本図に示された断層線は 既存資料を1/20万地図上で編集 したものであり、場所によっては最大数百メートルの 誤差がある可能性があります。また地図自体にも誤差がありますので、拡大してご利用の際はご注意下さい。
線の色は活動セグメントの区別のために便宜上着色したものです。 表示される断層線の幅は、実際の活断層の幅を示すものではありません。

168-01 みかた
三方活動セグメント
所属起震断層名 : 三方起震断層
福井県西部をほぼ南北方向に延びる東側隆起の逆断層.断層位置は活断層研究会(1991),岡田・東郷(2000),中田・今泉(2002),池田ほか(2002)による.
一般走向 N 0°E
一般傾斜 60 ° E
長さ 28 km
断層型
変位の向き(隆起側) E
平均変位速度 0.9 m/千年
露頭およびボーリングにおけるM面構成層(120kaと推定)の高度差(水野ほか,1999)から得られた値を,断層面の傾斜を60度としてネット値に換算した値の範囲中央を採用.
単位変位量 5.5 m
歴史記録に基づいて1662年地震時の湖の湖面変化より推定した上下変位量(小松原ほか,1999,歴史地震)を,断層面の傾斜を60度としてネット値に換算し,その範囲中央を採用.
平均活動間隔 6.1 千年
具体的な数値を示すデータは得られていない.平均変位速度と単位変位量より計算した値を採用.
最新活動時期 野外調査結果 794 ~ 1488 年
歴史記録よりAD 1662年地震時に三方五湖湖面に変動があったとされている(小松原,1999,歴史地震)ことから,これを最新活動とする.気山トレンチでは,平安時代の遺物を含む地層が変位を受けている(小松原ほか,1999,地質調査所速報)のが確認されている.
対応対応する内陸地震 近江(1662)
地震後経過率 0.06
将来活動確率 (今後30年以内 : BPT分布モデルによる) 約 0 %
将来活動確率 (今後30年以内 : ポアソン過程モデルによる) 約 0.5 %
調査地
変位
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参考文献一覧

7 件 ヒットしました。
文献番号 著者 発行年 題名 雑誌名 巻・号 ページ 書誌情報と図表
6096
活断層研究会
1991
新編 日本の活断層
「新編 日本の活断層」

437pp.
6144
小松原 琢・水野清秀・寒川 旭・山崎晴雄
1999
三方断層のトレンチ調査と寛文地震時の地殻変動に関する検討
地質調査所速報
no.EQ/99/3(平成10年度活断層・古地震研究調査概要報告書)
p.197--213.
5439
小松原 琢・水野清秀・金田平太郎・須藤宗孝・山根 博
1999
史料による1662年寛文地震時の三方五湖周辺における地殻変動の復元
歴史地震
15
p.81--100.
6145
水野清秀・小松原 琢・山崎晴雄
1999
音波探査及びボーリングによる三方五湖低地帯の地下構造調査
地質調査所速報
no.EQ/99/3(平成10年度活断層・古地震研究調査概要報告書)
p.187--195.
6348
岡田篤正・東郷正美 編
2000
近畿の活断層
「近畿の活断層」

395pp.
6045
中田 高・今泉俊文 編
2002
活断層詳細デジタルマップ
「活断層詳細デジタルマップ」

60pp.
6042
池田安隆・今泉俊文・東郷正美・平川一臣・宮内崇裕・佐藤比呂志 編
2002
第四紀逆断層アトラス
「第四紀逆断層アトラス」

254pp.