・今泉俊文・後藤秀昭・宮内崇裕・渡辺満久
2002
1:25,000 都市圏活断層図「盛岡」
都市圏活断層図 1:25,000
国土地理院技術資料 D.1-No.396