本図に示された断層線は 既存資料を1/20万地図上で編集 したものであり、場所によっては最大数百メートルの 誤差がある可能性があります。また地図自体にも誤差がありますので、拡大してご利用の際はご注意下さい。
線の色は活動セグメントの区別のために便宜上着色したものです。 表示される断層線の幅は、実際の活断層の幅を示すものではありません。

029-01 せんや
千屋活動セグメント
所属起震断層名 : 横手盆地東縁起震断層
秋田県南東部,横手盆地の東縁をほぼ南北方向に延びる東側隆起の逆断層.1896年陸羽地震の際に地震断層が出現.断層位置は活断層研究会(1991),中田・今泉(2002),池田ほか(2002)による.
一般走向 N 10°E
一般傾斜 30 ° E
長さ 24 km
断層型
変位の向き(隆起側) E
平均変位速度 0.8 m/千年
松田ほか(1980)などによる段丘面の変形と沈降量から得られた値(0.2-0.7m/千年)を,断層面の傾斜を30度としてネット値に換算した平均値を採用.
単位変位量 2.9 m
平均変位速度と平均活動間隔から得られた値を採用.1896年地震時の上下変位量(松田ほか,1980)を,断層面の傾斜を30度としてネット値に換算した値(2.0-8.0m)は,ばらつきが大きく信頼度が低いと判断する.
平均活動間隔 3.7 千年
中小森トレンチにおける過去2回の活動時期(千屋断層研究グループ,1986)から求めた値の範囲中央を採用.
最新活動時期 野外調査結果 1498 年 ~
1896年陸羽地震に伴って大半部分に地震断層が出現したことから,これを最新活動とする.
対応対応する内陸地震 陸羽地震(1896)
地震後経過率 0.03
将来活動確率 (今後30年以内 : BPT分布モデルによる) 約 0 %
将来活動確率 (今後30年以内 : ポアソン過程モデルによる) 約 0.8 %
調査地
変位
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参考文献一覧

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文献番号 著者 発行年 題名 雑誌名 巻・号 ページ 書誌情報と図表
496
松田時彦・山崎晴雄・中田 高・今泉俊文
1980
1896年陸羽地震の地震断層
地震研究所彙報
55, 3
p.795--855.
504
千屋断層研究グループ
1986
千屋断層(秋田県)の完新世の活動と断層先端部の形態―千畑町小森での発掘調査―
地震研究所彙報
61, 2
p.339--402.
6096
活断層研究会
1991
新編 日本の活断層
「新編 日本の活断層」

437pp.
6045
中田 高・今泉俊文 編
2002
活断層詳細デジタルマップ
「活断層詳細デジタルマップ」

60pp.
6042
池田安隆・今泉俊文・東郷正美・平川一臣・宮内崇裕・佐藤比呂志 編
2002
第四紀逆断層アトラス
「第四紀逆断層アトラス」

254pp.