本図に示された断層線は 既存資料を1/20万地図上で編集 したものであり、場所によっては最大数百メートルの 誤差がある可能性があります。また地図自体にも誤差がありますので、拡大してご利用の際はご注意下さい。
線の色は活動セグメントの区別のために便宜上着色したものです。 表示される断層線の幅は、実際の活断層の幅を示すものではありません。

148-06 あゆかわおき
鮎川沖活動セグメント
所属起震断層名 : 柳ヶ瀬起震断層
福井県中部沿岸,若狭湾東岸海域をほぼ南北方向に延びる東側隆起の逆断層.断層位置は杉山ほか(2013)による.
一般走向 N 0°E
一般傾斜 60 ° E
長さ 39 km
断層型
変位の向き(隆起側) E
平均変位速度 1.9 m/千年
単位変位量と平均活動間隔から得られた値を採用.越前海岸の海成段丘の隆起(山本ほか,1996)から,ネット値で1.0m/千年以上と計算.
単位変位量 4.5 m
活動セグメント長から粟田(1999)の経験式により算出した値を採用.
平均活動間隔 2.5 千年
越前岬付近における過去2回の活動時期(地震調査研究推進本部地震調査委員会「柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯の評価」)から求めた値の範囲中央を採用.
最新活動時期 野外調査結果 1600 ~ 1700 年
越前岬付近において,17世紀に形成された隆起海食洞がみられる(地震調査研究推進本部地震調査委員会「柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯の評価」)ことから推定.
対応対応する内陸地震 ()
地震後経過率 0.15
将来活動確率 (今後30年以内 : BPT分布モデルによる) 約 0 %
将来活動確率 (今後30年以内 : ポアソン過程モデルによる) 約 1 %
調査地
変位
イベント

参考文献一覧

4 件 ヒットしました。
文献番号 著者 発行年 題名 雑誌名 巻・号 ページ 書誌情報と図表
2079
山本博文・中川登美雄・新井房夫
1996
越前海岸に発達する海成中位段丘群の対比と隆起速度
第四紀研究
35, 2
p.75--85.
6139
粟田泰夫
1999
日本の地震断層におけるセグメント構造とカスケード地震モデル(試案)
地質調査所速報
no.EQ/99/3(平成10年度活断層・古地震研究調査概要報告書)
p.275--284.
9962
地震調査研究推進本部地震調査委員会
2005
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯の長期評価について
地震調査研究推進本部ウェブサイト(http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka02_danso.htm)


10496
杉山雄一・山本博文・村上文敏・宇佐見琢哉・畑山一人・島崎裕行
2013
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯主部北方延長域(坂井市沖~福井市沖)における活断層の分布と活動性
活断層・古地震研究報告
No.13(2013年)
p.145-185.