本図に示された断層線は 既存資料を1/20万地図上で編集 したものであり、場所によっては最大数百メートルの 誤差がある可能性があります。また地図自体にも誤差がありますので、拡大してご利用の際はご注意下さい。
線の色は活動セグメントの区別のために便宜上着色したものです。 表示される断層線の幅は、実際の活断層の幅を示すものではありません。

183-08 いしづち
石鎚活動セグメント
所属起震断層名 : 中央構造線起震断層
愛媛県東部を東北東-西南西方向に延びる右横ずれ断層.断層位置は活断層研究会(1991),水野ほか(1993),中田・今泉(2002),都市圏活断層図「新居浜」,「西条」,「伊予三島」による.
一般走向 N 80°E
一般傾斜 60 ° N
長さ 37 km
断層型 右横ずれ
変位の向き(隆起側) S
平均変位速度 2.0 m/千年
具体的な数値を示すデータは得られていない.単位変位量と平均活動間隔から得られた値を採用.
単位変位量 3.7 m
東大道での道路の屈曲量(後藤ほか,2003)を1回の横ずれ変位量として,その範囲中央を採用.活動セグメント長からは粟田(1999)の経験式により4.3mと計算.
平均活動間隔 1.9 千年
上野田トレンチ(愛媛県,2000)および津根トレンチ(後藤ほか,2003)における過去2回の活動時期から求めた値の範囲中央を採用.
最新活動時期 野外調査結果 1584 ~ 1793 年
津根トレンチにおいて,AD 1584年の地層が断層変位を受け,AD 1793年の地層に覆われる(後藤ほか,2003)ことから推定.
対応対応する内陸地震 ()
地震後経過率 0.18
将来活動確率 (今後30年以内 : BPT分布モデルによる) 約 0 %
将来活動確率 (今後30年以内 : ポアソン過程モデルによる) 約 2 %
調査地
変位
イベント

参考文献一覧

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文献番号 著者 発行年 題名 雑誌名 巻・号 ページ 書誌情報と図表
6096
活断層研究会
1991
新編 日本の活断層
「新編 日本の活断層」

437pp.
3682
水野清秀・岡田篤正・寒川 旭・清水文健
1993
1:25,000 中央構造線活断層系(四国地域)ストリップマップ説明書
構造図
8
63pp.
2978
中田 高・後藤秀昭・岡田篤正・堤 浩之・丹羽俊二
1998
1:25,000 都市圏活断層図「西条」
都市圏活断層図 1:25,000
国土地理院技術資料 D.1-No.355

2977
堤 浩之・岡田篤正・中田 高・後藤秀昭・丹羽俊二
1998
1:25,000 都市圏活断層図「新居浜」
都市圏活断層図 1:25,000
国土地理院技術資料 D.1-No.355

6221
堤 浩之・岡田篤正・中田 高・後藤秀昭・丹羽俊二・小田切聡子
1999
1:25,000 都市圏活断層図「伊予三島」
都市圏活断層図 1:25,000
国土地理院技術資料 D.1-No.368

6139
粟田泰夫
1999
日本の地震断層におけるセグメント構造とカスケード地震モデル(試案)
地質調査所速報
no.EQ/99/3(平成10年度活断層・古地震研究調査概要報告書)
p.275--284.
3933
愛媛県
2000
中央構造線断層帯(愛媛北西部・石鎚山脈北縁・讃岐山脈南縁)に関する調査
平成11年度地震関係基礎調査交付金 成果報告書

421pp.
6045
中田 高・今泉俊文 編
2002
活断層詳細デジタルマップ
「活断層詳細デジタルマップ」

60pp.
6083
後藤秀昭・堤 浩之・遠田晋次
2003
中央構造線・畑野断層の最新活動時期と変位量
地学雑誌
112, 4
p.531--543., 口絵4.